朝のお勤め(08/14)
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**花 火** 昨日打つ予定であった37番札所の岩本寺に行った。 もうすでに12、3人の人達が参拝を終え、納経所の開く時間を待っている。 本堂に近づくとお経を上げている声が聞こえてきた。 「無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう) 我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ) 願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)」 このお寺には宿坊がある。その宿泊者達の朝のお勤めなのであろう。 本堂に入った。天井には一尺四方に区切られた板にびっしりと絵が描いてある。 絵の作者は子供からお年寄りまで、また画題もさまざまで入り口付近にはマリリンモンローの似顔絵さえある。 「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時(かんじざいぼさ ぎょうじんはんにゃはらみたじ)・・・」 お経は開経渇(かいぎょうげ)、般若心経、御本尊の真言、光明真言、御宝号そして回向文(えこうもん) の順に唱えられ、お勤めの声がお堂に響き渡る。 奉史もそれに合わせてお経をあげた。 「即説咒曰 羯諦羯諦 波羅羯諦 (そくせっしゅわつ ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい ) 波羅僧羯諦 菩提娑婆賀 般若心経( はらそうぎゃてい ぼうぢそわか はんにゃしんぎょう )」 そして、その後の願い事に、「真由子の身体が元気になりますように、心が安らかになりますように」と添えた。 ここの御本尊は不動明王、聖観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来そして地蔵菩薩の五体もあり、何でも叶えて 貰えそうな、四国霊場の中でもめずらしい寺なのだ。 * * * * * 平成16年春、あれから25年あまりが過ぎていた。 先々月、真由子から送られてきた年賀状の片隅に、メールアドレスが記してあることに気づいた奉史は、 思い切ってそのアドレスにメールを送ってみた。 すると、すぐにメールの返信があった。 そして、お互いの近況報告を何度か繰り返す。 「去年、母の七回忌をしたんですよ」 「そうか、真由のお母さんは親父と同じ年に亡くなったのか・・」 「そして、父の葬式も・・」 「えっ、だから、去年の秋に電話をしたときに出なかったのか・・まさか、父親の葬式で実家に帰っていたとは・・」 25年の時の流れとはものすごいもので、いつの間に周りにいた人達をも消し去っていく。 奉史は人生の儚さを感じていた。 それからは月に1、2度程度のメールのやり取りを続けた。 桜の花が満開となる頃、奉史は春の遍路から帰ってきた。 そしていきなり2階に上がると、早速パソコンに向かった。 真由子に無事に帰ってきたというメールを送るためだ。 それに、彼女からのメールが届いていないか気にかかっていた。 というのは、以前からその内容に何か引っかかるものを感じていたからである。 奉くん、お帰り。無事にご帰還あそばされなによりです。 確かに、駄洒落などを交えてひょうきんには振る舞っているものの、何処か影がある。 「ヘルニヤで足が痺れるとか、胃が痛くてカメラを飲んだとか、体の不調は聞かされてはいたのだが、 そんなものではなく、とてつもなく大きく、精神的なものではないのか・・何か問題を抱えている、 いや、きっと悩んでいる」直感的にそう感じた。 だから、遍路に行っている間もそれが気にかかってしようがなかったのだ。 そして、彼女に薬王寺で授かったお守りをコソッと送った。 今、奉くんからの郵便物が届きました。 「良い方向に展開する・・」やっぱりそうか、何かあるんだ、と確信した。 そして、交換するメールの間隔も短くなり、数日後にはこんなメールが・・ あの〜、馬鹿な私は、毎日メールを開いております。ガマ君とカエルくんみたいに・・ この日から、毎日のようにメールのやり取りをした。 彼女の悩みにはいっさい触れずに、自分の母に対する悩みをメールに綴った。 数ヶ月が過ぎ、今まさに梅雨が明けようとするとき、ようやく彼女は打ち明けてくれたのである。
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深い考えは無いにしろ、どうなんだろう?奉史はこういう事をして良いのだろうか、ちょっと考えますね?
