東京物語2 〜 大崎編

23日は仕事で大崎へ出かけた。大手町の経団連ビルから「丸の内シャトルバス」を利用。
 
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無料である、しかも空いている。これは使わない手はない。有楽町駅前で下車。
 
山手線で目的地の大崎へ向かう。
 
う〜ん、大崎・・・。その昔、品川に住んでいた親せきを訪ねる時には
 
「大崎止まり」の電車には乗らないように気をつけていた印象くらいしかない。
 
知り合いにも大崎ゆかりの人は皆無だ。
 
今はどうか知らないが、映画館もライブ会場もろくな観光スポットもなかったはず。
 
“何もない大崎”。そんなイメージだ。JRの操車場でもあるんかな?
 
そんな訳で、この駅で降りたことはたぶんない。
 
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で、初大崎の印象。駅の東側周辺は開発されて間もないようで、
 
“隣の品川や五反田に負けじ”とばかりに近代的な施設が建っている。
 
おお、意外と都会的だぞ大崎!としばし感心した。
 
が、駅の西側へ回るとやっぱり“いかにも大崎”なのであった。
 
昔ながらの庶民的な居酒屋や定食屋、どこの駅周辺にもあるチェーン系居酒屋が並ぶ。
 
何かしら昭和の匂いが・・・。しかしコンビニが多い。
 
そして学生らしき若者たちがゾロゾロと歩いている。
 
初夏を思わせるような日差しの下、若い男女たちはいかにもけだるそうだ。
 
後で調べたら付近に立正大学があった。
 
なるほど・・・、彼らの醸し出していたモラトリウム感は確かに大学生特有のものだった。
 
いいなあ、こんなゆっくりした時間からガッコーですか。
 
彼らが今与えられている、厳しい世間に投げ出される前のちょっとした猶予期間が
 
ひたすら羨ましい。そしてその若さも。
 
でも時間って、ほとんどみんなに平等に与えられているんだよな。
 
人生のなかでのそんな時間の貴重さも、過ぎてから気が付くものだ。
 
薄着の女子大生たちをまぶしそうにみつめながら、そんなことをふと思った大崎だった。
 
山手線の中のブラックホールのような大崎。しかし侮れない、大崎。
 
山手線で降りたことのない駅は、あとは田町、鶯谷、西日暮里、田端、駒込、大塚か。
 
楽しみである。

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青が散る?

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小学4年の二男坊が所属する「Jズ」の低学年チーム。
 
昨年の秋以降、練習試合で負けたことがなかったが、昨日は初の敗戦。
 
勝敗にはこだわらないつもりで、入団したての子や、一年生も含めて13人全員を試合に出してあげた。
 
でも正直、勝ちたかったなあ。
 
相手は同じ市内のライバル、「Dス」。
 
昨年秋に13対4で大勝しているチームなので多少タカをくくっていたが、別チームのようだった。
 
投手力も打撃も守備も、順調に向上しているのが目に見えた。
 
3年生の頃から試合に出ているという、Jズの子たちのアドバンテージも
 
もはやそんなに有効じゃなくなってるな〜。
 
今日も手ごわい相手との練習試合。
 
夏の成果に向けて、もうすこしネジをしめねばならない頃に来てるのは確かだ。
 
 

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東京物語 〜 代々木編

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東京勤務となって、都内を巡ることがこれからは多くなる。
 
今日は代々木へ行ってきました。
 
ここは30年ほど前に上京して、最初の2年間ちょっとを過ごした町だ。
 
山手線に揺られた後、初めてこのJR代々木駅前に立った時のフワフワした感覚は今も覚えている。
 
3月末の、生暖かい昼下がりだった。
 
まず、初体験のスクランブル交差点に驚いた。おお、縦横に人が横断歩道を渡っているぞ!
 
そうか、クルマはみんな止まるのか。自分もオズオズと渡ってみた。
 
そして、少しの不安と漠とした期待が詰まったキャスター・バッグをガラガラと引きながら、この通りを下った。
 
そうそう、数か月後にこの駅前でモルモン教の白人青年にナンパされたっけ・・・。
 
よく行った中華屋の「精華」は今は店が変わり、しょっちょうカセットテープを買っていた駅前の
 
小さな電気屋もコンビニになっていた。
 
大江戸線も通り、ラーメン屋とコンビニがやたらと増えて、駅前の様子は
 
ずいぶん様変わりしたけれど、ちょっと駅から離れるとかつてと変わらない風情もちょっと残っていた。
 
小田急の南新宿駅付近の、昔ながらの商店にタバコを買いに入った。
 
レジの、60は超えてるおばさんとの会話。
 
「実は30年くらい前に、近くに住んでいたんですよ」
 
「あら、あたしなんかここに来て40年くらいになるのよ。このあたりもずいぶん変わったよ〜」
 
「でも自分が洗面器とか揃えたあそこの雑貨屋さんはまだやってましたよ、懐かしいなあ〜」
 
「ああ、○○屋さんね。そう言えば、あなたのこと昔見たことあるような気がするよ」
 
「はっはっは、そうですか?」って、いくらなんでもそれは絶対気のせいだろ!
 
