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画家(洋画)桑水流美樹のサブログ&お知らせ&気まぐれ日記

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桑水流みき ファインアート展 〜生きるよろこび〜

■会場 大丸 福岡天神店 本館6回アートギャラリー
■会期 11月23日(水・祝)〜29日(火)
    午前10時〜午後8時(最終日午後5時閉場)

独特の円弧や曲線の美と、油彩に金箔、銀箔、プラチナ箔等を使いFine Art(純粋芸術)を追求しています。
生きるよろこびとは感動すること…。あなたの心に寄り添うことを願い、1枚1枚に魂の感動を込め、細部までこだわり制作しています。ぜひ、この機会に心優しく癒される美の世界をご堪能下さいますようご案内申しあげます。
尚、会期中は在廊しています。

(案内状より)



このたび第2回「桑水流みき Fine Art 展」を博多大丸 福岡天神店にて開催する運びになりました。

今回のテーマは 〜生きるよろこび〜。

 3月の大震災に私自身、絵をかくことの意義を自問自答しました。。

人間にとって絵を観るということは、衣食住…生命を維持するためだけなら必要のないことかも知れない。
でも、美に触れて感動するという事は、生きていてよかったという生命の謳歌を与えてくれるものであり…美の感性は、人間がただの動物ではなく人間たる所以のものであると思います。そう信じて魂をこめて描いた絵で鑑賞される方の生きるよろこびに繋がるのではないかと願い、目標とし、今回のテーマとしました。
 それと、今回は2006年の初個展からちょうど5年目、画業15年目となる節目の展覧会となりました。
ひとえに皆様の応援のおかげと感慨深く感謝のきもちでいっぱいです。

今回は感謝をこめて、五周年記念のささやかな企画やこれまでにない新しい試みでご来場の方々に充分楽しんで頂ける趣向になっていると思います♪

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愛するよろこび

イメージ 1

私は、色々なオブジェに意味を持たせる…
なぞなぞの様な絵画って好きなんですよね…。

色や形、構図やオブジェ…
感覚、感性…すべてを駆使して、“描きたいと思うモノ”を表現したいと思います。

明るい緑と澄んだブルーは…
地球をイメージしています。
二匹の猫は過去と未来を表しています。
左上の猫は過去。
過去というのは、例え、それがつらい思い出であっても…
過ぎ去っていったとき、いつかは大切な思い出になる。
今の自分を優しく見つめるように過去があるから、今がある。
手前の眠る猫は未来。
私にとって、幸せそうに気持ち良さそうにまるくなって眠る猫はしあわせや希望の象徴。
ゆったりと横たわる女性は現在でもあり美術モデルさんに重ねた私自身の想いの分身でもあります。

愛するあなたがしあわせでありますように
愛するあなたが未来を夢みて安らかでありますように

愛する気持ちが自分の中に存在する…というのは愛するよろこび…
生きるよろこびです。

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Happy Birthday(あなたが生まれて来たということ)

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次回個展の11月は丁度…息子の10回目の誕生日です。

私自身も母になって10年目になります…
子どもに接していて、ついつい初心を忘れがちなので、初心に戻ろうと思って描きはじめました。

『生まれてきてくれてありがとう』


そんな想いを忘れがちな今日この頃…
子に対しても親に対しても。



ひとり一人の人が…
勝手に生まれて来たわけではないんです。


流産しがちだった母が三回目の妊娠で授かったのが私…
そして、母になって判った母の気持ち…


そんな思いで描きました。


F30 です。タイトルはほぼ決まって…

“Happy Birthday (生まれて来てくれてありがとう)”

ふと思ったのだけど…

母親の愛って、恋愛感情にも似てる気がする…

「あなたが居ないと生きて行けない」なんて、一瞬でも思うほど誰かを好きになったことのある恋愛をした人なら判ると思うのだけど…

相手になにをして欲しいと言う訳ではなく…
ただあなたがあなたとして存在してくれている事が嬉しくて感激する…
私があなたを守るから、
あなたは元気でシアワセで居て欲しい。

あなたの存在、あなたの笑顔だけで満たされる想い…。

ずーっと以前、書いた事があるのだけど…
彼の存在を得てから「死にたい」と思ったコトがない…
母は子を…見返りを期待して愛する訳ではない。
なのに、自分が相手を愛する以上のモノ(物質ではなく生きる喜びと言うか…)を私は彼から貰っているんだよね。

それに、私に取って絵を描く=他人(鑑賞者)を愛する行為でもあるのだけど、他人から…自分が与える以上のモノを貰って居ることに…ふと気付くときありがたくて泣きそうになる事がある…
(感激屋さんなのようー、私)

