紫雲膏(しうんこう)はお気に入りの軟膏である。
先日、ちょっとした不注意で指に少し熱湯がかかってしまった。流水で熱湯のかかった指を10分ほど冷やし続けた。紫雲膏があったらよかったのにと瞬間思った。・・・指は3日ほどヒリヒリしていたが、軽いやけどだったので水ぶくれもせずにそのうちに治っていったが。
またほぼ同じくしてボランティアで石けんつくりを手伝ってくださった方がやはり熱湯が指にかかった。軍手をはめた手の上から熱湯がかかったのだ。軍手ははめたままで水をかければよかったが、軍手を取ってから水をかけ続けたようだ。こちらの方が重傷で、火ぶくれはそのうちしてくるわ、ピリピリととても痛いわ、とのことで私は紫雲膏を薬局に買いに走った。私が買ったのはカネボウ薬品の紫雲膏である。たまたま売っていたのでほっとした。
約1時間は冷やし続けてそのあと紫雲膏を塗って家に戻る途中でピリピリ感がなくなったそうだ。後日「とてもよい薬を有難うございました」というメールを彼から貰った。病院にいかなければならないかな〜と言っていたが行かずに済んだようである。
皮もはがれずに水ぶくれで済んで、痛みもないということで「効いた」という実感がわいてとてもうれしくなった。
仕事をしていた時には漢方薬や生薬にも興味があり少しは勉強をしていたが、ここ数年はすっかりご無沙汰の漢方薬だった。漢方薬の良さを実感していたので、西洋薬で症状が今一つ解消しない場合は漢方薬を勧めたことが懐かしい。
今漢方薬が見直され、また効能効果についても解明できてきている。漢方薬も中国の漢方処方の中医学と日本漢方があることも勉強会で初めて知った。古方の勉強も途中で終わってしまったが。
紫雲膏は何度か作ってみたことがある。この時は豚脂は入れなかったが。この時から
この薬の効果を信じていた。
紫雲膏
幕末、華岡青洲が処方した軟膏で、皮膚をなめらかにして、腫物の排膿、やけど、痔疾患、皮膚の荒れ止めにも用いられる。
材料:ゴマ油100g、黄蝋38g、豚脂2.5g、当帰10g紫根10g、
作り方:ゴマ油を鍋に入れて加熱し、静かに黄蝋と豚脂を加えて溶かし、当帰と紫根を刻んで加え、油が紫紅色になったら熱いうちに乾いた布で濾してかすを捨て、冷めてから用いる。
紫根(しこん)はムラサキの根で、ムラサキ(紫 Lithospermum erythrorhizon)はムラサキ科の植物の一種。多年草で、初夏から夏にかけて白い花を咲かせる。栽培用には、同属異種のセイヨウムラサキ(L. officinale L.)が利用されることが多い。この根には紫色の色素(ナフトキノン類シコニン)が含まれ江戸紫の染料として使われた。万葉の時代からムラサキは大事にされて服色を持って示された最高の色であった。絶滅危惧種にもなっている。 紫根は局方品
当帰
当帰、学名:Angelica acutiloba)は、セリ科シシウド属の多年草。
薬用植物として栽培もされる。根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有効。膿を出し、肉芽形成作用があるとされている。日本薬局方では「生薬トウキ」の基原植物は、トウキおよびホッカイトウキとされる。四物湯、当帰芍薬散、当帰建中湯、補中益気湯、紫雲膏などの漢方方剤に使われる。
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