でも何だか嬉しい・・・。
 
薬師丸ひろこの「セーラー服と機関銃」のロケに遭遇した、小田急の踏切もすぐ近くにある。
 
そういえば、仲間たちとアマチュア映画の撮影ごっこに興じたのも代々木周辺だった。
 
何しろ、新宿で飲んでも余裕で歩いて帰って来られるところだ。
 
新宿と渋谷に挟まれた、中途半端でブラックホールのような町。
 
住んでいた頃はそんなことを感じて、物足りない思いもしたけれど
 
今考えるとスゴイ立地だったんだなあ。
 
そう、ここは第二か第三の故郷とも言える、色んな思い出が詰まった土地なのだ。
 
あの時、共に過ごした連中は今は誰もここにはいない。
 
全ては風と共に去って、空気もすっかり入れ替わった。
 
しかし、今でもケツがムズムズする町であることは確かだ。
 
 

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五月みどり に萌え〜る神宮

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5月5日こどもの日、神宮球場へ ヤクルトVS広島 を観戦に出かける。
 
この季節の神宮の杜は本当に気持ちがいい。
 
絵に描いたような五月晴れ、新緑の香りがさわやかな風に乗って鼻孔をくすぐる。
 
神宮外苑の公園で野球に興じる若者たちを眺めながら、まず缶ビール。幸せ。
 
前日に2000本安打を達成した宮本がクラブハウスから球場へ向かう姿を発見。
 
いやあ、まさか宮本が名球会入りする選手になるとはなあ。
 
まさに芸は身を助く、卓越した守備があったからこそだよね。
 
こういう選手でも2000本打てるんだ、と励みになるよなあ、同じタイプの選手には。
 
で、試合の方はと言うと、バレンティンのホームランも出てヤクルトが快勝。首位をキープした。
 
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広島の先発はルーキーの野村だった。負け投手にはなったがいい素材だなあ。
 
近い将来、広島は投手王国になるのではないか。
 
それにしてもヤクルトのこの快進撃はどうだ。
 
青木が抜けて、由規もイム・チャンヨンも故障でいなくて、大した戦力補強もなくて
 
この成績は立派の一言に尽きる。
 
小川監督ってやっぱり名将なのかも知れない。
 
どうやら今季のタイガースには期待出来そうもないし、
 
夫婦円満のためにも今年は応援しようかな、ヤクルトを。
 
なんちゃって。

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ありふれた奇跡 〜 Jズ V!

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22日、小四の次男が所属するJズの市春季大会の準決勝、決勝の日だ。
 
春の大会は低学年チームの試合はないので、ほぼチーム全体(六年生11名、四年生8名)が
 
メンバー登録して臨んだ。
 
チームとして昨年は公式戦で1勝も出来ず、一冬を越したこの春もスポーツ少年団の市予選で
 
1回戦コールド負け。それがつい1ヶ月前のことだった。
 
この大会でも当然下馬評は低かった。
 
しかし初戦、二回戦と快勝して明らかに六年生たちの目の色が変わってきている。
 
六年生たちは体格も良くて試合経験も豊富だし、素材的には面白い、自信さえつけば強くて
 
いいチームになる。ずっとそう思っていた私にとって、この日を迎えるのが本当に楽しみだった。
 
果たして思ったとおり、準決勝を8-5で勝ち上がった。
 
ミスが続出しても引きずらず、下を向かずに打ち勝った。
 
この大会のトーナメント表を初めて見た時から、うまくいけば決勝進出も夢じゃないと思っていた。
 
そのくらいのポテンシャルがこの六年生にはあると信じていた。
 
Jズの決勝進出を、他チームの指導者や大会役員らは「まさかJズに負けるとは」「春の珍事だ」と
 
囁き、揶揄していたらしい。外からしか見ていない人からすれば、そう考えても無理はない。
 
外から見ていたら、弱いところしか分からないだろう。
 
さて、決勝の相手は新チームになってから市内では無敵の“Dス”。
 
新人戦、スポーツ少年団春季大会と連覇して、この大会も順当に勝ち上がってきた。
 
さすがにDスには勝てないだろう、でも決勝戦の舞台で最強チームと試合が出来る。
 
これからを考えるとかけがえのない経験になる、と正直思っていた。
 
しかし、Jズの六年生たちは私の予想を上回る飛翔を見せてくれた。
 
ピンチを最少失点でしのぎ、数少ないチャンスをモノにし、最終回の二死満塁のピンチも
 
切り抜け、なんと4対3で勝利!
 
