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思いが形にならなくても、その思いに自信を持ってくれ。

ブッ飛んでいる男たち

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三島由紀夫という生き方


三島由紀夫vs東大全共闘

学生時代以来に著書を読み返しております。今さら言うまでもないですが、日本文学、文芸の最高峰に座する小説家であり、何より思想家であります。社会通念を超越した審美的文学性を、作品と現実の両方で体現しながら生きていた人だったのだなあと、ここ最近、何だか三島由紀夫がとても好きです。純粋ですよね。

「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、
或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう」

それが良いのかどうかはともかく、国家という視点で見ると、日本はこの人の言っていたとおりの国になったのかもしれませんね。

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Vincent Galloという生き方


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「オレはひとりの人間として自分がそれほど面白い人間だとは思わない。ばかげたエゴやコンプレックス、怒りや強迫観念にいつも振り回されている。 しかし明確なヴィジョンを持った映画を作ることによって、そんな自分というものを乗り越えられると思う。そこにオレが映画を作ろうとする動機があるんだ」

「オレは1万5千枚のアルバムを持っていて、そのジャンルは何でもありだ。この2、3年のあいだでオレがいちばん面白かったことは、アメリカをクルマで横断したことだ。ニューヨークとロスを往復するんだ。 その途中でレコード屋に立ち寄って、持ってないアルバムは片っ端から買いまくる。カントリー&ウエスタン、クラシック、ポップス、ディスコ、持ってなければ何でも買う。 それから家に戻って、全部聴いて、最高の曲や曲の一部、瞬間だけをテープに再編集する。つまらないレコードから最高の瞬間をとらえたテープが出来上がるのさ。 それは最高にファンタスティックだ。どんなつまらない曲にもイケてる瞬間ていうものがあるってことさ」

Johnny Deppは、改めて言う必要もなく無茶苦茶オシャレでカッコいい。でも、スタイルだけではなく思想とか生き方という点も含めると、個人的には Vincent Galloの方が好みだったりします。16歳で故郷を後にし、ニューヨークのアンダーグラウンドの世界に飛び込み、 バスキアとバンドを結成し、画家として個展を開き、プロのバイクレーサーになり、俳優として映画に出演し、 モデルとしてCFに登場し、Hi-Fi機材(ヴィンテージのオーディオ)の批評を行うという、マルチな才能などという言葉の範疇には収まりきらない無軌道さ。そこに狂気を孕んでいる強烈なオブセッションを併せ持っているとなれば、これはもう、最高という言葉以外の何物でもありません。シビれます。代表作のBuffalo '66は10年以上前の作品ですが、いま観ても凄いカッコいいです。いいなあ。唸ってしまうなあ。

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大山倍達という生き方


ぶあつい。肉体も言葉も行動も理論も生き方もパフォーマンスも、ぶあつい。
こういうぶあつい人って、正しい正しくないを凌駕して、ぶあつい。
言いきる。断定する。ぶあついなあ。ぶあついよ。

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羽生善治という生き方


将棋――。駒の動かし方だけ知っている。
見栄を張った。それすらも曖昧だ。頭にあるキーワード。羽生善治――棋士。
穏やかな風貌。形容する言葉――借りてきた日本猫。口を開いた。獅子の咆哮が放たれた。
音声に微かなノイズ。現実の音――マンションの外から聞こえてくる野良猫の鳴き声。
苦笑い――タチの悪いジョークがあったものだ。冷めた珈琲。ブラックのまま喉奥に流し込む。
羽生善治――平然としている。負けて失うもの――すべて。金で解決できることではない。
精神がひりつく。何もかもが渇く。努力賞など存在しない。真剣勝負の中に身を置く生活。
ギリギリの戦いが日々の営み――寒気がする。
脳に青い電流が疾る。似ている――宮本武蔵。どちらも模索している。精神の在り方。
日常と勝負の境界――あるはずもない。おれは机に肘をつく。蟀谷を押さえる。息を吐く。
量産している。勝負の瞬間に。次の勝負の武器を。平然と――。
最後に頼るのは理論ではない。データに縋らない。淡々と委ねる。
薄氷を踏んでいる自分自身――そのものに。
狂気の沙汰。正気の麻痺。矢継ぎ早に繰り出される。男の表情――平凡な笑顔。
鼓膜を衝く。つらぬく。狂おしく。執拗に。おれはイヤホンを外す。セミダブルのベッド。
足を投げ出す。言葉を反芻する。虚空を見つめる。珈琲を飲む。咀嚼する。苦味を確認する。
腹部を弄る。肉体を確認する。贅肉――緊張感の欠如。嘆息を堪える。眼を閉じる。
脳裏に焼きついた映像。自動再生される。羽生善治――棋士。研ぎ澄まされている。腹の上で手を組む。
意識が俯瞰にスイッチする。まるで祈りの姿――茫然とする。慌てて立ち上がる。
薄灰色のカーテン。乱暴に開ける。ベランダへ出る。時間制の駐車場から白色LEDの光が差し込む。
太った野良猫が鳴く。唐突な雨――顔に降りかかる。

まるで祈りの姿――自分で気づいたのがせめてもの救いか。

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塚本晋也という生き方


ヴィタールという映画の初回限定DVD特典である監督インタビューがYOUTUBEにUPされていたので載せてみます。初めて作品を観た時から現在に至るまで、多大なる影響を受け続けているインディーズムービーのカリスマ、塚本晋也監督です。好きだなあ、塚本晋也。今年公開されるという鉄男の新作も楽しみだ。あと何作撮るのかわかりませんが、都市という巨大なフィギアの中で蠢いている人間の矛盾と葛藤を、どうか死ぬまでに描き切って、作品の中で一つの結論を提示して欲しいなと切に願います。

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