倉敷周辺の文化施設&風景
熊野神社に隣接する寺は五流尊瀧院と呼ばれるが,寺という漢字の本義は,手に持ってじっとしているという意味であったらしい.明治時代の神仏分離令がでるまで,神社には寺が同居していた.
倉敷の熊野神社には,五流尊瀧院と呼ばれる寺があったが,今は分離されているが,それらは隣接している. 寺という漢字の部首は<土>では無く,手をあ当てて物の長さを測ることを意味する<寸>である.古来,指の幅である僅か2㎝程度の長さを意味していた.
更に調べると,<寸>という漢字は<又>という形と横棒である一を組み合わせてできており,<又>は右手の表す象形文字,一は指一本を示し,漢字の中では<、>で表現されている.また,寸の上部の土は,元々足を意味したものと言われている.
この様な語源があることから,<寺>という漢字は,寸(=手),土(=足)を動かして働いたり,手足を留めることを意味する漢字であったらしい.
侍 :傍にいて,手足を留めて動かず,用向きを指示されるまで待つこと.
持 :手にじっと留めておくこと
時 :日が進むのをじっと待つ
特 :群れの中で動かずに目立つ牛
詩 :言魂が心の中で動かずにいる
この様に,寺の本義はものを手に持つという意味であったが,漢の時代になると次第に本義から離れてゆき,君子の傍にいてそれを取り次ぐ人や場所を意味する様になり,更に役所の意味に変わっていったという.
やがてインドからの仏教の伝来と共に,西域から僧が招かれてくるようになり,彼らを接待する為に,寺という名前で呼ばれていた施設を使う様になってから,僧侶が住んだり修行する場所を寺と呼ぶ様になったらしい.
やがて,仏教以外の宗教であるキリスト教施設をも,ノートルダム寺院とか,ウエストミンスター寺院などと呼ぶ様になったらしい.
|
