SSS(咲SS)感想ブログ

1/3 ご存じかもしれませんが、yahooブログがガラケーで見られなくなりました(怒)。

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東1局

東・美穂子:25000
南・和:25000
西・尭深:25000
北・誠子:25000

美(さて、トップバッターを任せてもらったけれど、私の役目はこの子たちを見極めること。そして──)タンッ

和(相手が誰であっても私がやることは変わりません)タンッ

尭(気をつけなければいけないのはもちろん福路先輩ですが、大切なのは3人の中で一番点数が高く終了すること……)タンッ

誠(だとすれば、最後に役満がある尭深の方が有利。なんとしてでも役満を防がないと)タンッ

美(なるほど。そうしたらこのあたりね)タンッ

誠「ポン!」

誠(よし、役牌を鳴けた!)

美(ドラさえなければ亦野さんの上がりはそれほど怖くない。連荘はしやすいけど火力の低い攻撃。まあ、渋谷さんの役満を防ぐためにもまずはあがらせてあげる)タンッ

和(3回鳴けば5巡以内にあがれるオカルトですか。そんなオカルトはありえませんが──まあ、信じて打つことは否定しません)タンッ

誠「ポン!」

美(調子よさそうね、亦野さん)タンッ

和(両面塔子で鳴きますか。急いであがるなら役牌を鳴いている以上有効な方法ですが)タンッ

尭(2回飛ばされた……誠子ちゃんが下家なのってだからいやなんだよなあ……)タンッ

誠「チー!」タンッ

尭(──3副露)

美(さて、いつ来るのかしらね)タンッ

和(たとえ5巡以内にあがれたとしても、それはただの偶然です)タンッ

尭(ん……なんか、1回で来そうだけど)タンッ

誠「ツモ。1000-2000」

美(あら、役牌に赤ドラ2つついてたの。安手には違いないけど、ドラは私が3枚持っていたから大丈夫だと思っていたのに)チャラ

尭(やっぱり……嵌張を1回であがってくるなんて、さすがだね、誠子ちゃん)チャラ

和(なかなかの偶然ですね)チャラ



東2局

東・和:24000
南・尭深:24000
西・誠子:29000
北・美穂子:23000



美(さて……それではここから、一気に流していきますね)カッ

誠(ここからか。福路キャプテンの『天使の目』。相手の仕草や視線移動から相手の手牌をほとんど見透かすという……)

和(久先輩も言っていましたが、確かに相手の視線を確認していると、その人の考えが少しずつ分かるようになりました。ですが、3人同時に見通すのは『天使の目』というより『悪魔の目』のように思います)

尭「……失礼します」スッ

誠(え、尭深、突然メガネ外して──って)

尭「お待たせしました」チャッ

誠「さ、サングラスーっ!?」

美「あらあら。渋谷さんはそれで私の『目』から逃れられると思っているの?」

尭「完全には無理です。でも、福路キャプテンに盗まれる情報を少しでも減らさないといけません」

尭「私は、どうしてもレギュラーになりたいですから」

美「本気ね。それじゃあ、私も本気で行かせてもらうわ」

誠(……尭深、理牌もしないのか。本気で福路キャプテンとやりあう気だな)

和(面白い方法ですね。可能なら私も今度やってみましょうか)

美(面白い方法なのは認めるけど……視点移動は私にとってはそれほど重視する要素ではないわ)

美(問題なのは理牌しない方ね。まあ、原村さんと亦野さんの手から推測していく方がいいかもしれないわね)

美(まあ、渋谷さんが私の対策をしているのは知っていたわ。この間の合宿でもランキング戦でも、ずっと理牌しない練習をしていた)

美(上埜さんや宮永さん、弘世さん相手にその必要はないから、これは明らかに私対策なんでしょう?)

尭(白糸台不動のナンバー3の座、明け渡してもらいます、キャプテン……)ゴゴゴ

美(最後に役満があれば私をまくれると思っているのね……まあ、最短局数で流すか、それとも役満そのものをあがらせないか、どちらでもできるとは思うけど……そうね。やはり最短局数で流す方が安全よね)

尭(このあたりで──)タンッ

美「ロン。5200、お願いしますね」

尭「はい……」チャラ

誠(うわ、さすが福路キャプテン、一度も裏目ってない)

和(さすがはこの白糸台で最高のデジタル麻雀ですね。私が目標とするだけのことはあります。正直、狼姫のコンセプトの方があっていると思いますが)

誠(問題は、キャプテンはただのデジタル麻雀じゃない。相手を観察し、臨機応変に待ちを変化させてくるアナログ麻雀との融合……)

尭(この人を超えていかないと、白糸台のナンバー3には入れない……!)



東3局

東・尭深:18800
南・誠子:29000
西・美穂子:28200
北・和:24000



美「ロン。5200、お願いしますね」

和「……はい」チャラ

誠(さっきと同じ点数……40符3飜か)

尭(最高効率を考えて打てば、確かに5200はよく出やすい手だけど……)

和(……)



東4局

東・誠子:29000
南・美穂子:33400
西・和:18800
北・尭深:18800



誠(安牌がない……1萬でなんとかしのげれば)タンッ

美「ロン。中、一盃口ドラ1。5200、お願いしますね」ニコッ

尭(こ、これは……)

誠(まさかとは思いますが……)

和(……なかなかの偶然ですね)



南1局

東・美穂子:38600
南・和:18800
西・尭深:18800
北・誠子:23800



──観戦室──

久「うわー、美穂子ったら、えげつないことするわねー。みんな40符3飜でそろえるなんて」

菫「相変わらずの天使の目だな。やはりサングラスがあっても効果なしか」

照「菫も一時期、本気でやろうか検討してたもんね」

菫「ああ。福路本人から『やっても意味はないと思いますよ』と言われて諦めた」

久「ちょ、本人に直接聞くとかw」

菫「まあ、何気なくな。サングラスをすれば視点移動を見破ることはできるのかと聞いたんだが、なんでもあいつの目にかかれば『100ある情報のうちの1つ』くらいなんだそうだ」

