独自のウイルスがん治療承認(岡山大附属病院での)を喜ぶ
|
独自のウイルスがん治療承認(岡山大附属病院での)を喜ぶ
岡山大学附属病院で開かれた遺伝子治療臨床研究審査委員会で、同大大学院医歯薬学総合研究科の藤原俊義教授(消化器・腫瘍)外科学)らが提案していた、がん治療のための新しい臨床研究を承認したと聞いた。それは、がん細胞だけを死滅させるウイルス製剤として開発した「テロメライシン」と放射線治療を併用したもので、既に(2006年から)米国で臨床試験を行ってきている、画期的なもので、それが、承認されたことを喜びたい。臨床研究には、国の承認が必要だが、手続き的なもので、早晩承認されるとか。
臨床研究では、治療での効果や安全性が検証され、早期の実用化が目指されることになるという。この治療法では、高齢者など手術や抗がん剤治療が難しい患者への治療が飛躍的に進むことが期待されているということなので、うれしい限りである。
「テロメライシン」は、無害化させたアデノウイルス(風邪ウイルスの一種)と細胞ががん化した時だけ活性化する遺伝子の一部を結合させたウイルス。がん細胞で急速に増え、がん細胞の死滅化を誘導するという優れもの。米国での臨床試験をでは、既に、一定の腫瘍縮小効果や安全性が確認されているというから、期待できそうである。
本治療法の確立、実用化の進むことを祈りたい。
(二〇一〇年七月十四日) |
