徒歩でしか行けない宿をめざせ★奥鬼怒温泉郷
その宿の評判はいろんなブロガーさんから聞いていた。
「 徒歩でしか行けない宿 」 「でも魅力的な宿 」
宿の名前は 手白澤温泉 と申します。
■車はここ、夫婦淵温泉市営無料駐車場に置いていかなくてはいけない。
一泊に必要な荷物をリュックに詰めなおして、
後方に連なる山の中に、自分の足で乗り込むのだ。
■「今度の旅行はこの宿に泊まりたい!」言いだしたのは、このワタシだ。
「登山はかなり行ってるし」 楽勝で行けるだろう、と。
『山を甘くみないで!』 と訴える看板。 みてないよー。自信ありますもん。
■けっこうなアップダウンのある登山道を一歩一歩、ゆっくりと進んでいきます。
実は「奥鬼怒スーパー林道」という名の立派な舗装された車道が貫通しています。
ですがスーパー林道は、自然破壊を引き起こすと危惧される。
完成したものの、ついに観光用としては陽の目を見ず。
今でも地元住民の車しか通行が許されていません
■自然保護派の勝利ですね。 よくぞがんばって計画中止を勝ち取ってくれたな ・・・と、よそ者はそう思います。今から40年ほど前、高度成長期のお話です。
青葉の今も美しいし、紅葉の季節なんてすばらしいだろうと想像します。
本気で美しい風景が見たかったら、ラクに車で登って来るのではなく
汗を流して訪れるのが王道、という観光地があってもいいと思います。
■やがて、一軒の湯宿が現れます。
この宿が今晩の宿だったらシアワセなんですけど、目的の宿はもーっと奥地。
コチラは、このエリアに4軒ある湯宿のうちのひとつ、八丁の湯です。
■この宿も温泉好きには有名な山奥の湯宿です。
八丁の湯は宿泊者用の送迎バスがあるので、秘湯偏差値はやや低い。
が、湯の質やロケーションは申し分ないすばらしい温泉です。
「えー。ここだったらよかったのに〜ぃ。 もう、ここにしよーよ」と ■10分ほど歩くと、もう一軒の宿が現れる。 加仁湯と申します。
山奥にしては立派な加仁湯。 コチラも送迎バスを出しているし
さらに団体客の受け入れもしているので秘湯度はグッと低い。
でも、湯は良質。食事・施設に不自由がなく、快適な宿だったな。
■加仁湯の脇にグッと角度が急な山道が奥に向かって伸びている。
「手白沢温泉 1.7km」 あー。あと1.7㌔、40分の辛抱だ。
2002年に加仁湯に宿泊したとき、オットに「この奥にある手白沢っていいらしいよ。
いつか行きたいね」 と言われてから9年。 やっと実現したのでした。
■送迎バス無し。徒歩でしか行けないのでは、ムスメが幼児の間は無理でした。
(ただし地元の個人タクシーだけは乗り入れ可)
■日帰り入浴不可。 客室数わずか6室。 湯は毎分300㍑自家源泉かけ流し。
料理の質の高さも評判のひとつ。 シンプルだけど新しい施設も山奥とは
思えないセンスの良さらしい。 ゆえに観光シーズンは予約困難な宿。
■季節は8月の暑い盛り。 今は2月で忘れそうになっているけど
ほんと、歩いていて暑かったっけ!
車を置いて歩き始めて、この画像の時点で 2時間半 かかってます。
■緑色の木しか見えない風景の向こうに、人工の構築物が見えたとき
「やった・・・着いた・・・」と心からホッとしましたよ。
■ムスメよ、ママの希望につきあってくれてありがとう。
つかれたね〜! 【 つづく 】 |