素物語

何かに向かって走ってるヤツはいつも輝いてる。今君は走っているかい?

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いくつもの時を超えて、君がいること。君の走りをここに。
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チュ、良いですか

七夕に願い込めつつ聞こえしは 産声という希望の光

みえない幸せが、ただそこにある平凡な生活が妙に愛おしくなる。

心から喜びたい、この幸せを叫びたいと思いつつもどこか声を殺さなければいけないという自粛の空気が漂う中で、子らが産まれる喜びだけは、何にも変えられない万物共通の幸せなのではないだろうか。

昨日我が家に戻った妻と、初めて外の世界を知った息子に、娘もまた興奮を抑えられないでいるか。
彼女も赤ちゃんという立場から産まれた、お姉ちゃんという肩書が似合う日も近いだろう。

弟の頭をなでつつ、発した言葉。
「チュ、良いですか」

それだけで本当に心から、僕らは幸せ噛み締めたんだ。


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天の川を渡って

凶暴な生命淘汰が麻痺させた感動という心。
心をなくしたきっかけが命だったのならば、拾う心の先にあるのもまた命。

見上げる余裕のなかった夜空には雲がかかっている。
見えるはずのない天の川が、命の川が燦然と瞬く。
かつて宮沢賢治が謳った命の明滅とは、星の光のようなものだったのではないかと、ふと思う。

折しも七夕の今宵、命の尊さに触れた。
産まれた二人目の子は、牽牛星。
強く明るい星にふさわしい、暗い夜の道標となれ。

そして、感動がもたらすこの言葉を、大切な君と君たちに。
ありがとう。

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そしてありがとう

パソコンの中に刻んだ柱傷 娘の成長我が事として

不安はいつも自信に変わった
育児という努力がかつて男の義務ではなかった時代
子等の成長に目を細めたとしても
涙するほどの喜びを知ることができただろうか

2年の歳月は私を父親に仕立てあげたろうか
育てたつもりが育てられていたような錯覚を覚えたとしても
恥じることはない 
むしろ誇ろうそんな気持ちを

誕生日おめでとう
そしてありがとう


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おかえりの代わり

玄関を開けて、ただいまに返ってくる声は未だないけれど、最近見慣れた僕のよりずっと小さな靴が「おかえり」って呟く。

その小さな囁きが、僕を父親に戻してくれる。



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子守唄〜眠りへの誘い〜

それは魔法の唄
歌詞も音符も決まりのない不思議な フレーズだけの呪文
深い眠りと 明日の笑顔のために
おやすみに変えて 声でそっと抱きしめる


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