運検10 「エンジンと燃料」
|
運検(安全運転講習&検定)10 「エンジンと燃料」
これは実話である。 一台の軽四輪自動車がセルフのガソリンスタンドに入ってきた。免許取り立ての娘さんが運転し、「軽油」と書かれた給油機の横に車を停めた。
そして「軽油」を給油しようとした。免許取り立ての娘に、いろいろ助言しようと思って同乗していた父は慌てた。父は「それを給油しちゃいかん!」と叫んだ。言われた娘さんは「なぜ?」とキョトンとしている。
父は娘に訊いた。「なぜ軽油を入れようと思ったの?」。娘は答えた。「軽油って、軽四用の油でしょう。ウチの車は軽四だからそれを何で入れちゃいけないの?」。
娘はさらに続けた。いままでスタンドに入ったときにみていると、高級車はハイオクと書かれた給油機で燃料を入れているし、ファミリーカーはレギュラーを入れている。だからもっと小型の軽四には軽四専用の燃料として軽油があるのだと思ったと言う。
あなたはこの話を聞いて思わず笑い出しますか? それとも娘さんの言う事が尤(もっと)もだと思いますか。私は娘さんの言うことが尤もだと思った。
ガソリン、灯油、軽油、重油などは、石油の中の種類を表している表記だ。何々エンジン用とは書いてない。何々エンジン用と書くのが本来であろう。
アメリカのガソリンスタンドの給油機には「ディーゼル」、「ガソリン」とエンジン種類に呼応する表記がされている。
娘さんの軽四自動車は、ガソリンエンジンだったのでレギュラーかプレミアムのガソリンを入れるのが正解である。
この行き違いは何故起こったか。それは娘さんの思い込みと、供給者側の前提に問題があるだろう。
つまり供給者側はガソリン車にはガソリン、ディーゼルには軽油を入れるのが当たり前との前提に立っているからだ。しかしこの娘さんのようにとる人もいる。
JAFのデータによると、全国レベルでは2ヶ月間で230〜300件の誤給油があるという。そのうちの約9割はセルフ式のスタンドで起きている。特に軽四トラックの燃料は軽油だと思っている人が結構いるという。
供給者側はその道の玄人で、免許取り立ての人は素人だ。この場合、知識レベルを「玄人を上」、「素人を下」とみると、上の人が下の人のレベルに合わせるように表記するべきであろう。上から下は分かるが、下から上は分からないのである。
知識があれば無用なトラブルを避けることが出来る。もしガソリンエンジンの車に、軽油を入れたら、全部抜き取るなど大変なことになる。
運検では、そのようなことも教えます。 お役立て下さい。 ----------------------------------------- 運検(安全運転講習&検定) http://unken.jeez.jp/ モータースポーツ ALC http://www.alc-j.com/ メール alc@jp.bigplanet.com ツイッター(Twitter) http://twitter.com/#!/chaki_alc (無断転載禁) ------------------------------------------ |
コメント(0)
※投稿されたコメントはブログ開設者の承認後に公開されます。
トラックバック
トラックバック先の記事
- トラックバック先の記事がありません。

