玉、琢かざれば、光なし

このブログでときどき自分の思いをつづります。頻繁に更新はしません。すみません。

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親と子の関係を深く考えさせられているこの2日間

イメージ 1

娘にお見舞いが届きました。
学校の畑に植えられている三浦大根を掘ってきてくださったのです。
わかりにくいのですが、大根の下に小さなメモ帳があります。
メモ帳は9センチ×13センチです。
大根がいかに大きいかおわかりでしょう。
さっそく大根おろしと煮物を作りました。
お腹いっぱい食べたせいか、かなり元気になってきました。




11月26日のブログです。




看病が続いていて、
深夜、部屋の電気がつけたままになっていたりすると、
娘の部屋に入っていく。
布団からはみ出ている脚をみると、
でかくなったなぁと思う。
このブログで以前書いたこともあるけれど、
娘は1900グラムで生まれて出てきた。
元気な声で泣いていたけれど、
しばらくは保育器のなかで育ったのだった。

「バレリーナ症候群」というつま先立ちの症状が始まり、
保健所に行くたびに「小児麻痺の疑いがあるから」と
千葉県の療育センターに行くよう指示された。
「この子はちゃんと育っていけるのか」
と何度も何度も心配した。

恥ずかしがり屋でほとんど競争心などないものだから、
何をやってもビリっけつで、
自ら「●×になりたい」と声高にいう子ではなかった。
しかも、一人っ子。
「おまえ、ひとりで生きていけるか」
とこれまた何度も何度も心配した。

それが、いまでは私ほどではないが、
デカくなって、親のいうこともなかなかきかない子に成長した。
要領よく生きていくすべも身につけていっている。
まだまだ「バカヤロー!」と怒鳴りたくなることだらけだけど。


昨日、今日と、深く考えさせられることがあった。
まずは、「代理出産の母娘、素顔で会見」というニュース。

昨夜、日本テレビのニュース番組で、
出産までの短いドキュメンタリーを見たが、
どうも気分がすっきりしなかった。

その理由だが、
代理出産の母娘の言動に
「生まれてくる子供」に対するものがなかったからだ。
代理出産の母娘の「生まれてくる子供」に対する思いを、
私が聞き逃したのかもしれない。
思いは語られたのに、
語られていないように映像が編集されていたのかもしれない。
だから真相は違っているかもしれないが、
そう信じたいが、
私が見た映像には、
「娘のことを思う母」と「母のことを思う娘」しかいないように感じた。

それと、どうもいやだなぁと思ったのは、
「ホルモン剤」を場面場面で使っていることだ。
代理出産する母は閉経しており、
受精卵を着床させるのにホルモン剤を必要とした。
代理出産してもらった娘はそのままでは乳が出ず、
母乳を出せるからだにするためにホルモン剤を必要とした。
私はナチュラルにこだわりすぎるのかもしれない…。

上記2点から「代理出産の母娘、素顔で会見」のニュースに、
諸手を挙げて祝福する気持ちになれなかった。
(喜んでいる皆さん、ごめんね)


今日のニュースも深く考えさせられた。
「赤ちゃんポストに51人
『相談との一体運用で意義』
熊本県検証会議が最終報告」というニュースだ。

時事通信の記事を紹介しよう。

 育児が困難な親が匿名で乳児を託せる慈恵病院(熊本市)の
「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)について、
 有識者らによる熊本県の検証会議は26日、最終報告書を公表した。
 この中で親が子供を預けた理由を初めて示し、
 経済的事情のほか、不倫相手との間に生まれた子供だったり、
 出産が戸籍に残ることを懸念したりしたケースがあることが
 明らかになった。
 検証会議は制度自体について
「親に対する相談と一体的な運用がなされる限りでは、
 一定の意義が認められる」と評価。
 国に対しては、妊娠・出産に対応するシェルターの整備など
 体制を拡充するよう提言している。
 報告書によると、2007年5月の設置から今年9月末まで、
 全国から51人の子供の預け入れがあった。
 その後の連絡などで39人の親が判明し、
 うち7人が元の家庭に引き取られた。
 子供を預けた理由については、
「戸籍に入れたくない」が8人、
「生活の困窮」が7人、
「不倫」が5人、
「未婚」が3人。
 このほかには「養育拒否」や「親からの反対」などがあった。

ちょっと計算をしてみよう。
 51−7=44
 51−39=12

「赤ちゃんポスト」に置き去りにされた子のうち、
44人が元の親に引き取られないまま、ということか。
12人は生んだ親がまったくわからないということか。
いろいろ事情はあるのだろう。
でも掲げられた預けた理由が哀しいじゃないか。

私は「赤ちゃんポスト」に最初に入れられた子供のことが忘れられない。
最初に預けられた子は「赤ちゃん」じゃなかった。
3歳になる男の子だった。
その男の子は親に「かくれんぼをしよう」と言われたのだった。
男の子は「赤ちゃんポスト」に入れられ、じっと隠れていたのだ。
「いつか見つけてくれる」と思いながら隠れていたのではないか。
3歳の男の子がかくれんぼをしたのは、
2007年5月17日のこと。
もう2年が過ぎた。男の子は5歳か。

まだかくれんぼが続いていてほしい、と私は思う。
平然としたツラでも構わないから、
鬼のふりして、
5歳になった男のことを
捨てた親は見つけに来てほしいと思う。


生むのも、育てるのも、簡単じゃない。
いま目の前にあるもの、すべてに、感謝しながら、
精一杯生きていこうと思う。
こんな私と娘はあと何年いっしょかわからないが。

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