雇もれびの会のブログ(働く精神障がい者 自助会@名古屋)

名古屋市東生涯学習センター・こもれびの会。精神障がい・発達障がい当事者が集まる会です。
平成28年6月22日に社会保険労務士の鈴木雅貴先生を東生涯学習センターへお招きして雇もれびの会主催の「年金セミナー」を開催しました。そのときの資料「障害年金ってなに?」の中から基本の部分だけを紙面でお知らせします。

「障害年金」という言葉は誰でも一度は聞いたことがあると思います。
「障害年金」とは、国の年金(国民・厚生・共済)から支給されるもので、病気やけが(以下、「傷病」)で生活や仕事が制限されるようになった場合に支払われる社会保障の制度です。「障害年金」には、障害基礎年金、障害厚生年金、障害共済年金があります。自分がもらえる年金がどれにあてはまるかは、初診日にどの年金制度(国民・厚生・共済)に入っていたかによります。初診日とは、初めて医師等の診療を受けた日のことです。
また、障害の程度によって、等級が決められ、それに応じた金額が支払われます。
障害の程度を認定する場合の基準(障害等級)には、1級、2級、3級(3級は厚生年金のみ)があります。1級は、他人の介助を受けないとほとんど日常のことができない程度のことで、2級は、必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活が困難で労働により収入を得ることが難しい程度です。3級は、就労に制限がある程度です。「障害年金」の等級と障害者手帳の等級とは別物です。
障害基礎年金の場合も、障害厚生年金の場合も、支給にいたる条件の一つに、「初診日前日において、保険料を一定以上支払っているか免除を受けていること」があります。未納の人が初診日当日に支払った場合は、NGです。
以上が、障害年金が支給される3要件としての加入要件、程度要件、納付要件の概略です。
請求に必要な書類は、年金請求書、診療書、受診状況等証明書や、病歴・就労状況等申立書、などです。また、請求書類の提出先として、住所地の市区町村役場、近くの年金事務所、加入していた共済組合が挙げられます。

これ以外にも、生活保護との関係や結婚時や子どもがいる時の年金の取扱い、社会的治癒の考え方、最近の障害年金認定の傾向、障害年金の申請に社会保険労務士を活用する際に気を付けることなど、多岐に渡って話題がありました。大変、丁寧な講義で皆さんも熱意をもって勉強されて質問も活発なセミナーになりました。鈴木先生、参加者のみなさん、ありがとうございます。

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精神科リハビリテーションの概念と構成

精神保健福祉士が精神障害者を支援する際に国際生活機能分類(ICF)が果たす役割とは何か、ICFの特徴を踏まえて自分の考えを論述する
1、リハビリテーションの概念
リハビリテーションとは、医療分野や障碍者に関する用語として現代では使われて、喪失した機能の回復にとどまらず、人間らしく生活する権利を回復することが本質である。
2、 精神科リハビリテーションの特徴
実際の社会生活の場面で継続的に非専門職を含む広い地域のスタッフが関わるチームアプローチが多いのが特徴である。近年、専門家が手を出しすぎるのを戒める利用者主導が原則として重要とされてきている。

3、 生活障害分類から国際生活機能分類へ
これまで長い間、国際障害分類(ICIDH)を基礎として段階的に障害を克服するモデルで実施されてきた。しかし近年、障害の把握が従来の直線的なモデルから循環的なモデルに変わり、国際生活機能分類(ICF)へと転換してきた。それに伴って、段階的に行う必要はなく、どこからでも開始できる根拠が明らかにされてきた。二大介入として当事者の技能を開発して個人の力を高めることと、環境的支援開発をして環境を改善することが重要視されている。
4、 精神保健福祉士の役割
精神保険福祉士は平成10年から定められた国家資格である。背景には精神科ソーシャルワーカー(PSW)の実践の社会的に評価されたことがあげられる。PSWは、主に、精神科病院等の医療機関で医療従事者として働いてきた。一方、地域では保健所が昭和40年から精神障害者施策の第一線行政機関とされて精神衛生相談員が配置されて、その後精神保険福祉相談員として相談、指導を行ってきた。精神保険福祉士の大きな役割の一つに「社会的入院群」の退院促進があげられる。また退院した障害者に対する精神科リハビリテーションと生活支援も重要な役割である。アプローチの焦点には生活のしづらさを見据えて、不安定な精神症状、社会生活技能の低下、対人関係力の制約、社会適応力の制約を補う継続的なリハビリテーションが必要となる。平成25年11月現在、精神保険福祉士は6万人以上の登録者がいる。

