水辺の土木遺産

久しぶりに更新を再開しました。

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和歌山ツーリング前は2年も前の(年も変わって3年近くも前の)埼玉ツーリングを紹介していましたが、そちらに話を話を戻す前に、軽く初めての和歌山ツーリングの感想など。ほぼ、きわめて個人的な初和歌山の感想の備忘録なのはご容赦を。

まずは道路ですが、初めての人が目的地を目指すには、とても走りづらいです。
国道や県道を走っていても十字路で右折するのが国道や県道で、直進すると市道になったりする場所も多くて、ひどい県道になると何度も右折して、左折して、また右折して、迷うな、目的地にまっすぐ迎え、ということがそもそも困難。

市道の方も、やたらとクランクがおおかったりして、目的地にすんなりと辿り着きづらい、要は幹線道とそれ以外、どちらも目的地へと一筋縄では案内してくれないわけです。そこに拍車をかけるように、地図上で白いまともな市道として描かれている道路が、幅2mそこそこのコンクリート舗装の道路だったりと、地図上の道路と実際の道路の規格が噛みあわないために、『もう一つ先かな?』と、行き過ぎることもしばしばでした。

もう一つ、自転車の場合に気を付けたいのは、和歌山県は恐らく2000年代の初めから、主要道路における自転車の通行は歩道という方向性で整備を進めていたらしく、路肩が極端に狭くて昨今の『自転車は車道左端』の流れにかみ合わず、自転車ツーリングではそれを念頭に置いて走る必要があります。

面白いところでは、実用性本位な西日本的な発想から、信号の位置がやたらと低いところに付いていたりといったことも。

イメージ 1

分かるでしょうか?
押しボタンというやつは、未就学児にも押せる高さに置かれるわけですが、それとほぼ同じ高さ。
つまり、幼稚園児でも手が届く高さの歩行者信号(笑)。

次に交通ですが、和歌山ナンバーの車を見ていると、信号が変わる一秒以上前に見切り発車をしたり、対向車線にはみ出す一見すると無茶苦茶な荒っぽい運転をする半面で、目視による安全確認はしっかりとしているようで、狭い路肩をサイドバッグ付きでゆっくり走る自転車(私)を安全に追い抜くために、随分と後続車が待ってくれるのはごく普通。追い抜かれるときに『荒っぽい追い抜きだな』と感じることは殆どありませんでした。

急ぐ旅でないのなら、自転車に一拍待てる心の余裕があれば、自動車は三拍待ってくれるくらいの印象で、荒っぽい運転とは裏腹の安全運転。更に、普通は郊外から主要都市に向かうにつれて余裕のない運転が増えるものですが、和歌駅周辺と、郊外とで、運転に見られる変化が少ないことも印象的でした。恐らく、大雑把に見えて守るべきことはしっかり守る、裏表のない、そんな県民性の表れなのかもしれません。

交通関連でその他に気がついたものとしては、和歌山から九度山辺りまで、所々に滋賀のそれとは異なる飛び出し坊やの看板があることで、道路脇のパブリックな空間に置かれることの多い滋賀のそれと比べて、ギリギリ今宅の門の中とか、ギリギリ個人宅の駐車場じゃない? みたいな、微妙にプライベート空間にあることが多いのも特徴です。

イメージ 3

これはパブリックな空間にあるタイプですが、プライベートな空間に設置されているのは、要するに裏通りでも(裏通りだからこそ)、子供に注意しろという飛び出し坊やですね。

次に、人に対する印象ですが、道端で地図を確認していたりすると、知らない人にも良く話しかけらるのは、さすがは音に聞こえた関西圏。この他に、コンビニの店員さんも普通に関西弁だったりするのも、少しばかり衝撃でした。とある自治体の管理する本陣を見学(見学料は無料)していた時などは、「コーヒー飲みます?」とわざわざ私のところまで歩いてきた受付のおばちゃん、おかきの小袋付きでコーヒーを淹れていただいたりも……。

イメージ 4

で、「次に来るときは奥さん連れてきてくださいね」……居ません。
いい歳して一人で自転車ツーリングするようなおっさんに、親切だけれど、言いにくいこともづけづけ言える辺りもまた、噂に違わぬ関西人(苦笑)。

素の関西圏は初めてでしたが、西日本で言えば鳥取・岡山・香川・愛媛、東日本や北陸、北海道はそれなりに広く走っているつもりですが、こうした地域でも強い訛りは薄れつつあるし、コンビニや道の駅といった商業施設の場合、一般観光客も多い所為でしょうか? 地元の人が交わす言葉は全く聞き取れない津軽半島の突端でも、商業施設に限れば訛りらしい訛りは感じられないし、旅人と地元の人が話す機会はお店以外では殆どないもので、私が本格的に自転車ツーリングを始めた2000年以降で言えば、訛りで旅情を感じたのは初めての経験かも知れません。

水辺の風景もまた独特でしたが、特に記憶に残っているのは、雰囲気の良い小さな現役の用水路がとても多かったこと、それとは逆に埼玉の水辺のように残念な小田井用水の現在の姿。

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写真を見ただけでも、季節が夏ならさぞかし臭いも……な、感じでしょう?
でも、龍之渡井と同じ時期の、煉瓦でできた由緒正しい伏せ越しなのです(泣)。

鉄道関連も油断ができず、駅関連は全滅でしたが、橋梁関連では本当に良い橋が多くて、ほぼほぼ煉瓦アーチの橋梁しかチェックしていなかったために、鉄道旧線跡の橋の先には当たり前のように煉瓦ポータルが普通に残されていてびっくりしたりも。

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ともあれ、今回痛感したのは事前の準備不足で、特に思いのほか激しい高低差に、チャリでも、徒歩でも、行く手を阻まれることが多かった上に、散々見て回った末に、自分の現在の装備では河川(あるいはドブ)に降りてのアーチくぐり抜けは困難と、撤退を余儀なくされました。次回の和歌山散策の折には、カシミール3Dとかで川と道路の高低差を良く確認して、準備したいと感じました。

ついでに、残っているものは残っているけれど、残すことにこだわらない土地柄らしく、

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変電所内の煉瓦倉庫二棟は更地になっていたりして……。
この前に訪ねた学校敷地内の煉瓦図書館跡(だったと思う)も、やはり消えていたようでした。

以下、おまけ。

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西日本では普通なのかも知れませんが、関東ではあまり目にすることもない、豊かな瓦細工が面白かったです。

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なんとなく、その場の雰囲気だけでお寺をお参りすると、寺など普段は素通りなのに、あっという間に2時間近くも経過していたり……。

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普段、お寺は殆どお参りしませんが、ついつい立ち寄ると、立派なお寺の屋根には飛び狛さんが踊っていたりもするので、狛犬好きとしても油断ができません。

望遠レンズで良く見ると……。

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う〜ん、素敵な飛び狛、で、角度を変えると……。

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飛び狛一対の後ろで小さく跳ねる子飛び狛が一対なんてお寺も……。

イメージ 13

後はそう、和歌山城や古民家に限らず、ミカン畑であっても油断できないクオリティの石垣が……。
土塀を見ると、お屋敷の跡が果樹園になったんでしょうかねぇ?

イメージ 5

こちらはいずれゆっくりと紹介したい、クスノキと一体化したお寺の石垣。

またいずれ、気候の良い時期に、ゆっくり散策してみたいものですが、私のターゲット的には12月が一番良いシーズンなんですよね……自転車には辛い(苦笑)。

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