|
前回で無選択終身保険について書いたので、これから書くシニア保険もやりやすいですね。その後学資保険にも触れましょう。
読んで時のごとく高齢者向けの保険です。しかし前回でもいったように、これは無選択だからこそ出来る保険であることを忘れてはいけません。ここで原点に立ち返ると保険は元来、至極単純です。生命保険がその代表ですが、多数の人がそれぞれの条件に応じて必要な生命保険料を払い、死亡や病気になったときに生命保険金を受け取るという、加入者同士の相互扶助制度。これこそが原点です。
加入者同士の相互扶助制度というのがミソ。--------------------------------------------------***
それではシニア保険ですが、そもそもシニア、つまり高齢者に保険など必要だろうかとまずここに疑問は生じませんか?
50代、60代はいわばそろそろ年金(60代)や保険金を受け取る年代です。加入していた医療保険とか生命保険が満期になりますから。ところが何らかの健康上の理由で、以前は保険に契約できなかったり、年令が理由となって保険の契約更新をを断られたりすることがあり、今まではそうした人達に対しての保証となる受け皿はありませんでした。
しかし前回で話した無選択型終身保険の登場で、最近よく耳にするのがシニア保険といわれる医療保険との組み合わせなどを利用した無選択型保険です。
契約時は無選択型終身保険と同じで、保証の幅が小さく、医師の診査もなく(保険会社側からみれば、高齢というのはそれに伴って身体も不自由になってきてるはずと考え、無選択型の範囲であれば取り扱えるからという理由だけです。)、簡単な手続きだけで契約できるものです。
終身保険と違うのは、この保険は、ほぼ無選択型終身保険の保障の大部分を医療保証に特化した保険だからです。実情はほとんど医療保険。従って貯蓄の要素はとても低いといえます。
前回の中で話しましたが、この保険もまた上限があり高額の保険はかけられません。つまり適用となる保険金の範疇であれば入院治療に使えますが、通常の終身保険のように成人三大疾患のような長期治療が伴うような医療にはあまり役立ちそうにありません。
子供が成人し独立し、自分が年金暮らしをした際の、本人の病気や怪我に対するちょっとした資金として考えるべきでしょう。(よく掛け捨てじゃないとかいいますが、あれってこの保険の性質からいうとおかしいですよね。)
言い換えれば無選択型医療保険といえるんじゃないでしょうか。--------------------------------****
根本的に契約した日以降に発病した病気やケガをカバーするというのが、この保険のスタンスです。
注意点は持病などを持っている場合。医療保険みたいなものなので、なのでやはり調査があるワケです。気をつけないといけないのは、その病気が持病のものから来るかどうかです。要するに契約前何かしらの持病を持っていても、その部分には保証はありません。したがって契約前の持病に起因する病気であれば保険金は支払われません。加入前に発病した他の病気(既往症。つまり持病)が原因で発病した病気(合併症を含める)は、契約後の発病であっても支払れない事になります。保険会社の規定では、特有の合併症のほかに広い医学上重要な関係のある病気も保障しないなど多少の差はありますが、往々にして既往症がある場合の合併症について免責規定を各社ともとりきめています。
積立による運用もないので割高の保険料は当然といえるかも知れません。全体としては4つの分類が出来るようです。
まず無選択型シニア保険。通常の無選択型終身保険と同じようなものです。病歴などは問われないので誰でも入れます。
次に準無選択型シニア保険
健康状態に関して、簡単な質問(告知)が行われ、審査を受けてから加入する保険です。しかし一定の病歴がある場合、加入できないこともあります。
無選択型シニア保険に比べれば、保険料は割安ですが、過去の病歴や現在の健康状態により、加入できない事もあります。
他2つは、上記の保険を元にしています。
医療保障型シニア保険
現在もっともこの手の保険で主流がこれでしょうね。病気や怪我、入院や手術に対する保障などが主体。前記した注意点がこの保険ではあてはまります。しかも、ほとんどの場合、 30日、60日、120日、180日といったような入院日数の制限を設定してあります。 日数制限を越えて入院した場合は、越えた分の保険料が支払われないので注意が必要。
死亡保障型シニア保険
いわゆるごく普通の無選択終身保険です。積立による”元手”がない分一定の期間がないと保障は受けられません。途中解約はほとんど戻らないと考えるべきです。終身保険といっても、上限の保険金額が設定されているので、葬式代が出るかどうかと考えていいでしょう。
こうしてみるとこの保険はすでに他の終身保険が満期になり、健康な人が、老後万が一のことがあった場合の経済的負担を軽くするためのものといえるでしょう。年齢的には条件は厳しいとは思いますが、持病の無い方で健康診断の結果も良好な場合など、シニア保険以外の保険に加入した方が得策といえなくもないですね。
無選択型シニア保険全般にいえることですが、終身保険として扱われる様なものでは、病気の場合と怪我とでは扱いが異なります。怪我の場合は契約後すぐに保険金が支払われますが、病気の場合はやはり契約後2年間は保険料相当額を保険金としているような制限があります。
長くなりましたので、次回が学資保険ですね。
|