「寒い!寒い!寒い!・・・・・・・!!!!」
「死ぬ!死ぬ!死ぬ!・・・・・・・!!!!」
真っ暗闇の峠道で、大声で叫びました。
何十回、多分100回以上。
萩往還マラニック140km。
無事(生きて)帰ってきました。
結果は70km地点でリタイア。
敗因はたくさん。
まず、ウェーブスタートで2組目でスタートしたのがまずかった。
私はコースがまったく頭に入ってないのに、早々に先頭集団へ。
道がわからん者が先頭に立てるはずもなく、
ほのぼのペースにくっついて行きました。
最後尾からスタートし、みんなを追って走るべきでした。
それと、
もっと速く走りたい欲望に駆られたのです。
なので、最後尾からスタートした2連覇中のチャンピオンが、
14km地点ですーっと追い越してきたときは、
嬉々として付いていきました。
これについていけば迷わず、かつ納得して走れる。
ここから4人程度でハイペースで進む。
そしてこれがまた。
交通ルール厳守なので、
防府市内、山口市内の信号で幾度なく立ち止まる。
フルではやったことないので、正直脱力。
そうこうしながら、しっかりチャンプに付いていく。
べた付して走っていたら、そら嫌ですよね。
「どうぞ前へ」
と言われ、バカ正直に前に出る。
けどコースを知らないから、
地図を広げながらおぼつかない走り、
ボトボト荷物も落とすし、かっこ悪すぎる。
前に立つ意味がありませんでした。
次の失敗、装備。
食事や水筒に気を取られ、
天気予報も曇りだったため、
寒さ対策をしてませんでした。
小雨が降り出しましたが、走っている体温で心地よいくらい。
「大丈夫くさ。」と高をくくっていましたが・・・・
50kmを過ぎ、萩へ向かう大直線。
真正面から吹き付ける雨!風!
気温も下がり、先ほど言った運動による発熱を超える寒さ。
徐々に体が動かなくなり、チャンプに付いていけなくなる。
そうなると周りは真っ暗、もちろんヘッドライトはしてますが、
コースは知らないし、主催者側が施してくれた、心ばかりの
白線も見つけきれないほどの視界の悪さ。
あーこりゃ大変なことになった。
と思いながら、急激に落ちていくモチベーションと体力に、
脳裏をリタイアの文字が点滅し始めたのでした。
文頭に書いている絶叫ですが、叫んだら体温が0.0001度上がりまして、
もう本当に本当に寒くて寒くて寒くて。
私はただの長そでTシャツしか着ていないため、
もう自殺行為です。
大会に関係のない通りがかりの車の人が、
心配して戻ってきてくれましたが、
さすがに乗せてともいえず、
「カッパ持ってませんか?」は
すぐそこまで言いそうでしたが。
寒さをしのぐ、変な体制で走り続けていたため、
太ももの付け根が痛みだし、とうとう走れなくなりました。
そこから体温が急激に下がり始め(下がることはないのだろうが)、
がくがく震えだし、心臓発作はこういう時に起きるのだろうか、
などと頭を恐怖が占領して、
本部に電話。助けてくれと言うが、
所定の場所まで移動せんと、バスで拾えないとおっしゃる(涙)。
「6km先まで移動してください。」とのこと。
「アウアウアウ」と言葉にもならず、
手に持つ地図は、雨でドロドロになって地に落ちる。
6kmも絶対無理だと思い、
タクシー会社へ電話。
萩から山口まで15000円かかると言われ、
財布には12000円しか入っておらず、夜のATMも怪しい。
もう終わったか!?
と思っていたら、銀河鉄道999ばりに、
大会本部の収容バスがやって来た。
後光が差してました。こんな奇跡ってあるの!?
「ご先祖様ありがとう。」
それからばたばた乗り込んで、毛布をかぶってスタート地点まで。
時刻は午前2時です。
5時の荷物受取をして、さっさと家に帰りました。
薄情この上ないと思いましたが、
未練も全くありませんでした。
生きて帰れてよかった。
神様ありがとう。
そして応援していただいたみなさん、ありがとう。
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