K病院へ、、、、
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私が本の影響から選んだ病院は、不妊本なんかではかならず載っているK病院。 本を読んだ限りだと、かなり厳しくいわれるらしい。 一応、頭の中で、今までの経過をおさらいする。 結婚してから、3年。妊娠を望んでから2年。一回の流産(超初期だけど)。 ちゃんと、計った、基礎体温表を持ち、来院。 9時にいったのだが、もうすでに人はいっぱい。 受付で初診表を書き、しばらく待つ。 もしかしたら、かなり待ったのかもしれない。記憶がかすんでる。 受付の横に、ついたてをたてただけのようなスペースがあり、 そこで、初診の人は話をしているようである。 話はほとんど、外に聞こえ、筒抜けだ。プライバシーもなんもあったもんじゃない。 本の中では、そこで、コワイ婦長さんのような人と話をするらしい。 果たして、私もそこに呼ばれた。 中にはめがねをかけた、かなり年配のしわがれた声の看護婦さん。 ある意味つっけんどうともとれる、質問が飛ぶ。 必死で失礼のないように、怒らせないうように答える私。 今考えると、なんでこっちがそんなにへりくだらなきゃいけないんだと思えるけど、 その頃は、妊娠させてくれる神様のように思えたのか、怒らせてはいけないと思ってしまった。 出される質問に必死で答えていたのだが、タイミングを外して、 妊娠歴があることを言えず、他の質問に関連して、 「このとき、妊娠反応が合ったんですけど、、、、だめで、、、」 「どうして、はやくそれをいわないの!(`ヘ´#)」 「すみません、、、、。」 怒られました、、、。なんでおこられなきゃいけなかったんかなぁ。 それから、基礎体温のその病院オリジナルの付け方を教えられました。 確か、おりものの量を棒グラフみたいに、書き込むんだったと思う。 書かないとなんとかって言われた気がする。 書かない人は、診ないよ!みたいなこと。こわかったのよ。ホント。 この病院では、自分でカルテを持って歩く。 受付で自分のカルテを渡される。 私は初日なので、ぺらぺらのカルテだ。 人によっては、辞書のようなカルテを持って歩いている。 それは、それだけ、この病院に通っていると言うこと。 厚いファイルを持ってると、敗北者のような気分になった。 カルテのページが増えるたびに、心が重くなった。 それはまだ先の話だけれでも。 カルテを渡されるので、その間、自分のカルテをじっくり見ることができる。 それはいいことだと思う。自分の身体、受けている、治療のことをちゃんと知ることはいいことだ。 それから、エコー室で、経膣エコーで、卵胞の大きさ、子宮内膜を計る。 ここでは、先生ではなく、いつも検査師が見る。 その後、内診室へ。初めての時は入ったような気がする。ここも記憶は不確か。 次は問診室。ここで院長先生とお話し、まずはタイミング妊娠法から試すことになる。 この問診室にも、プライバシーはない。 院長先生の前に、もう一つ机があり、別の先生が座っている。 その先生の机の上に、どんどんカルテが置かれていく。 それを一つとり、それぞれの先生が名前を呼ぶ。 診察の番が近くなると、診察室の前で待つ。 でも診察室の扉は開けっ放しだ。 その上、次の番の人は、その人のすぐ後ろに丸椅子があり、(話をする人も丸椅子だけど) そこで順番を待つのだ。 もちろん、前の人の話は丸聞こえだ。それどころか、二人の先生がいるのだから、 もう一人の話も聞こえてしまう。 夫婦生活や、自分の身体のこと、ふつうなら、隠しておきたいこともさらけ出される。 その上、基礎体温表の書き方が悪いとか、おこられたりするわけだ。 基本的に、院長先生はやさしいひとだったと思うけど、 相手も人間だ。忙しくて、ずらーっと患者が待っているといらいらしているのが よくわかってしまう。ますます、こちらはびくびくする。 今思えば、よく通ってたなぁ。 そして、お会計をすませる。 ここまでで、昼くらいになっていた様な気がする。 この病院は、予約制ではないので、診察はひたすら待つのみ。 本当なら、気分をゆったりさせ、病院がよいをするつもりだったが、 急に派遣の仕事が入った。どうしてもという依頼で、仕方が無く受けることに。 K病院が夕方診療もあるということで、通えると判断したからだ。 とりあえず、一歩踏み出した。 次に来るときは妊娠してるかもしれない。 最悪でも、子宮内膜そうはをうければ、何の問題もない私だもの。 すぐに妊娠できる! そのときは、未来が開けたような気がしていた。
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