365日、花に会える。

春の花たちが、喜び歌うように咲き揃い始めました***

花に想う

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歳月。

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移り往く花の色。
 
生命の終わりと始まりを、
静かに刻む時の音。
 
彼方へと渡すことばはもう、
なにひとつ形にならなくても。
 
 
再生を約束する。
 
この全地がいだく愛に懸けて。
 
 
・・・昨日訪れた、栃木県栃木市「花之江の郷」より、秋の色と鼓動の一片を。
この場所がもつ独特の空気は、
開花するその瞬間まで忍耐強く支え護る大地の強さと優しさを、
そこはかとなく感じさせてくれるのです。
 
 
9月11日、あの空前絶後の大災害から今日でちょうど半年。
ひどく長かったような、短かったような、不可思議な思いでこの日を迎えました。
 
半年前のこのときまで、私は慣れ親しんだ職場に通い、
それを当たり前のことと信じていました。
慌しく買い換えた3月12日以降の通勤定期券がもうすぐ切れるのを見て、
いまだ整理のついていない複雑な思いを抱えている自分に気づきます。
 
 
この震災によって、幾多の人々が遭った出来事、
自分の身に起きた出来事、様々な事実と思いを通して、
私は本当にいろいろなことを教えられました。
 
 
生きていることにまず感謝をすること、
多少の苦難に即座に怒りや悲しみで反応するのではなく、
生きているの奇跡の前には、どれも大きな問題ではないと悟ること。
 
そして、見える見えないに関わらず、すべてのものに命が備わっているということ。
命あるすべての存在を、できるだけ大切にし尊重すること。
 
私はあの日まで、本当の意味での「感謝」「尊重」を
まったく理解していなかったようにさえ感じます。
 
 
あと半年の歳月を重ね、1年が過ぎたときに、
私は何を思うのだろう・・・今は漠然と、呼吸をするようにそのことを考えています。

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流転。

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空の音色。
 
涙を洗う花の雫に願いを託し、
思いの募る秋の気配を天に注ぐ。
 
 
悲しみの連鎖を断ち切って、
すべての生命が鮮やかな息吹を取り戻す。
 
そのときを。
待ち続ける。
 
ただ。
 
 
・・・今日ご紹介の風景は、茨城県水戸市「偕楽園」。
2008年9月に撮影した風景です。
 
あの震災からもうすぐ半年。
この偕楽園も、庭園を含む多くの施設に被害があったと聞いていましたが、
久しぶりに見た水戸市観光協会のホームページを見たところ、
今月20日まで開かれる「萩まつり」に向けて少しずつ復旧が進んでいるとのこと。
 
まだ2分咲きほどとのことで、見頃は恐らく来週末頃。
今年もぜひ、この美しい萩の庭を見に行きたいと心から楽しみにしています。
 
 
自然の力によって起きてしまった悲劇を、
癒してくれるのもまた、自然の力の他にないのかもしれません。
半年前のあのときから、ことあるごとにそれを思っていました。
 
先日の台風が思いも寄らぬほどの惨禍を残していったことを、
本当に複雑な心境で受けとめています。
被害に遭われた方々の悲しみや無念さを思うと、言葉もありません。
 
 
本当に一日も早く、傷ついた多くの地を、
慈しみ深い自然が再生してくれることを願います。

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処暑。

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夏のきらめきと、
秋の安らぎを。
 
ひと処に集め空が微笑む。
 
 
清流の如く流れる風の旋律。
想いを澄ませ目を上げたとき、
 
新しい時が動き出す。
 
 
 
・・・暦の上で秋の訪れを迎えた途端、やはり再来した真夏の暑さ。
それでもいかばかりか空気の色が変わっていることを、肌で、心で感じます。
 
こんなに日に最も胸のうちによぎるのは、
高く澄み渡る空の青を仰ぐ、金色のオミナエシの花。
昨年の9月初旬に訪れた、栃木県栃木市の「花之江の郷」の風景です。
 
 
酷暑に打たれているときは、少しでも早く夏が幕を引くことを待ってしまうのですが、
完全に収束しまうと、この先は陽が微笑む時間が短くなる一方。
それはそれで淋しくも感じます。
 
 
だからもう少し、あと少し、この暑さを楽しんで、
新しい秋を迎えたいと思います***

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夏名残。

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陽光のほのめき。
 
鮮やかに刻まれた夏の雫。
 
 
その名残を惜しむ寸暇にも、
新しい季節は到来の手を延べて、
 
 
一環に繋がれた時空に灯をかがる。
 
 
・・・7月の台風が過ぎ去ったあとと同じ、驚くほどの涼しさ。
長袖を着ても風の冷たさを感じる8月など、かつて体験したことがあったかどうか。
 
1週間の夏休みもあっという間に最終日。
抜けるような青空のもとで花を見たかったのですが、さすがにこの状況では見合わせ。
 
ですが、ここ数日の雨模様と涼やかな気候の恩恵で、
長らく構想をあたためている色彩についての書き物や、フラワーアレンジメント、
その他諸々のインドアの楽しみを存分に満喫できました。
 
 
それでもあまりにも早すぎる秋の気配に、少しだけ猛暑が名残惜しくなり、
今日はハイビスカスの花を心に挿すことに。
(今月初旬に「あしかがフラワーパーク」の花壇で出会ったものです)
 
 
先の見えない酷暑でも、時が訪れたら一瞬にして風向きが変わるように、
あと恐らく一度はぶり返しそうな暑さに、今日の涼しさが幻と思えるように、
天地と時間は離れがたく繋がっていて、
その結びつきが美しい季節を紡いでいくのだと、こんな日は強く感じます。
 
さあ、明日からまた外界へ。
この9日間で得られた休息を糧に、喜びを届けるために***

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華火のように。

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一瞬一秒が、かけがえのない奇跡。
 
幸いを願うものに、いつか必ず果たされる約束。
 
 
漆黒の闇、
隠された悲しみを昇華させ、
 
明日の光を遮ろうとする暗幕を取り払い、
 
宝玉の喜びで包み込む、
 
 
華火のように。
 
 
・・・あっという間に訪れた8月。
驚異的な早さの梅雨明けと直後の猛暑の頃には、
今年の夏はどうなってしまうのか些か心配になりましたが、
暫く続いている涼しさに安堵しつつ、やや拍子抜けもしているこの頃。
 
そんな中、心によぎったのは、
真夏の水面を鮮やかに染める熱帯性スイレン。
こちらは昨年以前に訪れた、栃木県足利市「あしかがフラワーパーク」の風景です。
 
例年この時期になると、朝から日没の頃まで艶やかな表情を楽しませてくれる
熱帯性スイレンが園内各所に彩を弾けさせ始め、
内陸の厳しい暑さも忘れ去られるほどの表情で微笑んでくれます。
 
 
政治、経済、国内外の情勢と、明るい話題をほとんど目にできなくなっている昨今ですが、
そんなときに落ち込んだり心配するのはいつでもできること。
 
この花が持つ鮮やかさ、華やかさ、そして酷暑にも喜んで目を覚ます力強さを持って、
日々の出来事を受けとめ、前を向いて歩ける自分でありたいと、
切に思います***

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開設日: 2006/3/27(月)


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