ごめん、ありがとう
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愛着ある腕時計を無くした。落としてしまった。 私が身に着ける物では最も高価なスントの初代ベクターは、お気に入りにして最高の山仲間。 いつも一緒だった。 初めての三千メートルに歓喜したあの日も、雨登山中に晴れ間がくるのを教えてくれたあの時も一緒に苦楽を共にした。 プロトレックと違い脆弱な時計で、文字盤やベゼルも傷つき文字も消えかけていたけれど、私を最も良く知る、体の一部そのものだった。 迂闊。後悔と自責。寒い手首を眺めて刻むのは溜息だけだ。 ごめん。そして、ありがとう。 |
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愛着ある腕時計を無くした。落としてしまった。 私が身に着ける物では最も高価なスントの初代ベクターは、お気に入りにして最高の山仲間。 いつも一緒だった。 初めての三千メートルに歓喜したあの日も、雨登山中に晴れ間がくるのを教えてくれたあの時も一緒に苦楽を共にした。 プロトレックと違い脆弱な時計で、文字盤やベゼルも傷つき文字も消えかけていたけれど、私を最も良く知る、体の一部そのものだった。 迂闊。後悔と自責。寒い手首を眺めて刻むのは溜息だけだ。 ごめん。そして、ありがとう。 |
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開設日: 2005/10/26(水)