最後(最初から?)に言いたかったこと・・・
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私が考えていたこと・・・
それはオーソドックスなスタイル、つまり速い人がやってる練習やフォーム(というか速い人の走り方)を真似てもいいんじゃないか? それが現在では「不向き・適していない」って言われている、かつて主流だった黒人系スプリンターのスタイルであっても・・・
もちろんピッチかストライドか?なんて言葉も不要なら、今流行の最新トレンド陸上用語やトレーニング用語も不要。
我々が粛々とやってきた過去のトレーニングをベースに、これまで培ってきたエッセンスを加えてレシピ完成させる。その味は小学生や経験の浅い中学生にとっては、十分な満腹感を与えられるかも?それで十分なのでは?ということです・・・
日本記録が樹立されて以来の13年間、いみじくもインターネットが爆発的加速で一般家庭にも普及しだしました。 その一方であまりにも氾濫する情報が、逆に真実を隠す?見いだすことが困難になるほどの状態が、現在の社会ではないでしょうか?
本質ってなんだろう?って手探りで探すことさえ逆に難しいことでは?
だから、その答えを模索しようと、また情報を収集しては迷宮にはまる・・・そしていつまでも無限の回廊を駆け巡る行為を繰り返してしまう。
なら、そのずっと以前にスタンダードとされてきた原点に立ち返って、当時の基本を踏襲してみてはどうでしょうか?
100m9秒台は無理かもしれないが、100m15秒だった人が13秒台へ、13秒だった人が11秒台へはなるんじゃないかな?・・・じゃあ、小学生や中学生はそれでよくないですか?
日本記録保持者の伊藤浩司さんですが、陸上競技との出会いはその著書に中学1年のとき・・・と記されています。 そして最初のレースで記録したタイムが13秒4・・・ 別に普通でしょ?「エッ!オレの方が速い」って人も多いかもしれませんね?
私が携わった小学生でも、当時の伊藤さんのタイムより速く走る子がいますよ、今までに何人も・・・そこまでなら、今の私でも可能な指導?ってことになるかな(笑)
ですが、その記録の2年後には、伊藤さん10秒7で走ってるんです!これは凄まじい!さすがに私ではチョット無理です。いや、かなり無理です!全然無理です、たぶん・・・
そして日本記録の10秒00までは、そこから14年もかかっています。
なんか、昔の古典的練習で培った若年世代の方が、記録の伸びが全然違いますよね? もちろん、10秒台に入ったらコンマ1秒短縮するのに身を削る思いでトレーニングを積まなくてはいけない、非常に精度の高い多様な努力が必要です。
単純に比較することは現実的ではありませんが、成長期の小学生〜中学生という時期においては、今現在の常識では「無駄」とか「愚か」とされる「古典的トレーニング方法」でも十分に能力を高め、記録を短縮していくことが可能ではないでしょうか? 20世紀や昭和の時代には、誰もがやってきたことです。その当時、記録が全然伸びなかった・・・なんてことはありませんでしたよ?
「その当時の誤ったトレーニング方法や理論が、今の記録を伸びなくしている元凶だ」
ということを進言する方もいるかもしれません。私自信、そうではないかな?って考えたこともあります。
ですが、歴史と事実が証明した過去の結果を超えるはずの、最新の理論に導かれた現在のトップアスリートたちは、誰もが認めざるを得ない具体的立証(たとえば日本記録の更新やオリンピックのメダリスト誕生)を未だ成しえていないのはなぜでしょう?
とてつもない大記録が生まれる瞬間とは、すべての条件が最高レベルで重なった時だと、私ごときでも想像はつきます。
たまたま、そういうチャンスに恵まれなかっただけ・・・とは言えなくもないですが、それにしても13年は長すぎます。
この間、世界は9秒58にまで達していますから・・・
未だ明確な確証が得られてはいない?理論に基づくトレーニングと結果を追求するよりも、私なら100%ではないにしろ、確実に能力をあるレベルまでは引き出せる過去の方法を試してることも無駄とは思えない・・・ そこで私は、古典的ながらも積み重ねられた歴史と事実を背景に、ある一定のレベルに達する効果が得られるなら、過去に翻った方法を試すことを消極的とは解さない・・・ってことを選びました。
それはひとえに、私自身がその最新の理論や方法を理解できていない・把握できていないという明確な理由があるからです。
自分が理解もできていないこと人に教えるなんてできませんよね?できないことに努力しても無駄、ならできることから始めよう・・・何度も言ってきたことです。
それはベストな方法ではないかもしれません、ですが私にできることはそこまでですし、今日よりもベターな明日を実現できるのなら、それでいいと思っています。
小学生や中学生の時期なら、これから体も大きくなって、発揮できる力もコントロールする能力もどんどん高くなるでしょう。黙っていても、必ず今より速く走ることができるようになります。
それプラス、無駄を省いて必要な要素だけを盛り込んでいく作業ができれば?過去の遺物的視点で捉えられる方法でも、さらに速く走れるようになることは十分に可能ではないかと・・・ たとえば・・・ 1 腿上げは必要ない・・・
やっぱり股関節の柔軟性はあればあるほど有利だと思います。上体さえきちんと重心の上に真っ直ぐな姿勢でキープできて、支持足でしっかり地面を真上から押す!という動作ができていれば十分です。
ただ、腿上げ動作をすれば、自然と前方へ移動していかないと嘘ですよね?重心より前へ脚を持ち上げるんですから、当然バランスが前方寄りに移動して重心位置も前方へ移動します。 2 骨盤を前傾させる・・・
そんなの無理ですよね?だって骨盤に動かせる関節ないし、背骨をグッと反ってお尻を突き出すような動作しかとれません。 直立したそのままの姿勢が保てればそれでいいと思います。大切なのは、その位置を崩さないようにすること。
じつは骨盤を前傾させろってこと、大きな矛盾があると思うんです!