つい一月前の大会で一回戦コールド負けのチームが、約一年半も公式戦で勝ったことのない
 
チームが、チャンピオン・チームを破って優勝してしまったのだ! 
 
奇跡だ! これが少年野球だ! ベンチも応援の父兄たちも感動、号泣の嵐!
 
バントが下手くそでも、セカンド牽制が出来なくても、他チームから見下れていても
 
勝っちゃうことがあるのが野球。だから面白い。痛快このうえない。
 
戦ったDスの子供たちも指導者も大いに首をひねったことだろう。
 
「なぜこのチームが今まで全然勝てなかったの?・・・」と。
 
そして一番茫然としていたのは、外野フェンスの向こうで試合を見つめていた
 
他チームの指導者方ではなかろうか。
 
「我々が歯が立たなかったDスを、まさかあのJズが負かすとは・・・」
 
まだまだ下手なチームで、覚えなきゃいけないことが多い。
 
だからまだまだ伸びしろは多い。
 
それにしても、自信を持っちゃった子供たちの勢いというのは恐ろしい。
 
この日、この奇跡を眼前にして、私の少年野球観も変わったかも知れない。
 
 
 
 

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野球の国

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シーズンが開幕し、各チームとも20試合前後を消化した。
 
昨年に引き続き今年も統一球の影響なのだろう、投手戦が多い。
 
マエケンのノーヒット・ノーランをはじめとして、やたら
 
「○回までノーヒット」とか
 
「○回まで両チーム無得点」とかとにかく低い得点同士で決着がつく試合が多い。
 
確かに接戦は面白いけど、サッカーじゃないんだから。
 
あんまり2−0とか3−1とかの試合ばかりじゃなあ。
 
もうちょっとボールが飛ばないとダイナミズムに欠けるんじゃないか。
 
投手戦も、たまにだからありがたみがあるのだ。
 
大した投手同士でもないのに、統一球のおかげで0対0ばかりなんて、
 
本当のエース同士の投げ合いがかすんじゃう。
 
防御率1点台の投手がゴロゴロいるなんて異常だよ。
 
それはダルビッシュくらいのスーパーピッチャーの領域。
 
2点台がエース級、先発34番手は3点台くらいでいい。
 
そのくらいが投手優位でも打者優位でもない、良いバランスなのではないか。
 
この前、ラジオの解説での江本孟紀の発言
 
「こんな点の入らない試合ばっかりじゃ、ファンが球場に来なくなる。
 
あんまりボールが飛ぶのも困るけれど、今はちょっと極端すぎる。
 
二年前と現在の中間くらいの飛距離のボールに統一した方がいい」
 
去年のシーズン終了後にこのブログで私が訴えたことと同じことを言っていた。
 
江本、エライ!さすが1980年の阪神の開幕投手!
 
ちなみにその試合、神宮球場で私見てました、負けたけど。
 
岡田のルーキー・イヤーだったなあ。懐かしい。
 
とにかくサッカーみたいに1点が重いって試合ばかりじゃ、
 
試合時間が短いサッカーの方が面白いって思う人が増えるだろう。
 
投手戦や1点をめぐる駆け引きを好むのはマニアックなファンなのであって、
 
そういう人は黙っていても球場に行くの。野球を愛しちゃってる人だから。
 
そこまでではない人々をいかに球場に呼ぶか。
 
そこを真剣に考えないとプロ野球はどんどん衰退しちゃうぞ、きっと。
 
もう慣れっこではあるのだが、有力外国人の強奪(ホールトン)やら
 
出来レースのFA(杉内、村田)やら、ほんと巨人軍の軍備増強路線はモノ凄い。
 
力があっても日の目を見られない若手選手がカワイソ。
 
阿部やら高橋やら二岡やら上原やらの高額契約金問題も、当時からちょっと詳しい
 
ファンなら皆知ってた話なので、何を今更って感じ。軍事予算が青天井なんだなあ。
 
どこかで歯止めかけないと、色んな意味で自分の首をしめることになるぞ、きっと。
 
いずれにしても、純粋な野球ファンは心配している。
 
世間がプロ野球に愛想をつかすのでは、と。
 
巨人に愛想をつかすだけならまだいいのだが。
 
で、そんな巨人がスタートでつまづいた。まあ、そのくらいのハンデがないと
 
ペナント・レースの盛り下がりが早まるだけだから喜ばしい
 
とにもかくにも、春のセンバツの熱戦から引き続いてプロ野球が開幕すると、
 
日本の社会全体がなんとなくウキウキし始めて、生気を取り戻していっているように
 
感じるのは私だけ? 
 
