鳥獣戯語
192. 大雨が降れば・・・・・ 大風が吹けば桶屋が儲かる・・・・・ご存じの 「三段論法」 というか 「三段跳びの論法」である。
大風が吹くと砂埃が立つ ⇒ 盲人が増える ⇒ 三味線弾きが増える ⇒ 三味線の皮にされて猫が減る ⇒ 鼠が増える ⇒ 桶がかじられる ⇒ 桶の注文が増える
と、まあ、とんでもなく飛躍した連想の連鎖で、「思わぬ結果になる」とか 「あてにならぬ期待」 を表した言い回しである。
しかし、「桶」 を知らない世代にとっては、この連鎖のひとつひとつがチンプンカンプンにちがいない。だいいち、「風が吹けば砂埃が立つ」こと自体からして、コンクリートジャングルでは考えられないのだからしかたがない。
ならば、大雨が降ったらどうなるか・・・・・鳥獣子的に考えてみた
ヒントはこの写真 ↓
これは、カワニナ(川蜷)がキャベツを食べているところだ。よほど好物とみえて、一日も経てばこのとおり ↓
というわけで、 大雨が降れば団扇屋が儲かる のだ。
えっ、説明がないとわからない?
小噺の落ちを説明するみたいで、気が進まないけれど、わからないんじゃしょうがない。一度しか言わないから耳の穴をかっぽじいて聞いてくれ。
大雨が降ると畑の野菜が根腐れしますな ⇒
売り物にならないキャベツが川へ棄てられますな ⇒
カワニナがキャベツを食べてふえますな ⇒
ふえたカワニナをホタルが食べてふえますな ⇒
ホタルがふえればみんなホタル狩りに行きますな ⇒
ホタル狩りと言えば団扇(うちわ)ですな ⇒ 団扇屋が儲かりますな
(お後がよろしいようで・・・)
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