5、 ICFの特徴
ICFでは、生活機能の構成要素として心身機能と身体構造、活動、参加の3つの次元をあげている。またそれと相互に作用するものとして健康状態と背景因子を規定している。交際障害分類との違いを見ると、直線的なモデルではなく、各要素の間で双方向の関係があることをモデル化しているのが特徴である。健康状態や心身機能と身体構造はそれほど障害されていなくても活動や参加の程度が大きく障害されることがしばしばあることを反映している。

6、 ICFの役割
ICFの役割は、障害の理解を周囲が共有する際に役立つ。精神科リハビリテーションの現場においては、支援の評価領域・評価方法に使うという役割がある。個別利用者の支援における評価で、「ニーズアセスメント」や「成果評価」「モニタリング」として使える。また、プログラムの評価としては、「ニーズ評価」「成果評価」に活用できる。利用者の「主観の評価」は、希望や願いでありリハビリテーションの領域で重視される。
ICFの考え方を取り入れることで精神科リハビリテーションは、どこから始めてもいいという理念をもつことができた。入院から地域へ、地域から福祉へ、福祉から就労へ、自立へ、という流れを直線的にとらえることなく、本人の希望に沿って、退院してすぐに一人暮らしの準備を始めたり、就労を検討することもあり得るということが循環的モデルだと思う。一歩一歩と直線的に進めていくと、服薬をコントロールする部分など基礎的なところができてから進まないでいるとちっとも次のステージへ行けないという不満が利用者から出されているような実態があるのだと推測できる。そのため、精神保健福祉士は、ICFの役割を理解して当事者に寄り添い、当事者の望みを実現するように支援するためにICFを活用して、環境因子等の調整をすることが役割になると思う。

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某就労移行支援事業所の卒業生を中心にした当事者会に参加しました。
5月に続いて2回目の参加です。

マンツーマン パッソさんの会場です。

5月には年金セミナーや健康セミナーの広報をしたら
インターネット上での広報にもご協力いただき、
たいへんありがとうございます。

今日の当事者会は、100%精神・発達障害の当事者でした。
また、卒業生以外の当事者も参加されていました。


http://2015.hataraku.link/FollowUp

今日のテーマは自己紹介のあと、
「幸せな職場とは?」ということを話しました。

詳細は省略しますが、
「幸せ」について
「病気・障害があっても”元気”でいることで見本になりたい」
ということを言ったことが共感をもっていただけたようでうれしかったです。

前回は、セミナーチラシをお渡ししましたが、
今回は、こもれびマガジンをお渡ししました。
今後ともよろしくお願いします。


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平成28年6月22日水曜日 社会保険労務士による年金セミナー(障害年金ってなに?)で回収したアンケートをご紹介します。
参加者13名、対象者11名のうち8枚回収できました。
ご協力ありがとうございます。

1,セミナーをどこで知りましたか?
ブログ 1
フェイスブック 0
チラシ 3
知人 3
雇もれびの会 1
その他 0

チラシと知人からの口コミが多いようですね。チラシを作ってしっかり配って、口コミをおねがいする事が大事です。


2,今日(6.22)のセミナーの内容はどうでしたか?

良い 7
無回答 1

ほとんどの方が、高い評価をしてくださいました。社労士の鈴木雅貴先生の講義がすばらしかったことがこの結果からも裏付けられます。

3,雇もれびの会(セミナーの主催団体)について

参加したことがある 3
今後、参加してみたい 4
興味がない 0
その他 1

雇もれびの会に以前に参加されていた方もいました。また、多くの方が今後参加してみたいと表明してくださり、たいへんありがたく思っています。主に第2土曜日に東生涯学習センターで集まっています。その他の方が、どんな気持ちだったか知りたかったです。

4,ご自由にご意見、ご感想をお願いします。
*大変、参考になりました。ありがとうございます。
*勉強になりました。
*とても細やかに丁寧に解説いただいて助かりました。
*専門的な話で勉強になった。
*とても良いセミナーだったと思います。


