クマさんのまだまだ弓道

高校弓道部顧問による自虐的な日記

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2012年2月9日

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環境の役割

 射はよいと見えるのだが、なかなか的中が上がらない選手を試みにAチームに入れてみることによって、そのチームのレベルにふさわしい働きをすることがあります。
 
 これは顧問として、実に嬉しい限り。
 「やったー!」と言いたくもなります。
 
 顧問としてはある程度的中が上がってきた時点で、練習試合などでも上のチームに入れようと思うのが通常ですが、それでは間に合わないこともあります。
 
 そこで思い切ってAチームに入れてみる。
 すると周りの選手に引っ張られるように、彼女も中るようになるということが割合多い。
 
 これはもちろん「自分の力を認めてもらえた。」という意識がまずあるのでしょうし、「それならばそれなりに頑張ろう。」という気持にも当然なる。
 そうした前向きの気持ちが的中に表れる、というのは顧問の先生方が多く経験するところではないでしょうか。
 
 このような現象は児童・生徒などの学習や、社会人の仕事ぶりにも同様に表れることがあるようですから、人間の気持ちに共通する部分があるのでしょう。
 
 嘗て陸上部の練習を見ていたら、その選手の持っている力以上のものを引き出すために、他の選手と強いゴムのチューブで体をつなぎ、前の選手を先に走らせてある程度の距離が開いた頃合を見計らって、後ろの選手をスタートさせる、というのがありました(今もしているのかどうかは不明)。
 これはつまり、ゴムによって強く引っ張られるので、自分が通常出せるスピード以上のものを出せるようになる、という「能力開発練習法」なのらしい。
 
 これと似ていますね。
 
 しかし逆のパターンもあって、これまではAチームになかなか入れなかった選手を、的中が安定してきたからというのでAチームに入れたところ、これが却ってプレッシャーになり、射も的中も落ちてしまうということもある(ただし、これはめったにない)。
 
 
 人間は心を持つ動物だ、というのがよくわかります。

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