水辺の土木遺産

久しぶりに更新を再開しました。

全体表示

[ リスト ]

和歌山の話をもう少しだけ。
和歌山ツーリング中に幾つかアップした中で、私自身が最も気になっていたもので、なんとなく見ていただいた人の反応も最も良さそうだったのがこの物件です。

イメージ 1

せっかくなので、こちらの紹介など。

場所はこちら。


とても綺麗に整備された、近代的な大通りから、

イメージ 2

小道を一本奥へと入り、

イメージ 3

右手を向くと目的の物件。

イメージ 4


大正九年に建てられた、紀陽織布株式会社の社員用の社宅だったという建築物ですが、煉瓦の社宅跡だなんて、他では聞いたことがないので、私自身もとても楽しみにしていた物件です。


ずらっと並んではいるのですが、そこは社宅跡というだけあって、構造としてはどれもほぼ同じ。
昔は私の家の近所にも、平屋で同じつくりの長屋の社宅、そこかしこにあったものですが……気づくと全て消えましたねぇ……。


最近では関東の場合、近所の使い古されたアパートを何部屋か借りて、社宅に充てるケースが一般的になっているように思います。

イメージ 5

ジャックアーチ採用の玄関。
窓の奥には曇り空が広がり、そこにあるべき屋根が無い、所謂廃墟と化しています。

イメージ 6

これが良く分からないのですが、囲われていない一角があり、

イメージ 8

イメージ 7


中を覗くと、鉄格子付きの欠円アーチ。
風情としては、社宅と言うよりもアルカトラズか? とでもいった雰囲気になってしまいますが、ジャックアーチと欠円アーチのある自宅、ちょっと良いかも……なんて、思ってしまう人も居るのでは?(笑)


私自身、ここを元の状態に戻したとして、周辺と同じ価格で住んでみたいか? と聞かれたら、広さで同程度の物件と同じ価格でも、一年契約で良ければ、是非とも住んでみたいですねぇ……仕事が和歌山で見つかるなら。

イメージ 9

後付けで仕切りを設けている場所があったり、

イメージ 10

屋根が無くなって随分経つのか?
室内のど真ん中に、切り倒された結構な太さの切り株が残っている家も。

イメージ 11

当たり前ですが、中に立ち入ることはできないため、道路から見える窓や、隙間からしか中を覗くことはできません。

イメージ 12

ここなどは、後付けの可能性もあるでしょうが、雰囲気からすると昭和後半に追加されたお風呂でしょうか?
何気なく歩いてくると、一つ一つを覗く度に、元がどんなだったのか? 余計に分からなくなってきましたが、

イメージ 13

端まで歩いて振り返ったところで、今更の様に気がつきました。

イメージ 14

ヒントは入り口にあったこちらと、

イメージ 15

こちらですね。
どうやら元は、一階がレンガ造り、二階が木造で崖っぷちに造られていて、裏手はちょうどワンフロア分の高低差のある高台、その一部分も利用して、一階よりも二階の方が少し広いという変則的な建物だったように思われます。

住宅街の中にある、とても細い道路脇にありますが、近代建築としては、とても面白い物件だと思います。
いずれ何かの形で、このまま保存されて欲しいですね。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事