以上です。ご協力ありがとうございました。


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ストレスコーピングとして、ストレス解消法をいくつか書き出すことを2011年にやっていました。
絵を描きながらいくつか挙げています。
絵のせいで却って分かりにくくなっているものもありますね。
自分なりにストレス解消法をたくさん書き出しておいて
ストレスを感じたときに実行する。
どんなストレスでその解消法をしてどのくらいすっきりしたかを日記に書いておくこともお勧めです。



アルコールイメージ 1
アート
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ボール遊び
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バス お風呂
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ブック読書
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ボーイ&ガール おデート
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ケーキ
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カメラ
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キャンディ 飴
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チョコレート
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シネマ 映画
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コーヒー
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クッキング 料理
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ダンス
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ダイアリー日記
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イート 食事
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Eメール
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ホット温かい食事
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ライトを消す
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ライトを付ける
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マスクをする
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ミュージック音楽
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ニュースペーパー新聞
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オレンジ 果物
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PC パソコン オフ
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PCパソコン 使う
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ラジオ
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ランニング
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ショッピング 買い物
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シャワー
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シング歌う
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スリープ睡眠

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SNS ソーシャルネットワーク
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サンシャイン 朝日を浴びる
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スイム 水泳
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トークおしゃべりイメージ 37

テレフォン電話イメージ 38

テニス 運動イメージ 39
タイム 早退
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トラベル 旅行
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TV テレビオフ消す
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TVオン テレビを見る
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ウォーキング 散歩 
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昨日、6.22に名古屋東生涯学習センターで
年金セミナーを開催しました。
参加者は、講師の鈴木雅貴先生を含めて13名でした。うち、女性は3名ほどでした。

精神、発達障害者当事者の参加者が多かったですが、
一部、支援者の方も勉強しに参加されていました。
最初に雇もれびの会の紹介と挨拶をしました。
雇もれびは、2009年3月に名古屋市昭和区御器所のメンタルクリニックの利用者有志が立ち上げました。精神、発達障害者の自助会、当事者会です。
第2土曜日午後に東生涯学習センターで当事者が集まり語る会を開いています。
本年度は、勉強会をいくつか企画しています。来月20日水曜日は、愛知医大の精神科教授による健康セミナーがあります。

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鈴木先生は、春日井市に事務所を持ち、春日井市と名古屋周辺で活躍されておられる社会保険労務士です。障害年金申請代行も経験が豊富で、今回は雇もれびの参加者からの紹介で、セミナー講師をお願いしました。

18時からセミナーがはじまり、挨拶のあと、オリジナルの障害年金についての資料を使って、19時過ぎまで講義いただきました。

そのあと、質疑応答タイムでは、30分以上丁寧にお答えいただきました。

熱心な質問が集まっていたのが、たいへん素晴らしい講義だった証拠だと思います。

最後にアンケートを記入して8時に解散しました。

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睡眠は大事だと思っています。
コーヒーが好きでよく飲むのですが、
午後から夜にかけては飲まないようにしています。
早めに寝て、朝気持ちよく目が覚めると、一日元気に過ごせると思います。

