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春はパソコンが最も売れる季節だ。大学や高校に入学する学生、就職する新社会人など新生活に備えてパソコンの購入を検討している人が多いためだ。そんな春はパソコンの買い時だ。なぜかと言うと、価格が安いため。スマートフォンやタブレットの人気に押され、...
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春はパソコンが最も売れる季節だ。大学や高校に入学する学生、就職する新社会人など新生活に備えてパソコンの購入を検討している人が多いためだ。そんな春はパソコンの買い時だ。なぜかと言うと、価格が安いため。スマートフォンやタブレットの人気に押され、消費者のパソコン購買意欲は鈍い。パソコンメーカー各社は値下げで消費を喚起しようとしているため、安値競争が激化しているのだ。昨年発売した旧機種は昨秋に比べ4割以上安い7万円台の製品もある。今年1月、2月に発売した機種も1割〜2割は価格が下がってきている。
【詳細画像または表】
いまの安さの理由はインテルの新CPUの投入が今年の夏頃になりそうだからだ。国内大手メーカー製のパソコンは、昨年発売したた秋冬モデルからの変化が乏しい。国内最大手であるNECにいたっては、ノートパソコンの春モデルは投入せず、秋冬モデルを継続販売している。
今は嵐の前の静けさのような状態と言える。ただし、例年通りであれば、新CPUが登場しても最初は高価な上位機種だけに採用され、普及価格帯の機種に搭載されるのはしばらく先の話になる。新CPUが出るまで待つと、パソコンを買えるのは夏以降の秋や冬になってしまう。例年通りであれば、新CPUが登場するとパソコン本体の価格は上がる。CPUにこだわらなければ、安く買える今が買い時だ。
A4ノートのトレンドはBDXL対応BD、USB3.0、省電力
春モデルの変化が乏しいのはインテルの新CPU「Ivy Bridge」(コードネーム)が今夏に登場するためだ。メーカーは新CPUを搭載した新モデルの開発に力を入れるため、今回は秋冬モデルからCPUのクロック周波数を上げたり、メモリーやHDDの容量を増やすなどマイナーバージョンアップに留めている。
A4ノートパソコンの春モデルのポイントを挙げるとすれば、BDXL対応Blu-ray Disc(BD)ドライブ、USB3.0対応機種の増加、省電力機能の3点だ。
普及価格帯の製品にもBDドライブの搭載が進んでいるが、春パソコンでは最新規格のBDXL対応が主流になっている。BDXLとはBDの拡張仕様のことだ。BDの記憶容量は最大50GB(2層ディスク)であるのに対して、BDXLでは最大100GB(3層ディスク)・128GB(4層ディスク)に拡張されている。BDXL対応BDドライブは、BDXLに対応したディスクの読み書きができる。テレビ番組をより多く保存したり、大容量データのバックアップなどに使える。
USB2.0よりも転送速度が高速なUSB3.0に対応した機種も増えている。Ivy BridgeではチップセットがUSB3.0に対応すると言われている。そうなると現在のようにUSB3.0用のチップを別に搭載する必要がなくなり、USB3.0への置き換えが一気に進むと見込まれる。現在はその手前の段階だ。Ivy Bridgeが普及すれば、USB3.0に対応した外付けHDDなどの周辺機器が増加するはずなので、今から対応パソコンを購入しておくこをおすすめしたい。
昨年の震災以来、ほとんどのメーカーが省電力機能を重視するようになった。A4ノートでも、大容量バッテリーを搭載した製品が増えている。このようなパソコンは、電力消費の少ない夜間に充電して、電力消費の多い昼間はバッテリー駆動に切り替える「ピークシフト」に向いている。省電力を気にする人はこうした製品を選ぶとよいだろう。
A4ノートの今のスペックをチェック
春モデルのスペックをおさらいしておこう。基本的には昨年の秋冬モデルと変わらない。
パソコンの頭脳にあたるCPUは、インテルの「Core iシリーズ」を搭載する機種が大半を占める。Core iシリーズはCore i7/i5/i3の3タイプがあり、売れ筋モデルの多くはCore i5かCore i7を搭載している。Core i3を搭載した機種は少なく、より安価な機種はCore iシリーズの廉価版であるPentiumやCeleronを搭載している。少しでも長く使いたければ、Core i5かCore i7を搭載した機種を選ぶとストレスなく使い続けられるだろう。
メモリーは4GBが標準だ。Windows 7でWebブラウザーやメール、Officeソフトを使うのならこれで十分間に合う。動画編集やデジカメ写真の現像など処理の重い作業をしたい人は、より大容量のメモリーを搭載した機種を選ぶといいだろう。
HDDもメモリーと同じく容量が重要だ。A4ノートでは500〜750GB、デスクトップでは1TB〜2TB搭載する製品が多い。HDDは後から外付けHDDを取り付けることもできるが、余分な出費になるし、電源や置き場所の確保などが問題になる。最初から大容量の機種を選んでおく方が後々、面倒がなくて楽だ。
モバイルノートはSSDがトレンド
記憶装置にはHDDのほかにフラッシュメモリーを利用したSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)がある。SSDはHDDのような可動する部品がないので衝撃に強く、データの読み書きも速い。モバイルノートに適した記憶装置と言える。そのかわりHDDよりも高価なので、容量は少なくなる。春モデルでは昨年のタイの洪水によるHDD生産への影響もあり、モバイルノートでSSDを搭載する機種が一気に増えた。容量は通常利用には困らない128GBがほとんどだ。
モバイルノートは13.3型ワイド液晶と光学ドライブを搭載したものが主流だ。CPUは通常電圧版のCore iシリーズを搭載し、A4ノートと同レベルの処理性能をウリにした機種が多い。重さ、薄さ、バッテリー駆動時間のほか、外出先で通信できる「モバイルWiMAX」の有無に注意して選ぼう。
急成長が期待されるウルトラブック、本命は夏以降?