ひとり一人の人がそれぞれ大切で…
この世に存在してるのだなあ…なんて思う

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船岡さんのこだわり

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専門的な話なので、絵を描かない方には退屈?かも知れませんがおつきあい下さいませ〜


私は【フナオカキャンバス】と言うのが会社名だと思っていたのですが…
会社名は【日本画材工業株式会社】で【フナオカキャンバス】は製品名だそうです。

【日本画材工業株式会社】は完全手作業の【フナオカキャンバス】以外にも機械生産の【キャンバス】も製作してるんだそうです。


ちなみに、完全手作業である【フナオカキャンバス】は品質管理に徹底的にこだわり、プロの画家の細かい要求や特注品にも対応出来る仕上がりになっています。
日本に洋画が輸入されて来た頃に洋画家を目指した創始者が「輸入しなくても日本で画布を生産する」ことを熱い想いではじめたそうです。
日本での洋画の歴史は浅いけれど…欧米では長い歴史があります。
キャンバスが油絵やテンペラなどの作品を何百年…モノに寄っては1000年以上作品を維持し続けています。
船岡さんは、今後の何百年もの保存に耐えうるキャンバスにこだわり続けて、常に品質管理や研究を怠らず【フナオカキャンバス】として生産しているそうです。

一方、機械生産のキャンバスはと言うと、某大手画材メーカーのキャンバスになったり、巨大広告用印刷支持体になったり…とイロイロな使われ方をするらしいのですが、【フナオカキャンバス】としては出荷していないそうです。

手作業のモノと機械生産のモノでは目止め剤や地塗り剤も違うそうです。
さらに、手作業では目止め剤や地塗り剤は自然乾燥だけど、機械生産では量産のため機械で強制的に乾燥させるそうです。

ふと、疑問に思って…

「機械生産のモノは品質が劣るということですか?」
…と言うと、
「いえ。やはり性格上、手は抜けないので…(笑)それなりに品質の良いモノを生産してますよ。」
…と言う事でした。

機械生産にも【フナオカキャンバス】を生産して来た研究成果が活かされているようで、同じ機械塗りのキャンバスで、他社には絶対に劣らないと言う自信が垣間見えました

機械生産のキャンバスは【フナオカキャンバス】と言う名前ではなく大手メーカーの名前のキャンバスになるモノらしいけれど、手が抜けず品質の高いモノを生産している…と言うことでした。機械生産にも手を抜かず品質の良いモノを生産してるのに、自社のモノとしては出荷していないのは、初代からの船岡さんの名前をしょっている【フナオカキャンバス】が、安くて品質の良いキャンバスと言うことではなく最高級の品質のキャンバスにこだわって居るから、だろうとおもいます。


日本画材工業の品質の高い機械生産ラインを利用して、安くて品質の良い【フナオカキャンバス】を作るコトも可能だけど…もしかしたら会社としては、その方が儲けるかもしれないけれど…それをしないのは先代から引き継いでいる【フナオカキャンバス】に対するコダワリであり、最高峰の国産キャンバスとして評価され信頼を得ている理由なのかもしれません。

船岡さんのコダワリ、ホント素敵デス
社長の船岡さんの心意気に触れるたびに感無量で感激です。

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日本画材工業(フナオカキャンバス)リポート♪ その4

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手作業をメインにキャンバス作りをしている船岡さんですが、【良いモノを】と常に品質努力をしている姿勢が伺えるのが研究室


壁面いっぱいにならんだキャンバス。
一枚一枚のキャンバスの成分が違います。
その上に絵具をのせて年月を置いた反応を確認しているそうです。

地塗り剤の成分の研究に余念がありません。

「年月による変化は実際に経過してみないと判らないところがあるんで…」と年月を追って研究しているそうで古いものは20-30年前のモノもありました。

圧巻な光景に呆然となってしまふ私…

理論的&化学的には反応も予測が付くのでしょうけれど…
実際に経過を観察しているところが凄いなぁと思いました。


話題はちょっとズレるのですが…
別の部屋に絵が並んで居ました。

(おや?)と思って聞くと…
「あれは従業員の描いた絵です。教育の一環で描かせています」とのこと。
社員教育もシッカリしてるんだなぁ…と感心しました。

画材や美術関係者が絵を描く経験を持つと言うのはすばらしいことだと思うんですよ。
例えば、私は美術モデルを使うのだけど…芸術が好きなモデルと芸術に興味のないモデルは態度が雲泥の差です。

きっと、キャンバスを作る作業に携わっている方でも絵が好きな方と絵を観たり描いたりするコトに興味のない人は全く違うだろうと思います。日本画材工業の従業員の方々は絵を描く経験を与えられるコトで仕事に対する心づもりも違うのではないか…と思います。

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