久「そんなオカルトありえないわー」

照「棒読みw」

菫「手が進んだときのわずかな興奮、悩んだときの少しの時間、対戦相手が自分の有効牌を切ったときの動揺。別に視線だけ防いでも仕方がない。福路との間にカーテンでも設置するくらいやらなければ無意味だ」

久「だから美穂子はネット麻雀がそれほど成績上がらないのよねー。デジタル打ちなのに」

菫「あれは対戦相手から読み取れるアナログ情報が少なすぎて、逆にデジタルになりきれないのだそうだ」

照「福路さんはリアルで打って強い選手だから。デジタルとアナログの魔融合」

久「そういうことね。今年は洋榎やセーラにも軽々勝ってくれると信じてるわ」

照「でも、ネットが苦手か。そうなると──」

久「そうね。この局面を打破するのはきっと」

菫「ネト麻最強の『のどっち』こと、原村和か」



──対局室──

和(福路キャプテンはもしかして、わざと得点を5200にそろえたのでしょうか。私たちの力を見定めるために。ずいぶんと余裕のあることです)タンッ

尭(こっちが物理的に情報量を減らしているのに、私よりも早くあがっていく……)タンッ

誠(これが白糸台ナンバー3の実力……!)タンッ

美(3人とも少しは凹んでくれたのかしら? いえ、違うみたいね……まさか、あなたに火をつけることになるなんて思わなかったけど)タンッ

和(もしあなたが最適効率を無視して打っているというのなら──そんないびつな麻雀は、オカルトな麻雀は認めません)

和(必ず私が勝って、レギュラーの座を手に入れる……!)

美(あら、テンパイしたのね……あなたの手は……一通の3索嵌張待ち。あなたの手は本当によく透けて見えるのだけれど、どうしてか『必ず止められる』とは思えない」

美(デジタルに特化すると、卓上そのものが意思をなくし、ただの無機物でしかありえなくなる……そこに人の想いは入らない。すべては確率で処理されていくことになる)

美(それが電脳世界最強の『のどっち』というわけですね)

和「……ツモ。1600-3200です」

美(50符3飜──よく仕上げてきたわね)チャラ

尭(ん……さすがインターミドルチャンピオンだね)チャラ

誠(今ので立直をかけないのか。まあ、リーチをして1飜上乗せしても満貫止まり。ツモに一発か裏がのらなければ跳ねることはないから、デジタルとしてはそれが正解か)

和「 」ポー

美(原村さん、調子がよさそうね……まあ、それでも私には及ばないけれど。それにしても、点数差がぴったり……これは面白いことができそうね)



南2局

東・和:25200
南・尭深:17200
西・誠子:22200
北・美穂子:35400



久「あはははは! こんなに綺麗に決まるなんて思わなかったわ!」

菫「福路を相手に50符で3飜ツモか。見事なものだ」

照「本当に強くなってるね。やるのが楽しみ」

久「あらあら。照も菫も、和が一押しなわけ?」

菫「私はそうだな……原村に来てほしい一方で、渋谷もずっと面倒を見てきたからな。一概には言えんよ」

照「同じだね。久は原村さんをかってるんでしょ? それなら私は誠子。実戦でたくさん鍛えてきたつもり」

久「そうなのよねー。あなたたちは自分の後釜がいたのかもしれないけど、私だけ有望な後釜がいなかったから寂しかったのよね」

照「ミドルチャンプを手篭めにするなんて、相変わらず手が早いね」

菫「お前、冗談でもそういうことを言うのはやめろよ。福路が怒るぞ」

久「あらあら。私が美穂子と付き合っているとでもいうのかしら?」

照「事実だし」

菫「否定するつもりかお前は」

久「否定するわよ? だって、美穂子には好きな人が他にいるもの」

照「いやいや、それはない」

菫「作り話にしても、もう少し現実味のあることを言ったらどうだ」

久「じゃあ後で本人に聞いてごらんなさいな。別に隠すつもりはないようだし」

照「……」ウタガイノマナザシ

菫「なんということだ……もてあそんでいたのは久ではなくて、福路の方だったとでもいうのか……」

久「誰がもてあそばれたって? 私は私で、気に入った娘は全員生徒会にスカウトしてるから何も問題ないわよ?」

照「最低だこの人」

菫「分かっていたが最低だな」

久「さて、対局だけど──あら、珍しいこともあるものね」

菫「確かに」

照「こういう場合、どうするのか興味あるね」



尭深配牌:五46(五)┃ィ鍬F鶚きο鮫ァ.張癲В検.疋蕁Щ
【二(五)五六きキキΝ┌苅僑掘.張癲В検.疋蕁Щ亜


尭(ここまで最短局数で来ているのに、この流れ……)

尭(でも、これは仕方がないことだよね)アカ5マン

誠(尭深が字牌じゃない牌を切っただって?)タンッ

美(字牌が1枚もなかったのね……ここまで最短局数で来てるから、きっと役満は無理だとあきらめて、少しでも手を高くする方に切り替えたのね)タンッ

和(初手からドラを切るなんて、無駄の極みですね)タンッ

尭(このままいけばオーラスは役牌暗刻が1つだけ。役満は無理だからせめてドラに返ってきてもらわないと)タンッ

誠「チーっ!」

誠(よし、2巡目で鳴けた。ここから加速する……!)タンッ

美(……亦野さん)

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