日記
床下にあるもの
やっぱり田舎って深いんだよね。引越し先のマンションのコンクリートの床の下は違う家で、実家の床下はおばあちゃんが漬けた漬物が置いてあるように、ちょっと現実にぶつかって怪我したときに、逃げるための穴があちこちに空いている。 それは歴史だったり、先祖だったり、幼なじみだったり、幼い頃の自分自身の思考のかけらだったりするけど、そういう根っこが生えているから、故郷に帰るとただ過ごしているだけで、傷が癒えてくるのかなと思う。 子供の頃、若い頃、根っこをどれくらいはやしたかが、回復力に比例する気がする。 そういうことが、ただの言葉ではなく、実感としてわかってきた自分はやっぱり歳を取ったのかなって、半分嬉しく、半分悔しい。
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