空堀ことば日記

ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーを学びながら大阪は空堀で教育芸術の実践に取り組んでいます。

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ベーシックインカムは可能か?@社会論の勉強会

社会論の勉強会をご案内します。

空堀ことば塾では、立ち上げ以降、月に一回を目安に社会論の勉強会を主催しています。社会論というと大層でカタグルシく聞こえますが、日々の生活や利害関係を離れて、大人同士が自分の生き方や人との絆について、ゆっくりと話しまた耳を傾ける場になればと思っています。

勉強会を開いた当初は、シュタイナー教育で知られるルドルフ・シュタイナーの社会論を導き手に、地域通貨などの新しい関り方を学べないか(そして実践できないか)と、漠然と思っていました。ですから、一昨年はシュタイナーの社会論の読書会を開きました。しかし、多様な個性と考え方をもつ人々に出会いを経て、昨年からは、この勉強会でつながりのできた方々に、みずからのご活動やご経験について語っていただくようになりました。

折りしも、少子化にともなう年金や保険の問題、昨年のサブプライム・ローンをめぐる金融破綻と派遣切りなど、敗戦後から高度成長期にかけて作り上げた日本の社会システムがゆらぎをみせ、物と情報があふれかえるなかで人々が孤立し、不安が増大しつつあるように見えます。

このような社会状況を否定的に見て慨嘆するより、大きな社会変化のプロセスと捉えて、個人の生き方や言葉を大切にする社会について、ひとりひとりが自立して積極的に舵をとっていくのがよいのではないか、と私は考えています。その中で浮上しつつあるのが、現在、ドイツのゲッツ・W・ヴェゲナー氏らが提唱するベーシック・インカム(Basic Income, BI)という社会理論の構想です。

BIは、無条件の基本所得保障をすることで、無駄な経費を削減し、弱者を救済し、ひとりひとりが利己的な利益追求に奔走することから解放され、実り在る自己実現に時間を使うことができるようになるという構想です。一見、ユートピア的にみえるのですが、実践的で実現可能性が高く、BIの公約化を検討する政党も現れ、一般にも認知されるようになってきました。

私はまだまだ勉強不足ですが、昨年、社会論の常連にしてセルフ・アートを指導されている江口一政さんにその存在を教えていただきました。今回、社会論の勉強会でその話題を提供し、興味をもたれている方々と議論ができればと思います。丁度、3月に東京で、ベーシックインカム実現を探る会とフォーラム・スリーの主催する、BIの勉強会があるので、これに参加しつつ見聞を広め、ゲッツの主張とクロスさせながらお話できれば、と思います。

BIに興味をお持ちのある方々、ぜひお越しください。

日時:2009年3月15日(日)午後6時〜7時半
テーマ:「ベーシックインカムは可能か?」
発表者:塙 狼星(空堀ことば塾・主宰)
場所:空堀ことば塾 大阪市営地下鉄谷町線谷町六丁目下車四番出口を出て西に徒歩二分
参加費:おひとり500円
連絡先:空堀ことば塾
    tel&fax:050-1428-0855(塙)、kotoba_jyuku@ybb.ne.jp

※ 飛び入り歓迎ですが、できれば事前のご連絡を上記連絡先までお願い致します。

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昨日の社会論では遠方からたくさんの方にお越しいただき、ベーシック・インカムについて、有意義な話し合いをすることができました。ありがとうございました。

ベーシック・インカムはやはり実現可能性が高いし、積極的に話し合う課題であると認識できました。御参加いただいた方々も、目新しい理論というよりも、身近な話題として周囲の方々にお話いただければと思います。

当面、社会論の勉強会では、BI構想を共通認識として、それを深めるとともに、関連する話題を展開できればと思います。

2009/3/16(月) 午後 2:00 [ 塙 狼星(はなわ ろうせい) ]

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