あとは、
自分より元気な人とおしゃべりすることを心掛けています。
元気な人で話をきいてくれる人とおしゃべりすると、
すごく元気を分けてもらえる気がします。

そういう友人を大事にしています。
友人以外にも看護師さんなどサポーターから元気をもらうことも多いです。

障害や病気を抱えていても元気な人のパワーが一番貴重ですね。

規則正しい生活をするように気を付けています。
外へ出ることを目標に、アルバイトやボランティアをしています。
病院やボランティア的な「居場所」も活用しています。

先日、NHKのキラーストレス特集でストレスコーピングの方法を100個も書き出す手法が紹介されていました。

100個書き出すことで、どれをいつストレス解消のためにやるか考えるだけでも楽しいようです。

100個かけるかは自信ありませんが、
自分にあったストレス解消法をいくつも書き出すことはいいことだと思います。

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精神保健における個別課題への取り組み
精神保健活動をどのように進めたらいいかを考えながら、個別的課題についてひとつ取り上げて客観的な資料を用いて論じる
1、 精神障害対策の歴史と変遷
精神障害者とは「精神保健及び精神障害者福祉に福祉に関する法律」(精神保健福祉法)によれば、「統合失調症、精神作用物質による急性中毒またはその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう」と定義されています。
一方で障害者基本法においては、障害者とは「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受けるものをいう」と定義しています。
我が国の実質的な精神障害対策は精神病者監護法1900年(明治33年)にさかのぼります。障害の一つとして認知されたのは1993年(平成5年)でありごく最近です。「精神分裂病」は2002年に「統合失調症」に法律用語が改められました。
2、 地域精神保健について
我が国の地域精神保健活動には精神病者施策と地域住民のこころの健康づくりという二つの流れがあります。前者については1960年に保健所を中心に地域での医療的支援が始まりました。後者については精神衛生センターを中心に酒害相談事業(1979年)から始まって、1987年に「こころの健康づくり」という課題が精神保健法により加わりました。
その後2006年(平成18年)の障害者自立支援法(現:障害者総合支援法)によって統合化されました。精神科医療利用者は1983年の105万人から2008年には323万人へと増加しています。
精神保健の視点からは健康度100%も0%もいません。その中間にだれもが幅をもって存在しています。精神保健従事者は当事者とパートナーになり、身体的・精神的・社会的支援方法を取り入れながら、個別的な課題解決に向けて家族・関係者・地域住民と協力して支援する役目があります。
1975年ごろから統合失調症患者やその家族が家族会や当事者グループ活動を通じて力をつけ、1985年以降マスコミ等で思いを語るようになってきました。その活動はピア活動へ発展しています。仲間同士でくつろいで「語る」時には、診察室の中とは違う話題になっています。また生活の場を訪問することで分かることも多いです。当事者は誰でも潜在的課題解決能力を持っており、誰がどんな場面でどんな支援をするかで回復過程は異なります。そこで精神障害者にとってのリカバリー(回復)が重要であることことが強調されています。
また、地域の単位では対応しきれない支援上の課題に対して情報技術を活用しながら「統合」しようとする動きが強まっています。地方自治体相互の連携、NPO(民間非営利組織)や民間ボランティア、各種医療資源相互の連携強化が必要とされています。専門家だけに任せることなく、医療福祉機関、教育、労働、司法機関、民間医療機関、家族会、当事者会、民生委員、自治会、ボランティア、地域住民、一般団体等を統合した、公民協働の総合的な対応が求められています。そのためにより広い視野に立って適切な情報を集められる体制を整備して計画を立案して実践、評価、調整の役割が個々人にも求められ、特に精神保健福祉士にはそれが強く求められています。今日、地域精神保健医療福祉従事者には個別、集団支援、ネットワーキングへ向けたケアマネジメントを駆使して多職種チームによる支援が求められています。そのとき、当事者のパートナーとして寄り添い、当事者の力量を引き出し伸ばす(エンパワーメント)という支援が重要になります。

