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だいぶ日がたってしまいましたが、先月の22日(日)の「社会論」をテーマにした大人の読書会について書きます。
「社会論」なんていっても、興味の無い方にはおもしろくもなんともないし、小難しくて煙たいだけかもしれませんが、前にも書いたように、業種や生い立ちが違う「大の」大人が集まって、社会(といっても自分の人生との関わりにおいて)いろいろと話すのは楽しいし、さまざまな気づきがあります。もちろん、飲んで話すのも楽しいのですけど、まずは飲まずに話す。これがいいかと。
この日も、多士済々。香川からは友人で最近実家にもどって農業を始めた宮本さん(のぶ)。京都からは研究室の後輩で「バナナの足」研究会の仲間の丸尾さん。同じく京都から、高校で生物を教えられている服部(オースケ)さんと、古美術商にして茶道家の井口さん。服部さんと井口さんは、京都市民交響楽団でご一緒。それでは飽きたらず?、ノラ(!)という四重奏室内楽団をつくり、様々な施設をまわっていらっしゃいます。この日も、京都の拘置所で慰問をし、その後、はるばる楽器をさげてご来訪いただきました。すばらしい! 今日の参加者は、私を入れて5人。言語造形家の諏訪さんは、残念ながら欠席です。前回参加してもらった京都の野村さんにも声をかけましたが、名古屋のNPOへの参加のため欠席です。
のぶさんをのぞくと、実はこのメンバー、アフリカつながりです。長年、フィールドを共にしてきた丸尾さんはいうまでもありませんが、オースケさんはアフリカに行こうとしているし、井口さんはアフリカ(ケニア)に行ってこられた方です。ノラという会は、演奏活動以外に公演会も主催されていて、昨年は、岡山の霊長類学者、伊谷j原一さん(オースケさんの学校でかつて教えていた)を京都に招いて、中部アフリカの森林に棲むボノボ(旧ピグミーチンパンジー)について話していただいたそうです。伊谷さんは、私が学んだ研究室の先輩です。井口さんは、私が同志社の京田辺校で教え始めた時に聴講していただいたそうで、それ以来、アフリカ好きになったとの由。私は、大学で講義するとき、「アフリカを好きになってもらう」というのをひとつの目的にしていますから、縁あって再会し、アフリカを好きになってもらっていたことを聞き感激です。
本のほうは、相変わらず第一部の「まえがきと序論」を読んでいます。オースケさんは、私と同じく、『ミュンヘンの小学生』でシュタイナー教育に出会い、それからかなりまとめてシュタイナー関連の本を読んだそうです。井口さんは、オースケさんに誘われて来てくれたものの、シュタイナーについてはそれほど知らないようです。のぶさんは、シュタイナー以上に、いろいろな方々と話をすることに魅力を感じてくれているようです。とはいえ、新聞記者だったせいか、私が前回までの文章を音読する間、几帳面に線を引いていました。丸尾さんも、シュタイナーについてはほとんど知識はありません。私から間接的に聞く程度でしょう。ただ、バイオダイナミック農法については、少し興味をもってくれているようです。ヨーロッパの農業について龍谷大学で講義したときに、有機農業の文脈でシュタイナーの存在を知ったようです。『農業講座』(イザラ書房)を貸してくれました。
前回同様、この日も、自己紹介方々、個人個人のお話をまず聞いてから、わずかですが本文を読みました。p.16の13行目〜p.18の12行目まで。一人が音読して、内容を確認し、興味をもった箇所について問いかけるという形です。この部分の内容は、子どもの教育は、国家や経済生活から独立し、自由な精神生活(実際生活)を送る人々によって実践されなければならない、という主張です。教育が国家や経済に束縛されるという状況は、第一次大戦後のドイツだけでなく、今の日本にもまさにあてはまるというのが、オースケさんの意見。ゆとり教育の見直し、教育基本法の改正(改悪)、憲法改正など、確かに一致する部分も多いようです。現在のこととして、シュタイナーのこの著作を読み進め、実践とつなげていければと思います。
七時から始まったこの日の読書会は九時ごろに終わり、あとは飲み会に。最終電車をきにしつつも、めいっぱい話をしました。
さて、5月27日はフェアトレードのイベントへの参加のため、次回は5月20日(日)の6時〜です。関心ある方、是非是非、お越しください。あらかじめお知らせいただければ、資料は用意させていただきます。持ち込み、歓迎です。
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