冬は決して嫌いではないが、野球がシーズン・オフになってしまうのだけが寂しい。
 
そんな意見は私の周囲でも少なくない。
 
なんだかんだで、まだまだ日本人は野球が好きなのだ。身近なのだ。
 
野球を愛する作家、奥田英郎の快著「野球の国」にあるように、
 
この国の人々の体質がずっと野球DNAのままでありますように・・・。

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翼あるもの

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小学4年の二男が所属する少年野球チーム、Jズ。
 
昨日、市の春季大会二戦に臨んだ。先発メンバーは全員6年生で固めた。それでもまだベンチに
 
六年生が二人残っているので、4年生に出る幕はなし(このチームに5年生はいない)。
 
4年生に出る幕はなくていい、ない方がいい。
 
ベンチから公式戦を間近に見て、雰囲気に慣れるだけで充分だ。
 
今年で少年野球を終える6年生をどんどん公式戦に出して、いい思いも失敗の苦い経験も
 
たくさんさせてあげた方がいい。ちょっと力があるからといって、学年が二つも下の4年生に
 
頼るなんてことはしなくていいのだ。六年生だけで大丈夫。
 
野球を始めてまだ1年前後の、まだまだ伸びしろが大きい子が多いのだ。
 
ベンチ裏の応援父兄に混じってそんなことを考えながら戦況を見つめた。
 
相手は、恵まれた体格から伸びのある速球を投げ込む左腕エースを擁する“Rズ”。
 
今の6年生が低学年チームのころから勝ったことがなく、つい一月前の練習試合でも完敗している
 
チームだ。しかし一月もあれば子どもも変わるし、当然チームも変わる。
 
そして野球はやってみなければ分からない、紛れの多いスポーツ。だから面白い。
 
先週の二年ぶりの公式戦勝利で自信の芽が膨らみ始めたJズ。
 
先に点を取れれば面白いと思っていたら、三回の裏、に本当にJズが先制した。
 
四球に足を絡め、幸運な当たりに相手のエラーも重なり先取点をゲット。
 
監督が仕事で不在のため、代理監督を務めているチームの重鎮のSさん60歳超が、
 
どさくさ紛れにスコアラーのお母さんに抱きついていたのを私は見逃さなかった。
 
“このスケベジジイ!”心の中で毒づきつつも頬が緩む。
 
試合開始直後はまだ頼りなさげな表情だった子どもたちの目つきも明らかに変わり、
 
打席での気迫も違ってきた。自信を持ってスイングすればポップフライも何故かいいところに落ちる。
 
Jズの攻撃の勢いが増し、相手投手の制球は乱れる。相手の守備陣も集中力がなくなる。
 
結局この回、5得点のビッグ・イニング。
 
しかしまだ試合は前半、これまでのJズならまだ安心出来ない。だがこの日のJズは違った。
 
凡ミスも中途半端な悪送球もほとんど無く、立ち上がりが不安だったエースのM君も
 
徐々に調子を持ち直し相手の攻撃を0点に抑えた。結局6対0の完勝。
 
長い冬を耐えながら弱気の子供たちを支えてきたお母さん方は大興奮、嬌声が上がる。
 
久しぶりにJズの試合を見たという、OBの子のお父さんがしみじみと言った。
 
「このチーム、全然弱くないじゃないですか。今まで勝てなかった方が不思議。
 
自信さえ持てば結構イケますよ」 私は黙ってうなずいた。
 
そう、この6年生たちに足りなかったのは自信と経験。
 
苦い経験ではなく美味しい経験が絶対的に不足していたのだ。
 
これで練習試合も含めて対外試合は3連勝。負けグセもきっと解消しただろう。
 
何より「勝つって気持ちいい、楽しい」と気付いてくれればシメたもの。
 
楽しければ頑張れる。キツいことも耐えられる。地味なことも続けられるようになる(たぶん)。
 
来週は準決勝、勝てば続けて決勝戦だ。
 
この試合も結局ベンチに残っていた6年生二人は試合に出られず、4年生が守備固めと代走で
 
二人出場した。そこだけは???だ。
 
4年生より6年生を出しあげてくれよ。大勢に影響はないしご両親も来てる。
 
この6年生たちに経験を積ませて、しっかり育てていけばきっと強いチームになるよ・・・。
 
新参者らしくない不遜な意見と知りつつも、昨年来から高学年チームのコーチに直言してきた。
 
