チュ、良いですか
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七夕に願い込めつつ聞こえしは 産声という希望の光 みえない幸せが、ただそこにある平凡な生活が妙に愛おしくなる。 心から喜びたい、この幸せを叫びたいと思いつつもどこか声を殺さなければいけないという自粛の空気が漂う中で、子らが産まれる喜びだけは、何にも変えられない万物共通の幸せなのではないだろうか。 昨日我が家に戻った妻と、初めて外の世界を知った息子に、娘もまた興奮を抑えられないでいるか。 彼女も赤ちゃんという立場から産まれた、お姉ちゃんという肩書が似合う日も近いだろう。 弟の頭をなでつつ、発した言葉。 「チュ、良いですか」 それだけで本当に心から、僕らは幸せ噛み締めたんだ。 |







