空堀ことば日記

ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーを学びながら大阪は空堀で教育芸術の実践に取り組んでいます。

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第9回 大人の勉強会のお知らせ。

今年最初の大人の勉強会をご案内致します。
 
前回は、人間の三層性(オカルト生理学)がテーマでした。
 
「私たちの人生は、このような自然科学的認識によって浸されきっております。教育を行うためには、しかしながら人間認識が必要とされるのでありまして、しかもそれは、実践的な人間認識でなければならず、一人ひとりの子どもに対して、個別にその作用を発揮する人間認識でなければなりません。そのためには、まず何よりも人間全般に通用する人間認識をもつ必要があります。」
 
シュタイナーは、小学校に入った子どもを、肉体上の教育を終えた心性ととらえます。そして、この心性は、頭部神経系に宿る思考作用、胸部律動(リズム)系に宿る感情作用、四肢運動系・代謝系に宿る意志作用から成ると考えます。
 
現代では、脳科学に代表されるように、心は頭部神経系にのみ存在するという考えが主流であります。そのような物質主義的な観点に立つと、シュタイナーの述べる三層性は奇異に響くかもしれません。しかし、人間を生きた全体として実践的に観ると、その意味が明瞭にわかります。
 
日々、こどもと体を使って詩を暗唱したり落語を演じる現場にいると、知識の量、情報処理の速度や論理性といった知性の向上に執着するよりも、リズムを通して、息、血液、眠りの平静なリズムをつくりだすことが、小学生の子どもたちに大きく作用することを実感します。そして、この感情作用を育てていないと、続く中高という第三・七年期の学びに大きな制約が生まれます。
 
人間の心を重層的にとらえる、そして、その心がどのように育っていくか、また育てていけばよいか、こういう人間認識をもつだけで、家庭であろうと、公教育であろうと、塾であろうと、教育の現場は確実に豊かになると思います。
 
日時:2012年1月24日(水) 午前10時〜12時
場所: 空堀ことば塾

『オックスフォード教育講座』の第三回「教育の霊的基盤(3)」の83ページ15行目からです。

この勉強会は、月に一度、上記の書籍を通じてシュタイナーの真摯な洞察にふれつつ、参加者が直面する日々の具体的な教育課題について広くシェアすることを目指しています。
 
 


 

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