茶虎ノート 弐式

酒に罪無し、呑み手に貴賤無し。

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日本酒が好きになったきっかけ +「天狗舞 夢」のレビュー

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 私が日本酒を好きになったエピソードについて書いときます。ちなみに以前ソネットブログにて石川の日本酒「天狗舞 夢」のレビューとして書いたものの加筆修正です。

 大学に入ってから付き合いや宴席等の際にお酒を飲むようになって、当初はビールだろうがチェーン店系のカクテルだろうが何でも飲んでいました。比較的アルコールには強い体質(うわばみってわけには行きませんが…)だったので日本酒もノリで飲んでいたわけです。それが、一度わけもわからず調子にのって日本酒呑みまくり凄まじい二日酔いを味わい、それ以来居酒屋で(銘柄指定無しに)日本酒を頼んだら出てくるような大手系の安い日本酒が不味く感じるようになり日本酒が嫌いになった。

 その後、とある飲み会の席で周りが日本酒を頼むというのでつきあって飲むことになった。それを飲んだところあまりにすっきりとした飲み口にショックを受けてしまうほど美味しかった。その日本酒が「天狗舞」だった訳です。それで、どうも自分が嫌いな日本酒の味は低質なアル添酒独特な苦み・えぐみや後口の悪さにあることがわかってきて、それなりに質の高いものでもどうしてもアル添酒だと後口が悪く感じてしまう(添加される醸造アルコール起因の味か?)ものが多く、その結果、純米酒中心な日本酒チョイスをするようになった。やはり天狗舞との出会いが日本酒に対する自分の印象を改めるきっかけになったのは間違いない。

(写真銘柄について)

「天狗舞 夢」 車多酒造 石川県

タイプ:純米酒 精米歩合:55%

 天狗舞について

 この「天狗舞」という銘柄の日本酒、特に説明は必要ないぐらい有名な部類に入るものではないかと思う。個人ページでも「好きなお酒」として紹介してる所も多いような、私が最初にこの天狗舞の名前を聞いたのは小学生のころやっていたアニメ版の『美味しんぼ』における「生牡蠣にワインは合わない」(アニメ版での題は正確に思い出せない、原題と同じか?)の内容の回において山岡がワインの代わりに合わせる日本酒の銘柄が「天狗舞」であった(ちなみに原作の題は「洋食屋の苦悩」、文庫版では11巻に収録されている)。天狗舞は山廃仕込に力を入れているのが特徴だろうか。杜氏は能登流四天王の一人に数えられる中三郎氏である。車多酒造は公式HPがあるので、主要なラインナップなどはそちらのほうを見るのが早いだろう。純米クラスなら「天狗舞 山廃仕込純米」が一般的なところでしょうか。
http://www.tengumai.co.jp/
 今回紹介している「天狗舞 夢」という銘柄は通常ラインナップには存在しておらず、聞いたところある問屋のオリジナルラベルとの事で、ネットで検索してもほとんど見受けられない。ただ、山廃仕込では無く、精米歩合55%と言う点から通常ラインナップの内の「文政六年」に該当するのではと思える。写真ではわかりにくいが、天狗舞の銘の右肩のところに赤の白抜きで夢と書いている。

 飲んだ感想など

 冷やで呑むと吟醸酒的な風味で飲みやすいという感じであり、燗づけすると味が膨らみお米の風味が味わえる。全体的に純米吟醸クラスと言え、冷やでも燗でも味切れがいい。山廃仕込純米の方もそうだが、天狗舞は元の米そのものの風味がストレートに出ている印象がある。購入価格は一升瓶で3100円ほどであり、山廃仕込純米より少し高いぐらいである。

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