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        自作、テレキャスター  ”メッシーナ”
 
 
  テレキャス今回の記事は、テレキャス独特の音質を決定付ける
 
 ブリッジの設計&構造の説明です。テレキャス独特の
 
 音質を生かすも殺すも実はブリッジの調整セッティングに掛かっています。
 
 どれほど良い材質のテレキャスでも素晴らしいピックアップでも
 
 調整が不十分ではポテンシャルを引き出すことは出来ません。
 
 逆にボディーの材質がイマイチでも調整次第で見違える音色、鳴りに
 
 変ります。これはあくまでも私個人の私見ですので、くれぐれも
 
 真に受けないように。

 テレキャスターの特徴である高音のヌケの良さは半面イタイ音質
 
  でもあるのですが、それを美味しい高音に変えてくれるのが
 
 スワンプアッシュの大きなメリットです。倍音が増える事で
 
 キツメの高音をヌケはそのままに柔らかいモノに変えてくれます。
 
 しかし調整を間違うと寝ぼけてヌケの悪い、テレキャスを選んだ
 
 意味の無いモノに終ってしまいます。ご自身でお持ちの
 
 テレキャスターの音質を充分把握して調整の効果をご自身の
 
 狙った音質の方向に導いてください。柔らかめの音質のテレと
 
 硬めのキツイ高音のテレでは調整が逆方向になります。
 
 スワンプアッシュボディーのテレは柔らか目の音質のモノが
 
 多く、アッシュ材の重めのボディーのテレは硬めの音質の
 
 モノが多い事が一般的です。
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 その1 ペグ(糸巻き)について。
 今までにも何度かペグ(糸巻き)について記事にしてきました。
 重量の軽いペグを使うと高音のヌケが良くなり、ギター全体の
 音質バランスも少し高音寄りになります。エレキギターの場合、
 ソロ演奏と言う事はほとんど無く、バンドの中での演奏に
 なる訳ですが、そうなるとベースギターやバンド全体の関係で
 エレキギターの5、6弦の音の必要性が薄れてきます。逆に
 
 邪魔になることさえあります。キース.リチャーズも
 
 テレキャスを使う場合、チューニングの事もあり、6弦は
 
 外して演奏しています。もちろんコレは極端な使い方ですが、
 
 テレキャスの美味しい高音をより一層生かす使い方でも
 
 あるのです。テレキャスの場合には、その特性を発揮させる
 
 ためにも、なるべく軽い重量のペグを使う事をお勧めします。
 
 やはりオリジナルテレキャスターに標準で使われている、
 
 クルーソンデラックスがベストマッチと言えると思います。
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 その2 ギター弦、裏通しの意味
 
 
 テレキャスターの弦はボディーの裏側から通して表面に出ています。
 
 一時期ブリッジ下側に通すタイプに変更になりましたが、
 
 音質的なメリットを優先して加工、製作に手間が掛かり、
 
 また、ユーザーに取っても弦交換に手間取るボディー裏通しに
 
 戻しました。では弦裏通しの音質的なメリットとはなんでしょう?
 
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 ヘタクソな図面でスイマセン。上の図は弦をブリッジ後で止めた
 
 場合とボディー裏側に通した場合を書いてあります。両者の違いは
 
 サドル後の弦の折れ曲がる角度にあります。
 
 この角度はテレキャスに関わらず、全ての弦楽器の音質を
 
 決定付ける重要なポイントですので、憶えておくと他のギター
 
 ベースなど全部に応用出来ますので損はありません。
 
 この角度がキツイと音質は硬く芯のあるハッキリとした音質に
 
 なります。エレキで言いますとフロントピックアップの音が
 
 リアピックアップの音に変っていく様な変化をします。
 
 それに伴い弦のテンションも高くなります。逆に角度を広げ
 
 ますと柔らかい印象の音質に変ります。メリットとしては
 
 サスティーンが少し伸びるようになるのと弦のテンションが
 
 下がりますので弾き易くなります。アコースティックギターで
 
 表現すると角度がキツイとブリッジ寄りで弾いた音質、
 
 角度は広いとネック側で弾いた音質と言う感じです。

 この角度の調整でテレキャスに関わらず、いろんな調整が
 
 可能になります。
  1、音質を硬め柔らかめに変える事が出来る。
  2、弦のサスティーンを調整できる。
  3、ギターの弾き易さ(弦のテンション)を調整出来る。
 
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 アコースティックギターの弦を止めるピンの穴には丸い穴だけの
 モノと、弦のミゾを切ったモノとがあります。このミゾの
 理由は弦を固定する為では無く、これもサドルと弦の折れ曲がり
 角度を少しでも小さくしてクッキリ、ハッキリした、
 よりブライトな音色にする為のミゾなんです。
 
 2mmか3mm程度の移動ですが、たったそれだけの違いで音質には
 
 大きな違いをもたらします。ほんの数度の角度の違いで
 
 音質や弾き易さに違いが出てきます。ユーザーでも
 
 簡単に出来る音質変更可能な部分です。
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 長くなりましたのでテレキャスの実際のブリッジ調整は
 次回にします。この弦の折れ曲がり角度の理屈だけ憶えていて
 ください。
 
 

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