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キューバ旅行その2

<8月5日>
キューバ鉄道は日本ではほとんど知られていないが、カリブ海諸国では最も発達している。
一応「乗り鉄」を自称しているのでキューバ鉄道に乗らないわけにはいかない。そこで例のI氏とY氏を誘ったらOK。
前もって調べていたハーシー線に乗ることにした。始発駅のカサブランカ駅に行くには細長いハバナ湾を横断しなければならない。
船着場のコンクリートの小屋の入り口を入ったら、警官がいて空港のように持ち物検査をしていた。特に我々外国人の手荷物は入念に調べられた。以前、この渡し舟をシージャックしてマイアミ亡命しようとした事件があったらしい。船賃は1CUC(1ドル)もちろん外国人価格。約10分で対岸に到着。目の前にカサブランカ駅があり、前もって発車時刻を調べていたのですぐに2両の列車に乗ることができた。
目的地はハーシー駅。
ここでこのハーシー駅について。
ハーシーとはあのチョコレートの「Hershey」だ。アメリカのフラデルフィアを本拠とするハーシー社はチョコレート製造に使う砂糖を確保するため、ハバナの東40キロのところに製糖工場を保有していた。その工場へサトウキビ搬入や製品出荷、従業員や地域住民の移動手段として1910年代に自前の鉄道を開設したのである。これが革命後国有化され、現在の国鉄ハーシー線となり、製糖工場はなくなった今でも「ハーシー」として残っている。地元では「エルチェイ」と読む。
列車内は観光客らしき乗客は我々だけで、あとは白人系、黒人系、混血系が入り混じって乗っていて、人種差別しないことを国是としている国の雰囲気だ。
白人系の農民風の老人が私の前にいたので、一緒に写真をとらせてもらい、それをきっかけに話しかけてみた。もちろんスペイン語で!「年はいくつか?」老人「74歳」 「私は68歳で私は娘が3人、孫娘が2人、孫息子が4人、合計6人の孫がいる」 老人「私は3人の孫」このぐらいはこの旅行に出る前に少し勉強したので通じる。実は出かける前にスペイン語の本を買ってきて習おうとしたがあきらめた。しかしせめて数字だけでも100までマスターすることにして、それだけは話し聞くことができるようにしたつもりだったが。そして「指差し会話帳」なる便利な本があることをアマゾンで知り旅行前に購入し、それが役に立った。その本を老人に見せたら、興味深く眺めていて、逆に単語を指差してこちらの顔見てうなずいたり、和やかな交流の雰囲気になってきた。
途中の駅で白人系老人とその妻らしき黒人系老女が私の前に座って目でご挨拶。「どこから来たの?」「日本から」とか話しているうちに、悲しそうな顔で何かいっていて、わからないのでI氏が「東日本大震災のこと言っているのではないの?」と指摘。「Terremoto地震」I氏は2年前から週1回スペイン語習っていて、今回はその実地勉強も目的の1つでこのツアーに参加してきている。「確か地震だよ。習ったばっかしの単語だから覚えているよ」それにしてもわが国の災害に悲しいい顔で触れてくれたので大いに感謝した。「ムーチャス グラシアス」だ!そうだ私はJ大学のイスパニア語学科に入学しはずだ!50年前の記憶がもどるわけがない。仕事で訪れたら、もっとしっかり勉強しておけば、と思うが、観光だったらこの程度の交流で十分だろう。
イメージ 1
これが渡し舟。適当に満員になると出航。本当は写真も撮ってはだめだったらしい。帰りにわかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
カサブランカ駅のマンタンサス行きの2両連結電車。キューバの鉄道はほとんどがディーゼルなのにここは電化されている。これはハーシー社が、当時のアメリカの都市近郊と同じ様式で鉄道を作った名残である。1日5往復。結構時間を守って運行されている。
 
 
イメージ 3
 
最初に話しかけた老人。無口な感じだがお互い老人同士でいい雰囲気で交流でした。
 
途中から乗ってきた白人と黒人の老夫婦?は写真を撮るのを忘れた。
 
 
 
イメージ 4
帰りの電車は1両なので込んでいて座席に座れたのは半分ぐらい乗ってからで、日曜日だったので家族連れや少年少女が多かった。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
カサブランカ駅から10分ぐらい登っていくとゲバラすんでいた白い家があり、博物館になっているので訪ねたら日曜日で午前中で終わっていた。あきらめて写真だけでも・・・・実は翌日私一人でまたくることになったが。

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キューバ革命は、腐敗したバチスタ政権の打倒を目指した、はいわゆる体制内変革になるものだったのが政治力学的に、つまりソビエトをはじめとする東欧、中国といった広範な「社会主義国家」が現存したことにより、体制そのものの変革が可能との判断に向かったとも言われています。しかし、ゲバラの脳にはもっとはるかな未来の人間社会が描かれていたと思います。個々人が、それぞれの能力を自ら見出し、その能力を正に自由に発揮することによって生きる社会、それが自然の社会。ゲバラは、こうした社会の現実化が一国においてだけでは成立しないことを誰よりも知っていた。家族に別れを告げて、ボリビアの山中に希望を求めて進発した革命家には、自由、平等、搾取のない社会が、とりあえずは中南米の大地に出現するのを信じた。国連というエスタブリッシュメントの集合体で演説をしながらも、彼の戦いがゲリラという戦術をとったことに当時の革命への環境と、彼の革命観がいかなるものかが理解できる気がします。y.s 削除

2012/8/12(日) 午後 0:09 [ ys44azucar44 ] 返信する

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武さんブログ見せてもらいました。キューバ旅行の楽しさは武さんの様な個性の強い人にはたまらないと思います。私も同じような部類の人間かもしれません。キューバでは色々お世話になりました。これからもスペイン語学んでいきます。 削除

2012/8/14(火) 午後 6:22 [ ] 返信する

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Iさん、コメントありがとう。
以下はIさんへのメールぶんです。アドレスが間違っていてundeliverableになってしまいここにコピーします。
先日はキューバ旅行において、お二人にお世話になり、おかげで楽しい旅になりました。
Y氏の52歳、I氏の63歳、私の68歳、この年代構成で楽しくつるむことができたのも一人参加のせいですかね。
私にとっては元バックッパカーのお二人から色々な話が聞けて退屈なときはありませんでした。
そして最終日の一人行動も結構充実したものになり、所詮観光客ですが、キューバの空気吸ったことに間違いはありませんね。
まずは御礼まで!ブログアップしました。暇なとき見てください。 武政 拝

2012/8/15(水) 午前 4:56 [ くんちゃん ] 返信する

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異国で乗る鉄道は実に良いモンだよね、バスやタクシーとは違う景色と人々を見せてくれる。トモ爺

2012/8/16(木) 午前 10:46 [ bondia ] 返信する

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トモ爺へ
ベトナムの鉄道もよかったが、キューバは往復で3時間しか乗れなかったがキューバの日常が少し垣間見えて面白かったです。20日久々のゴルフ楽しみにしてます。
Iさんへ
映画「7days in Habana」という映画昨日見てきました。Hotel Nacionalが出てきてキューバ旅行思い出しました。渋谷でやってます。

2012/8/17(金) 午後 2:09 [ くんちゃん ] 返信する

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