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バリ島(14)

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もっともバリらしいウブドを中心に周辺の観光地も紹介します。
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ウブドの市場(後編)〜バリ島14

 ウブド市場の中で建物に入っているのは主に衣類,民芸品などを売る店で,どこも間口が狭く,小規模だ。長い間展示されていて誇りっぽいものもなくはないが,品数はわりと豊富なので,市場外の専門店よりは掘り出し物はありそうだ。一方,テント張りの店舗は民芸品も多いが,食べ物も多い。食べ物は熱帯のフルーツやバリの菓子、などである。お供え用のチャナン?もいたるところで売られている。他のアジアの市場のように,飲食屋台がないのは,スペースがないからだと思われる。市場全体がごちゃごちゃしていて,意外と狭い。東西は150m,南北は60mほどしかない広さの場所である。そこに200〜300店舗くらいは入っているだろうか。観光客の多い市場だけに,木彫り系の民芸品やバティックなどの布を売る店は多い。ときどき日本語で,「ローレックス500円」と声を掛けてくるおじさんもいる。無視しながら,「そんなわけないだろう」と自然とつぶやいてしまう。午前9時ごろに歩いたが,売る人は多いのに,客はまばらで,その多くは欧米系の人たちである。南部のクタ周辺からのウブド日帰りツアーでは,市場に寄ることはあるが,時間帯はもっと後である。ウブド滞在の日本人はここに何時くらいに来るのかはわからないが,日本人の姿を市場を去るまで見かけなかった。時間帯が異なるのか,やはり訪れる日本人が少ないのか。

↓市場の東側の通り
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↓建物には衣類,絵画,民芸品などの店が入っている
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↓民芸品の数々…郊外で買った方が安いと思う
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↓食材の宝庫でもある
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↓衣類の色彩は派手目
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↓バリの菓子売りのおばさん
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↓チャナンも売られている
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↓中央通りは外国人が多い
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 市場に接してすぐ東隣にバリ・ヒンズー教の小さな寺院があり,祈りをささげる女性が絶えず出入していた。バリにはとくに寺院が多い。とくにウブドは町がこじんまりしていることもあって,寺院の大小はあれど,50m歩くと1つはあるような気がする。ギリシャのミコノス島みたいに島全体で400もの教会があるのと似ていて,たいへん寺院の密度が高い町である。

↓寺院で祈る人々
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↓中央通りから東通りにかけて,270度をパノラマ撮影(写真を2回クリックで拡大)
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ウブドの市場(前編)〜バリ島13

 ウブドのサレン・アグン宮殿の南側にそれはある。朝5時ごろから夕方まで開かれるが,人で混雑するのはやはり朝方である。2階建ての建物が2棟あり,その間の広場にもテント張りの店が軒を連ねる。この市場に定価はない。すべて交渉性だ。遠慮して言い値で買うことはナンセンスだが,恥も外聞もなく,相手の言い値の3分の1でも交渉成立は十分にある。我が家では言い値の8分の1で買えたものもある。ガイドブック等ではこの市場は少し高めだと書いてあるものもあるが,要は交渉しだいだ。交渉がうまくいけば,逆にもっとも安い部類の市場となり得るのだ。すべては交渉術である。同じようなものを売っている店はたくさんあるので,交渉が難航したらそこで買うことはせずに立ち去ればよい。立ち去る素振りを見せるだけでさらに下げてくることは間違いない。交渉性は面倒に思うかもしれないが,慣れてくると癖になる。

↓サレン・アグン宮殿前から見たウブド市場(北側の建物)
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↓市場内(露店)
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↓値段交渉する欧米人
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 この市場で商いを行っているのはほとんどが女性である。アジアの市場はだいたいが女性の職場である。ベトナムしかり,タイしかりである。ここの特徴はかなりしつこいことだ。立ち去ろうとすると,背後から大声で値を下げてくる。中国のように立ち去ろうとすると行く手を阻むようなことはけっしてないが,何としても売ろうとする根性はあるので,意外と言い値の3分の1〜半分では買うことはできる。中国では12000円の偽物ブランドが800円にまで下がったことがある。これはそもそも最初の言い値がインチキである。ここは観光客とはいえムチャクチャ高い値でふっかけてはこないが,稀にとんでもない値段もある。モンキー・フォレスト通りやハノマン通りにある専門店をまわって相場をある程度把握してから訪れるのが妥当である。専門店とて交渉性だが,物自体は良いし,値段に関しては良心的なので,正しい相場がわかると思う。