だって、かつて主流だった黒人スプリンターのダイナミックなフォームをマネしても、それは日本人の体型には合わない・・・って、片方で言ってるんですよ?ハッキリと。 それなのに、黒人スプリンターは骨盤が前傾しているから、あのフォームで速く走れるんだ。日本人は後傾しているので、骨盤を起こして黒人スプリンターのように前傾させなさい・・・って、おかしいでしょ? 黒人スプリンターのフォームや走法は日本人に合わないって言っておきながら、骨盤は黒人スプリンターのように前傾させなさいって。 同じ人が同じ理論で、同じ本に記載しているんですよ?こんなこと書くからわかんない・・・申し訳ないですが信用できません、私には。 3 地面を大きく蹴らない・・・
どう考えても、地面しか蹴るとこないです。前方へスイングされた膝の真下へ脚を素早く踏み降ろす。その際に股関節、あるいは膝や足首の関節で、接地した際のショックを吸収しようとしないことが一番重要なこと。
より大きな力を加えれば加えるほど、その反発力も大きくなります。これが大きな移動距離を得るポイントのひとつです。地面は大きく蹴ろう・・・って言うより、「素早い大きな力を加えよう」・・・ですよね?他の方法で上手くできる人はいいけど、私にはできません。 4 母子球で走れ・・・ 確かに母子球部分は接地するけど、母子球部分で走れないと思う・・・やってみるとわかるけど、て母子球で地面に力加えること難しい。私は指先に力入れないと・・・
指先で地面を掴むような感覚で一瞬ポン!と地面に力を加えると上手くいきました。けして母子球では力を入れることできません。 5 接地は重心の真下・・・ 重心の真下じゃ遅すぎます!接地は重心の前方でしょう・・・じゃないと接地した脚を支点に通過する重心位置の移動スピードに追いつきません。
重心の真下に接地したんじゃ、すでに重心は接地した場所を通過してしまいます。そうなると接地脚は後方へ蹴り出さないと、前方へ移動する力を発揮できません。
接地は重心の前方、つまりスイングされた膝の真下です。
そしてそこに重心が移動してきたその瞬間に、最大の力を真下へ加えるのではないですか? その場に立っていて、片方の脚を前方へ持ち上げ、今の重心の真下へ接地させると?元の脚の位置に納まり、体は前方へ移動してはくれません。 前方へ持ち上げた脚の膝、その真下へ降ろすと?ホラ、体は前方へ移動しました・・・ 6 乗り込み動作・・・
そんな動作を意識して行うことはありません・・・ただ黙って歩く・走るという動作の流れで自然に発生しています。接地した足の上へ重心が移動することですから・・・特異な単語は誤解と疑問を招きます。
こうしてサッと流しただけでも、きっと小学生や中学生たちへは難解な言葉だと思います。私自身、何がどうなの?って感じでしたから、最初は・・・
その意味するところの説明を受けて、「あれっ?それおかしくないですか」って疑問がすぐに思い浮かびました。まあ、レベルが小学生並?なので、そうなんでしょうけど(笑)
それにしてもここ10年の間に用いられた言葉です、厄介ですね?最近はもっと難解ですよ?わかりますか、みなさん・・・
私には理解できない理屈が少なくありませんので、自分で理解できないことを推測で行うことは危険な行為ですから、潔く諦めます。
ではどうするか?それが今指摘してきた古典的王道のトレーニングです。古典的といっても、40年も50年も前のヤツではありませんので(笑)
最初はストレッチで体全体、そして股関節周りの柔軟性を得、可動域を楽に大きく動かせるようにすること。
そして体幹とよばれる体の中心部分の筋力と、股関節周り・肩周りの筋力も強化していく。 SAQドリルはその手段方法を明確にし、素早い動き・効率の良い体の動きと反応を養う。
そして、地面へは大きな力を加えその反力を体に受けて弾む感覚を覚える。前後の足の切り返し、いわゆる股関節のスイングスピードを上げて、もっとも力を発揮できるポイントで地面に力を加える・・・
これが私の言いたい、「パワー・スピード・タイミング」という意味です。
タイソン・ゲイのように、あたかもスパイクをトラックへ叩きつけるような、もの凄いパワーを地面に加える・・・
ウサイン・ボルトの後半に見せるとんでもない左右の足のスイングスピード・・・
カール・ルイスのような、ポンポン弾むように前へ進む感覚を得る絶妙のタイミング・・・
この三つ、欲しいですよねぇ〜
ちょっと強引ですが、私が指すパワー・スピード・タイミングってことの意味は、あくまで私が表現したいと思うところの意味合いに過ぎませんから、その点は「言葉の置き換え」として認識してください。
私が言いたい、具体的に指摘したい・・・っていうことを指す言葉の引用が、たとえ話として「パワー・スピード・タイミング」で表現することになっただけです。
最後に、誰もが今より速くなりたいって思ってます・・・そのために練習しています。その手段方法は千差万別ですし、100人いれば100通りの練習や能力の差があるのは当然です。
それをいかに自分に適した方法を見いだし、効果を得ることができるかってことに集約されると思います。
でもそれがどうやっていいのかわからない人や、どうしようか悩んでいる場合に、立ち止まってみて「これ試してみよう、なんとなく意味するところがわかるから」と思って試してみれば?
そこにひょっとしてヒントや新たな感覚を見いだせれば、幸いです。 難解なことに挑む必要も、惑わされることもありません。
いかに地面へ上手く力を伝えて、その反力で体を前へ進めていくか?それだけでいいんです。
思っているほど、難しくはないと思いますよ!今より速く走ろうってすること・・・ |
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