破れたら、縫う。変ですか?
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私の20歳の自転車、相棒はやて丸の、サドルカバーが破れてきました。スポンジがちょっとはみ出してきて気になっていたので、縫うことにしました。生地がけっこう固くて大変だったんですが、自宅マンションの自転車置き場で、ちくちくやっていると、同じマンションの住民の女性が、「何やってるんですか?」と声をかけてきました。「破れてきたので縫っているんです」と答えると、「ええー!? かぶせるカバー、売ってますよ」と言われてしまいました。「あ、ああ、そうですねぇ」と応えたものの、ちょっとびっくり。そんな「ええー!?」なんて言われるほどのことをしたかな、私。破れたものは、縫うよね、ふつう……。オットに話してみると、「ぼくはサドルは縫ったことがない」と言われました。あれ、そんなもんですか。 靴下に穴が開いても、私は繕ってまた履きます。もっとも靴下は、いったん穴があくと生地が薄くなっているから繕ってもすぐまた他の場所に穴があいてきちゃうのですが。そういえば友人は、靴下の穴をかがっていたら、お母さんにため息をつかれたと言っていたっけ。 以前に京都府南丹市美山町の「小さな藍美術館」に行ったとき、何度もつぎを当ててもとの生地がどんなものだったかわからないほどぼろぼろの着物が展示されていて、びっくりしたことを思い出しました。昔の人は物を大切にしたのに、今の私たちはどうしてその心を失ってしまったのでしょう。たくさんのモノに囲まれすぎて、一つひとつにそそぐ愛情が少なくなってしまっているというのもひとつの原因でしょうね。それはあまり幸せには思えないと、感じる私でありました。 |