モバイルノートの新ジャンルとして注目されるのが、インテルの提唱する厚さ1インチ以下の薄型ノート「ウルトラブック」だ。現在は、厚さ18mm以下、重さ1kg台前半、SSD搭載、バッテリー駆動9時間前後の製品が多い。ディスプレイは13.3型ワイドが主流だ。CPUは超低電圧版だが、クロック周波数を一時的に引き上げる「ターボブースト機能」により、A4ノート並みの性能を発揮する。海外メーカー中心に製品が発売されていて、春商戦からは日本ヒューレット・パッカード(HP)も新たに新モデルを投入した。国内メーカーでは東芝が13.3型ワイド液晶ディスプレイを備える「dynabook R631」を発売している。
ウルトラブックはモバイルノートの一種というわけではない。A4ノートも含めた次世代ノートパソコンのコンセプトとされている。日本HPからはA4ノートに近い14型ワイド液晶ディスプレイを搭載したウルトラブックが3月中旬に発売される。将来はA4ノートと同じサイズのウルトラブックが登場してくるかもしれない。
テレビパソコン選びは音にこだわろう!
今年はオリンピックイヤーであり、テレビを見られるテレビパソコンの購入を考えている人もいるだろう。
テレビパソコンを選ぶ場合は、チューナーの種類と数、録画機能、HDDの容量に注意したい。地上/BS/110度CSデジタルの3波対応チューナーを2つ搭載していると、2番組同時録画や裏番組視聴ができる。こうした上位モデルは、ハイビジョンの解像度で長時間録画できる機能にも対応したものが多い。低価格モデルだと地上デジタルチューナーが1つのみで、長時間録画にも対応していない機種が多い。一度見たら消す人は低価格機種でもいいが、BDに残したりBSやCSも楽しみたい人は上位機種を選ぼう。
テレビパソコンではHDMI入力の有無にも注目したい。HDMI入力があると、家庭用ゲーム機などHDMI出力のある機器を接続できる。テレビ代わりに使いたいのなら、この機能があると便利だ。ゲーム機だけでなく、デジタルカメラやスマートフォンにも小型のHDMI出力を持つ機種が増えているので、あると何かと重宝するはずだ。
テレビパソコンを選ぶ際は、オーディオ機能にも注目しよう。上位機種はヤマハやオンキヨーなどのオーディオメーカー製のサウンドシステムを搭載している。コンポ代わりに、パソコンを使いたい人は音にこだわって選んでみてはどうだろうか。
CPUもOSも変わる2012年
最初に述べたように、夏モデルではインテルの新CPU登場が予想される。最初は上位モデルに搭載され、徐々に普及価格帯モデルにも搭載されるようになるだろう。パソコンメーカーは新CPUに合わせて、モデルチェンジや新機種を投入してくる可能性が大きい。
今年登場するのはインテルの新CPUだけではない。年内には次期Windowsである「Windows 8」(仮称、関連記事)の登場が予想されているし、次期Officeの開発者向けテストも始まっている。Windows 8はタッチ操作向けのユーザーインターフェース(UI)を持ち、タブレットやスマートフォンと同じARM系CPU向けのバージョンも用意される見込みだ。Windows 8の登場に合わせて、タブレット型パソコンやこれまでにない形のパソコンが多数登場し、パソコンの使い方が大きく変わってくるかもしれない。
今年はハードウエアもソフトウエアも大きく変化する。しかし、それによって使いやすくなるかどうかはまだまだ未知数だ。それがハッキリするまでは、現在のWindows 7パソコンを購入して使い倒してしまうのが正解だろう。
−※すごい高スペックなのにとても安価なパソコン。タブレット端末も売れていて、明日・明後日には新型ipadの発表が・・・。まあ、iPad自体はパソコンの域を超えているけれど・・・。いずれにしろ、3/7or8には詳細が・・・。