Jズにとっては新参ではあるが、私にもかれこれ八年近く少年野球を見てきた自負もある。
 
子どもを客観的に見る目にも多少の自信はあるつもりだ。
 
6年生に残されたあと四つの大会、うまくいけば一つくらい優勝したって不思議じゃない。
 
きっと子供たちは見えない翼を持っている。
 
その翼に気付いて、開かせ、羽ばたき方を教えたりヒントを与えてやるのが大人の役割。
 
飛び方さえ身体で覚えたら、どれくらい飛べるようになるかはその子の努力次第。
 
そしてどこに飛んで行くのかはその子の意思次第。
 
さあ、次の日曜はいよいよ準決勝、勝てば同日に決勝戦だ。
 
果たして私の予想を上回るペースの飛翔を見せるのか?
 
う〜ん、今の勢いだと侮れない。
 
いずれにしても楽しみではあるが、早く4年生以下の子たちに思い切り練習をさせてあげたいと
 
いうのも本音だ。試合を見るのも練習のうちとは重々承知はしているが、
 
「百見は一行に如かず」とも言うからなあ。
 
少しでもボールに触れさせてあげたい。

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打算と情熱の間〜猫ひろしとしずちゃん

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「マラソンのカンボジア代表でのオリンピック出場を目指す、タレント猫ひろし」
 
バラエティ・タレントにはほとんど興味がなくて、この猫の名もその話題で
 
初めて知った。それだけ売名効果のある“オリンピック挑戦”。
 
もう充分だろう。こういう三流タレントにとって、名前を売ることが
 
その延命につながる。賛否両論だろうが批判だろうが、とにかくメディアで
 
話題になることがタレントの甲斐性なのだから効果充分なわけだ。
 
雑誌などでもボチボチ異議をとなえる声があがり始めているが、
 
ずっと前からは違和感を感じていた。
 
そもそもカンボジア人がオリンピックに出場する種目が少ないから設けられて
 
いる特例措置なわけで、オリンピック出場だけが目当ての異邦人が利用するような
 
性質のものじゃないだろ。
 
そのためだけに国籍を取得して出場するなんて卑しい行為以外の何者でもない。
 
ましてやそのマラソンの力自体も、記録は2時間30分そこそこで
 
日本の市民ランナーに毛が生えた程度だろ。
 
そりゃカンボジア人と競争すれば一番速いのかも知れないが、
 
そこまでしてカンボジア人のオリンピック出場の機会を奪うなよな。
 
百歩譲ってカンボジアに移住して、オリンピック後もずっとカンボジア人として
 
生きていくというのであればまだ許せる。
 
しかし猫にそんな気はさらさらないようだ。
 
オリンピックが終わればさっさと国籍を移して、知れ渡った芸名でのうのうと
 
芸能界で生き残っていくつもりなのは中尾ミエミエ(すみません)。
 
五輪を利用した体のいい騙しだ。いっそ“猫だまし”と改名したらいい。
 
裏でけしかけている奴がいるんだろうけれど、カンボジア人には失礼だし、
 
世界には恥ずかしいし、打算的すぎてとても応援する気にならない。
 
情けないにもほどがある。
 
かたや、同じお笑いタレントの南海キャンディーズの“しずちゃん”。
 
“同じ”と言うのはしずちゃんに失礼なほど、もともとの知名度は雲泥の差が
 
あるが、とにかくそのしずちゃん。
 
漫画「あしたのジョー」に感動して、ボクシングを始めたんだそうな。
 
今更そんなことをしなくても充分なほどに名の知れた女性タレントだ。
 
普通に芸能界で楽に生きていける。そんな女性がわざわざ痛くて辛くて苦しい
 
思いをしながら、堂々と日本代表としてオリンピックを目指している。
 
彼女の場合は、“たまたま有名だった”。
 
そこにあるのは、「ジョーの世界を知りたい、ジョーの舞台に近づきたい」
 
というひたすら純粋な想い、情熱だ。
 
しかし彼女のオリンピック代表の夢に暗雲が立ち込め始めた。
 
ボクシングの影響なのかは断言できないようだが、頭部の検査が必要なのだそうだ。
 
猫ひろしとしずちゃん、それぞれに泣ける話である。
 
しかしその涙の質はもちろん両極端だ。
 
ふたりの間には広くて深い河が流れている。  

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