それらが世にあるを感謝して
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私は1945年(終戦)復員後、1930年代のフランス映画黄金時代の名監督、ルネ・クレール(巴里の屋根の下)、ジャツク・フェデ(外人部隊)、ジュリアン・デュヴィヴィエ(舞踏会の手帳)などの名画に心踊り、上田敏訳詩や萩原朔太郎詩等の放吟逍遥の後、映画は小津安二郎監督、小説は司馬遼太郎に心酔して今に至つている。
小津安二郎の映画はヴィデオ・DVDが出来て、「秋刀魚の味」「彼岸花」など何度見たかわからない。司馬遼太郎の小説は暇さえあれば繰り返し読み、その度に新たな発見がある。
さて、音楽はと言うと、演奏会やオペラはその現場に行かないとならないから厄介である。ウィーン大晦日の「こうもり」や、ニューイヤーコンサート(学友会館)のあの雰囲気はとてもじゃないが表現し難い。然し、ヴィデオ・CD・DVDもそれはそれで一つの文化として存在している。
日本には又素晴らしい歌舞伎がある、小唄もある、それに陶磁器の世界も魅力満々。私は以上のもの全てがこよなく好きで、それらがこの世にあることが有難く、感謝して生きさせて頂いている。(北斗記) |







