孤高でありつつ
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サブスリーはいつだってランナー達の指標になる。 3時間の関門は、努力という通行手形を絶対とし、幾多のランナーを拒み続けてきた。 別大マラソンが終わった。 猫ひろしの2時間30分という偉大な記録に、走らない者でも驚愕するだろうか。 彼の以前持っていた37分台の記録を、来る東京マラソンで目標としていた。 しかし、ここで樹立した途方もないタイムには、完全に脱帽するしかなく、もはや尊敬に値する。 プロと市民ランナーの中間にあって、エリート達の背中からちぎれないために食いしばった日々は、誰を真似するでもなく続けられたルーチンでありつつ緻密に計算された自分の背丈にあった練習の反復であっただろう。 駆け抜けた距離と時間が授けた通行許可証は、すでに1つ先の関門まで彼を押し進めてしまった。 孤高でありながらも、たくさんの人を巻き込んで生まれた記録。 マラソンって、いつだって一人じゃない。 そう改めて教えてくれた。 |