2006/10/14(土) 午前 7:49
続き、よろしく。
2006/10/14(土) 午前 8:52
↑かんさん、真面目ですね。鬱々とした出来事があるときはどこかで発散させたくなるものです。彼女の気持ちはわかります。ただ、奉史の心持はいまひとつわからないですけれど…彼女に幸せでいて欲しくて、機にかかるということかしら?
2006/10/14(土) 午前 8:56
いやね、奉史と同じ心境に陥った経験があるんですよ、自分が独り身であれば良いと思うけど、そこは何があっても自制心が必要ではないですか?既に奉史さんにも奥さんがいるわけでしょう?いくら寛容な奥さんでも良い気分はしないでしよう、馬鹿真面目過ぎますかね?めにいさん。
2006/10/15(日) 午前 1:06
一度心にかけた人のことは、いつまでたっても気にかかるのですか?保護者のような気持ちになるのかしら?女としてはありがたいことです。それは浄化されたもので、いわゆる男女の愛情とは別次元のような気がします。わかってしまうと面白くはないでしょうけど、知らないところでするんだったら許したいなと思います。
2006/10/15(日) 午前 4:03
奉史です。ナニカ?(´゜ω゜):;*.':;ブッ >菅さん
2006/10/15(日) 午前 7:16
ハイ、ハ〜〜〜イ。次回だけは急いで・・>ヒデさん
2006/10/15(日) 午前 7:17
あくまで小説ですよ!^^菅さんは小説の中に入り込んでしまったのかな?奉史の気持ちはめにいさんの推察通りだと思います。それは何回か後にその言葉が出てきます。女性側の気持ちはどんなものなのかわからないので、教えてくださいね。次回の時の参考にします。>めにいしゃん
2006/10/15(日) 午前 7:24
菅さんは奉史のこの気持ちを浮気だと思っているんですか?奉史の生き方は、自分を必要としている優先順位を決めて行動しているんです。いつでも、いかなる時も妻が優先順位の一番だとは限りません。母親だったり、ペットだったり、子供達だったり、はたまた近しい人だったり、と変化します。でも越えてはならない一線は引いていますけど!それでなくては、彼方の親と私とどちらが大切なんですか?って言われたらどう答えますか?>菅さん
2006/10/15(日) 午前 7:31
男と女の間に親友関係が成立しますか?奉史は肉体関係がなければという条件の下で成立すると考えているんです。それに奉史はメールのやり取りだけで、会っていないんですからね。いや、もし会うことがあっても、親友関係は続くでしょうけど・・自分がそういう考えだから、もちろん配偶者がそうしても何にも言いませんよ。>めにいしゃん
2006/10/15(日) 午前 7:37
もし自分だったらという他の人の意見を聞きたいなぁ〜
2006/10/15(日) 午前 8:37
惹きあう関係・・惹かれ合ってしまう関係ってあるんじゃないかな?・・宿命みたいなものかしら・・・。背負って生まれてきた運命みたいなもの・・。そしてそこからどう生きるかが自分に課せられた(もしくは自分に課した)課題ではないのかな?
2006/10/15(日) 午後 9:03
男女間の友情は成り立つと私は思います。お互いに信頼関係が築ければ、その人の人間性に惹かれ合うならば、それは確かな友情でしょう・・。だけどどちらかに恋愛感情があるとするならば、それを友情と呼べるのか??・・・そこは難しい所ですね・・。
2006/10/15(日) 午後 9:10
はなさんは、恋愛感情がなければ男女間の友情は成立する、ですね。相手にしたその代償を求めない行動は恋愛になるでしょうか?夫婦関係で長い時間が経ったとき、そこには恋愛感情が残っているでしょうか?むずかしぃ〜!!>はなしゃん
2006/10/16(月) 午前 7:51
私はKANさんの意見とまったく同じです。双方に精神的な親友関係が成り立っていればいいのですが、相手はつい期待してしまうんじゃないですか?・・・もっとも小説としてならもっとどろどろも面白いですが
2006/10/16(月) 午前 8:22
私は心の浮気だと思いますよ、少なくても結婚した場合は男女間の関係は奥さんが第一じゃないでしょうか、一時は結婚を意識した人に対しては、お互いの立場が変わった場合、あえて親友関係は解消するべきでしょう?
