甲陽園音楽館について

クラシツク音楽の練習場として最高の環境と音響を追求して建設されました

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暑かつた夢のあの頃

 昨夜、久しぶりに夢を見た。
約50年前の音楽館創設時代である。それまで我が家の応接間にたむろしていた大勢のML(クラシツクレコードコンサート・コーラス)KFAC(甲陽園フイ―ルドアーチェリークラブ)、甲陽園テニス倶楽部、などの若者達(この中から数組のカツプルも出た)は、遂にあふれ出し、別棟を作らざるを得ない羽目になつた。
 別棟(クラブハウス)と言つても、お金は全く無いから皆で作り出した。三角屋根の最上部をどうするか、など今から思えば「ホントカイ」と言われることを、汗だくでやつた。
 昨夜の夢はその最中で、苦しかつたが、若かつたし、楽しい創設期であつた。その音楽館もまもなく神戸女学院へ無償譲渡される。(北斗記)

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パツクスアーレンオルガン

イメージ 1  2002年、甲陽園音楽館竣工時に、ピアノはスタインウエイ
3台・ベーゼンドルファー2台を搬入し、と同時に設置されたのが、知人の殆ど贈同然のアメリカ製三段鍵盤・パックスアーレンオルガンである。
凡そ電気を通した音には拒否反応を示していた私は、知人の医者が大事に弾いていたこのアーレンオルガンを聴いた時、その自然さと、パイプオルガンに似た音に驚嘆した。爾来、折にふれて触つている。
陽光到来、MLホールは春を迎えて温かく、本日久々振りにオルガンに向かつた。
楽譜の読めない私は、前に一音一音探してやつと弾けて居た讃美歌を手探りで弾く。手がえている。否、手しか覚えいない。何度も弾いてやつと弾けるようになる。これらの音が、空間が、私にとつては至福のひと時なのである。
   (ピアノの向こうに見えるのがオルガン、北斗記)

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祇園ごころの京料理、花見小路「花郷」の雅

   花なれや  花見小路の茶屋店は    百年舞い床(ゆか)  舞妓ゆかしき     (北斗)
                 (茶屋店の中には、百年前からの舞台があるという)
 
 先日、京都祇園「花郷」を訪れました。噂に違わぬ極上の京料理を頂き、軸もお椀も梅で、古都の雅を味わいました。
 尚、その際,接待の方(京美人です)に、愚作の「舞い床」の正式名につき教えを請いましたら、調べた上で、「これはこれでよいのではないでしょうか」と真剣に考えて下さいました。
 「舞い床」の字句のことで頓挫していた私は、花見小路の本家本元にそう言われてすつかり嬉しくなり、何んと「この歌をあげます」と、ついその方に言つてしまいました。貰う方は断る訳にも行かず、どうにもおこがましく恥ずかしい限りですが、ここは一つ、美人とお酒のせいと言うことでお許し頂きたい。(北斗記)
                                                                           

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梅一輪

イメージ 1
 
築山の   梅は白加賀  ふるさとの        (北斗
楽の音に  託すや庭の  梅便り      (発句,北斗)
駒止めて聞く  初音うれしや        (二の句,鈍那)
 
今年も音樂館MLホール築山の梅がほころび始めました。梅にも種類があつて、築山には「白加賀」、即ち私の故郷石川県金沢の名前の梅があります。このかぐわしい白い一輪が何とも待ち遠しく嬉しいのです。  
 
星くだき  ひよーと吼えるや 冬の月 (北斗)
私は昔から俳句の如き「字並べ」をしています。そして書状の終わりには、いつも「お体お大事に」位のつもりで「字並べ」を添えて来ました。言わば俳句は私には何でもない生活の一つの生き様でした。
この ( でん )(しかた)で、古き同窓で今は亡きU君にも、生前いつも「字並べ」を添えていました。その友人は工学博士で、戦後英国にいの一番に留学した逸材でした。唯私の俳句には一度も言及しないので不思議に思つていましたが、ある時彼がNHKの俳句の選者であることが解りました。その時の驚きと辱しさは例えようもありません。それでも時折当ブログの紙面を汚していますが、どうか「字並べ」に免じて、大目に見てやつて下さい。(北斗記・写真は音楽館築山の梅、小谷 覚氏撮影)

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京都、先斗町・祇園

 
  かにかくに 祇園はこひし 寝(ぬ)るときも  枕の下を水のながるる        (吉井勇)
                                                                       
 何と言つても京都である。深くて長い伝統を持つている。先日4人で先斗町加茂川沿いの、とある茶屋店に行つた。4人が帰る頃から係りのお女中が、寒い隣の部屋でじつと我々のオーバーを用意している気配を、襖越しに一人が気付いた。さすが先斗町・祇園と、この伝統のゆかしさに、大いに感動したものである。(北斗記)

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