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精神保健の基礎知識及びライフサイクルの精神保健
精神保健とはどのような状態にあることかを考え、ライフサイクルの各時期における精神健康の課題を論じる。
1、 精神衛生から精神保健へ
我が国の精神衛生学をさかのぼると1930年に出版された「精神衛生」村松常雄氏に至る。これは病気等の不健康状態を予防し、適切な医療を早期かつ完全にするという健康の防衛という意味があった。また、生を衛るという意味がある。しかし精神疾患とそれに伴う障害の有無に関わらず、個々の特性の応じた健康を保つという意味で精神保健という言葉が近年は用いられる。
2、 心のライフサイクル
ライフサイクルとは生物が前世代の生殖細胞から出発し、生活史のある段階で次の世代を作るまでの一周期をいう。家庭の長期生活設計や保健福祉計画立案に活用される。
エリクソン(Erikson,E.H.)は人生を乳児期、乳児前期、乳児後期、学童期、青年期、成人期前期、成人期後期、老年期の8段階に分けてそれぞれに発達課題と心理社会的危機を設定した。
3、 胎児期、乳幼児期、学童期
母体内にある約40週間は人間の精神健康を司る脳の発育にとって極めて重要な時期である。感染症や薬物、アルコール、喫煙等が脳の発育に影響を与えることが知られている。また出産後の母親の産後うつ病への配慮も必要である。
6歳までに子供の脳は約3倍にとなり構造も複雑化する。乳幼児と母親との結びつきを通じて知能、言語、情緒、社会性が育っていくことが重要である。乳幼児期の発達課題についてエリクソンは、「基本的信頼感対不信」と提唱した。これは自己を信頼して自分を取り巻く環境を信頼する感覚であり、自分と世界に肯定的な受容的な態度につながる。乳幼児の精神保健上の問題は行動で現れることが多く、知的障害、広汎性発達障害の早期発見のためには専門家の診断・指導等が必要になる。
学童期における精神保健上の問題は学校という集団場面への不適応や異常行動(不登校、学業不振、いじめ等)として現れる。子どもは好奇心が増し学習技能が発展するが、その失敗や挫折で劣等感を抱きやすい。我が国では2007年から特殊教育から一人ひとりの障害の状態の応じる特別支援教育が始まった。対象者は36万人(およそ2.9%)である。不登校は長期欠席の状態で病名ではない。不登校する子どもの一部には精神障害が認められるが転校や進学で解消する例も多い。いじめは言葉によるいじめが最も多い。パソコン、携帯電話での誹謗中傷もある。
4、 青年期、成人期、更年期、老年期
青年期(思春期)は第二次性徴が現れ、心理を強く動揺させる。「自分探し」に直面してモラトリアムに入る。その試行錯誤を経て自立を迎える。精神保健の点からは、葛藤から不登校、家庭内暴力、引きこもり、自傷行為、摂食障害、非行等の適応障害が現れやすい時期である。また統合失調症、神経症性障害が発症しやすい時期でもある。近年、青年期に「社会不安障害」による「非婚化」が進んでいる。また、就労しないニート、アルバイト程度のフリーターも多く、貧困に苦しんでいる層もいる。20代ではメランコリー型ではなく、非定型うつ病が多くなってきている。
成人期は、就職、結婚、出産、育児、家庭等の社会活動が行われる。疲労、不眠という半健康状態や、うつ病、アルコール依存症などが発症しやすい。30代はひきこもりの中心世代である。NPO法人全国ひきこもりKHJ親の会の推測によると全国で163万人以上の引きこもりがいる。その多くが社会不安障害を抱えて、うつ病を併発している割合も高い。ひきこもることなく結婚して家庭を築いた30代夫婦も下流社会・貧困に苦しんでいる。
老年期は、加齢により身体的、精神的な変化が起こる。脳の老化によって動脈硬化や脳萎縮が起こる。それによりアルツハイマー病型認知症という病気になる。また、最も目立つ老化が記憶機能の低下である。記憶は、最近の記憶から、複雑な記憶から、知的なことから、という原則で失われていく。不安、孤独、抑うつなどを経験しやすく、認知症、うつ病、妄想性障害等の精神障害を起こしやすい時期でもある。

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「就労体験を語る」質疑応答
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Q職場環境はどうでしたか?
Aいくつか職場を経験するとメーカーの厳しさが品質重視のために一番働く環境は厳しかったです。工場では人間関係は少ないですが、暑くて湿度も高く体力を消耗します。それに対して、対人サービスの仕事、特に役所の窓口業務は楽でした。適性ということもあると思いますが、対人サービスの方が楽な印象です。

Q職場環境について入る前後で分かったことは?
A職場は大きいと、一人気に入らない人がいても他には仲間が作れますが、職場が小さいと人間関係が崩れたときに大変というか致命的です。また、年齢的に離れている方が、ライバル心がわかなくて楽だと思います。特に年配の同僚や先輩は優しかったです。

Q初めての就職活動はどうでしたか?
A医者が減薬して1年かけて断薬しました。すると、自然とやる気がわいてきて就職活動に目が行きました。若かったので就職活動はうまくいきましたが、実際に働いてみると、仕事や人間関係や夜勤などでストレスが強くて再発しました。後で医者に聞くと、断薬して就職活動したのは狙い通りだったと言われました。しかし、働くときには薬なしでは無理だったのだと思いました。

Q就職活動をする前に準備することは?
Aどの職場でも決まった時間に、ちゃんと出勤することが求められます。まずは規則正しい生活をして朝早く起きて家を出る訓練から始めることだと思います。

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