2006/10/16(月) 午後 3:03
う〜ん、どうなのかなあ 人間的魅力を感じているからこそ、友達でいるのだろうから、その中でいつ恋愛感情が芽生えてもおかしくないでしょ ただ畢竟、社会に受け入れられない恋愛は情熱と同じように嫉妬や敵意に自ら燃えてしまうような気もするんですよ それでもいいといえばよしですが、犠牲を呑めるかですよね これは修羅ですよね 男女の友情を是としない考えじゃあなくて、そうなりはしないかと言う危惧です あとは個別の事としか言いようがない 渦中にない私としては、自分がどうするか 今は言い切れません
2006/10/16(月) 午後 4:26
私はこの歳になって恋愛なんて面倒なものは考えるのもいやだわ。だからこれから作るのは男女共にお友達。そのためには配偶者にもオープンにしなくきゃ。ただ、奉史と真由子の場合は過去の恋愛感情があるから、なかなか理解されにくいでしょうね。昔の気持ちがないとはいえないでしょう?難しい所ですね。
2006/10/16(月) 午後 6:04
結婚すれば異性には目もくれず・・ですね。相手が期待する?上にも書いていますが、あくまで「奉史はメールのやり取りだけで、会わないんですよ」。小説を書くときは、全くの事実でないにしろ必ずモデルがいるはずです。でも、全くあり得ないことではないでしょ。。>ひよこしゃん
2006/10/17(火) 午前 7:30
考えは人それぞれ・・色々な意見があって良いと思います。でも心の浮気はちょっと・・もちろん、相手を好きでなくてはこんな事はしませんよね。心の浮気という言葉は結婚すれば異性を好きになる、と言うことを否定しているんですよね。男性と女性の間には親友関係は存在しないってことですか?>菅さん
2006/10/17(火) 午前 7:37
確かに、この先の危惧というか危険性はあります。でもそれを避けるために「奉史はメールのやり取りだけで、会っていないんです」・・意見保留。了解しました。>セゾンさん
2006/10/17(火) 午前 7:40
女性は恋をしているから、いつまでも輝いていられるんだと聞いたことがありますよ。^^ここでは男女間をどう考えているか、配偶者への背信のラインを何処に置いているか、の違いが良くわかります。議論はしません。人それぞれですから・・私はめにいさんの感覚が一番近いかな。。>めにいしゃん
2006/10/17(火) 午前 7:53
それは男性の勝手な願望です。私は結婚して恋愛と縁が切れて、うれしく自由になったと感じましたよ。男性からどう見られるか考えなくていいもの。
2006/10/17(火) 午後 7:02
夫婦間の恋愛感情ですか・・。難しいですね。トキメキとかドキドキとか・・切なさとか・・常に一緒に居られる安心感の中ではそういうものは消え去っていますね。だけど大事な存在である事は変わりませんし、一緒に居て一番楽な人です。☆相手にしたその代償を求めないならそれは恋愛になるのか・・大事な友人なら私は代償は求めません。それは男女問わず・・です。
2006/10/17(火) 午後 9:31
では、では、今の美貌を保てるのは何故?太極拳?>めにいしゃん
2006/10/18(水) 午前 8:48
そうそう、一緒にいて一番楽な人、安心できる人!それなんですよね。めにいさんも同じでしょ!!<相手にしたその代償を求めないならそれは恋愛になるのか・>男女を問わず!・・これも同感です。男(オス)と女(メス)ではなく、男性と女性、まぁ〜他の言い方をすれば人種とでも言いますか、つまり人として・・ですよね。>はなしゃん
2006/10/18(水) 午前 8:55
大人になると色々大切にしたいものの形も広がって、色恋だけで語れないものも出来てきますよね。私も人間として相手と係わっていく事が随分増えました。っていうか、そればっかりの気がしますが・・・古くからの友人を大切に思う心。。。ですよね?
2006/10/22(日) 午前 8:17
それもあります。その気持ちは後日話しているところがあります。>そらしゃん
2006/10/23(月) 午後 0:21