「凸凹デイズ」(山本幸久)
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「ある日、アヒルバス」で「ボコグミのウラハラです」と名乗る女性が気になり、本書の登場人物ではと思い、読んでみたら…、大当たり♪ エロ雑誌のレイアウトなど、小さな仕事で日銭をかせいでいるようなデザイン会社・凹組に勤めるウラハラ凪海は二十ニ歳。 同棲中の煌太には出て行かれ、落ち込みがちの日々を送っていた。 凹組の社員は、律義で仕事が丁寧な大滝と、巨漢の為古着の着物でふらふらテキトーなアイス・ガリガリ君が大好物だが天才の黒川の社員三人の会社。 広告会社・デンパクドーの荒山は、未名未コーポレーションの磐井田に遊園地・慈極園リニューアルプランのコンペを依頼。 凪海が、子どもの頃から友だちのように可愛がってきたキャラクター・「デビゾーとオニノスケ」が、なんとキャラクターとして採用されることに!! しかし、メインロゴはQQQ社のが採用され、二社で協力させられることに。 QQQの美人社長・醐宮純子は凹組を立ち上げたメンバーの一人で、大滝と黒川とは何か深い因縁があるらしい…!? 三人は、凹組を立ち上げる前、今はない『ゴッサム・シティ』というデザイン会社でアルバイトをしていたらしい。 その会社の副社長だった横井は、現在、醐宮の会社で働いている。 醐宮は凪海を好条件で自社に引き抜こうとするが…!? しかし、慈極園のリニューアルプランを任かされていた副社長が逮捕され、仕事はご破算!? 凪海は、「デビゾーとオニノスケ」を世に送り出すことは出来ないのか!? 十年前の大滝が主人公の物語と、現在の凪海が主人公の物語が交錯する構成。 山本さんは、小物の使い方がウマイといつも感心させられます。 御堂筋大飯店のカブに跨る醐宮に( ̄ー ̄)ニヤリ 本書では、携帯の着信音を相手によって変え、相手のカラオケの十八番にしたり、イメージにピッタリな曲に設定する凪海に( ̄ー ̄)ニヤリ 醐宮の着信音はダースベーダーのテーマ曲で、黒いヘルメット姿で登場するラストシーンには(≧ω≦。)プププ 横井と焼酎「いちころ」のポスターの仕事にムムム…。 黒川のガリガリ君好きに( ̄ー ̄)ニヤリ 「デビゾーとオニノスケ」のフィギュアが入っていたお弁当箱は、確か「ある日、アヒルバス」で、"アヒルのアルヒくん"のフィギュアが入れられていたものと同じでは…? …などなど、お楽しみがいっぱいです♪ 人物使いも無駄がなくウマイ。 必ず、どんなに脇役に思える登場人物一人一人に、何かしらの役割があり、しっかりとラストに結びついてくる巧妙さにも感心。 登場人物のキャラも立っていて、それぞれが生き生きしています。 一番、生き生きしているのは何と言っても醐宮。 他人や共同作業のデザインを自分ひとりの手柄にしたり、女を武器にしたりして地位を築いてきた醐宮。 しかし、凪海は東京で女一人で会社を作り十年間頑張ってきた彼女を嫌いにはなれない。 脇役の磐井田のエピソードも、スパイスとして物語を引き締めています。 「デビゾーとオニノスケ」の絵を楽しんで描いている凪海に刺激され、才能がないと版画を諦めていた彼に、個展を開かせる。 十年間の紆余曲折と、慈極園の仕事における紆余曲折。 結局は、元鞘。 「おかえり」 でも、回り道は人生において必要なことだと思わされます。 変わった社名の「凹組」は、大滝が命名したもの。 醐宮を真ん中に三人で撮った写真の、三人の形が凹に見えたから思いついたもの。 ラストシーン四人で撮った写真も、凹の形(*・∀-)☆ とても楽しく清々しい思いにさせられ元気が出る一冊です。
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凸凹デイズ(山本幸久)
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本「凸凹デイズ」山本幸久
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2012/2/15(水) 午前 10:40 [ tammyの部屋 ]






とっても丁寧に書かれている感じの作品ですね。
まだアヒルバスも未読ですが、どちらもとても面白そう^^
2008/12/10(水) 午後 0:43
YUKOさん。今、ばっかり読みのターゲットの一人、山本さんの作品です。元気になれる作品ばかりでハマっています(*・∀-)☆
2008/12/10(水) 午後 4:51
最近よみました。
最後は、予想通り瑚宮がやっぱり帰ってきたと思いながら、ほっとする自分でした。
ほんと、小道具の使い方はうまいです。
TBさせてください。
2009/4/2(木) 午後 10:17
シーラカンスさん。カブに跨りダースベーダーのテーマ曲で、黒いヘルメット姿で登場するゴミヤは、最高でした(≧m≦*)
山本作品の登場人物って、みんなどうしてこうも愛すべき面々なのでしょう。
トラバありがとうございました♪
2009/4/3(金) 午前 8:18
本当に心がすっきりとなるような読後感でした。
ゴミヤも最初は嫌なやつかも〜とか思ったのですが、なんだか愛すべきキャラクターになっていましたし、本当にキャラの描き方が上手ですよね!
こちらからもトラバさせてください!
2009/6/8(月) 午後 7:59
プラチナさん。ダースベーダーの着信音でメット姿でカブで駆けつける醐宮、とても憎めませんよね。女が一人で男社会で頑張るのって時には嫌な女にもならざるを得ないかもって思っちゃいました。
トラバ返しありがとうございます。
2009/6/9(火) 午前 9:49
「パパは今日、運動会」で山本さんの本ははじめてだったんですが
すごく気に入って この本もそして「ある日、アヒルバス」も借りてきました。
読んでる最中も すごく楽しくてクスッと笑ったり 仕事への思いなど共感したり 最後もすごく じ〜んときちゃいました。
本当に素敵な作品ですね。
古い記事ですがTBさせていただきますね〜
2012/2/15(水) 午前 10:39
tammyさん。本書を読んだら、是非「寿フォーエバー」も(*・∀-)☆
「ある日、アヒルバス」で、凪海を見つけてくださいね(*^^*)
山本作品は、リンク探しが楽しいのと前向きな気持ちにさせられるので好きです。(「ヤングアダルトパパ」以外)
2012/2/15(水) 午後 4:55