↓商いは女性が主役
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↓チャナンに欠かせない花が多いのは市場の中央部
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↓地元男性も買い物中
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↓バラマキ・自分用の土産物にはまったく困らない
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ウブドの癒しになる田園風景〜バリ島12

 ウブドは空港から車で1時間〜1時間20分北に行った山間にある。バリ島は南端の空港から北に行くにつれて上りになっていく。ウブドの中心部ですら,北が高く,南が低いので,北に歩いていけば上り,南に歩いていけば下りが基本である。その中でも,できるだけ傾斜のない場所には,水田が広がっている。ウブドは市街地から10分も歩けば田園地帯だが,市街地の中心部ですら表通りから100mほど奥に入れば田んぼがあり,長閑な田園風景が見られる。その風景の中にはカフェも点在する。日本では見慣れた田園風景だと思いがちだが,違うのはヤシの木など熱帯の植物と水田という組み合わせである。さらに風景だけではわからないが,バリ島は3期作を行っている。日本では沖縄などで2期作が行われているが,その上をいく3期作である。乾期では稲は育たないので,10〜4月の雨季の間に3回作るようである。植えるとすぐに稲刈りという感じである。5月は乾期に入ってまもないが収穫の時期で,各地で稲刈りが行われている。農作業は女性が行うことが多い。稀に男性も混じっているが女性の仕事らしい。刈るとすぐに昔ながらの方法で脱穀もして,さっさと済ませてしまうようだ。田んぼには必ずといってアヒルがいる。日本ではカモ(アイガモ)農法といってカモを水田に放って害虫駆除を行っている。バリ島ではアヒルで害虫駆除を行うのだろう。アヒルがあちこち歩き回っている。カルガモの行進は東京などで風物詩になっているが,バリ島の田んぼではアヒルの行進が風物詩である。道を横切っていると邪魔するわけにもいかず,通り過ぎるまで待っていてやらなければならない。

↓ウブドの日常風景
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↓表通りを100mも奥に進めば水田だ
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↓農作業は人とアヒルの共同作業?
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↓なぜかニワトリも協力?
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↓ホテルから見える風景としては珍しいかも
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 ウブドのカフェやレストランは田園風景をPRポイントとして立地していることが少なくない。他に絶景があるという街でもないので,田園風景や棚田,渓谷と,ウブドの住民にとっては普段から見慣れている普通の風景がPRポイントとなる。欧米はもちろん日本,韓国あたりから来た観光客も,熱帯の水田という景色は現実離れしているので,長時間見ても飽きず,緑が目に優しいので,癒しには絶好の景色である。棚田は日本では数少なくなってきたが,ウブドのような起伏のある土地ではまだまだ健在である。機械化が進んでいないから余計に棚田は残っているのだろうが,機械が入れない棚田は農作業を行う人間にとっては難儀である。

↓水田に面したカフェ
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↓水田が癒しになるとは
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 バリ島の米はインディカ米だが,タイ米のような香り米ではないので日本人には食べやすいだろう。パサパサさもそれほど気にならず,長期滞在にも閉口はしない主食だ。バリ島で栽培している米は1種類かと思いきや数種類の種類が栽培されているそうだ。日本人にはその違いはたぶんわからないだろう。

↓バリ島の稲
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頭に物を載せる女性〜バリ島11

 バリ島では,女性が頭に籠を載せているのをよく見かける。男性はけっしてそんなことはなく,すべて女性だ。籠の中には果物やその他食べ物,雑貨など,細かなものが入っている。籠ではなく,大きな袋包みをそのまま載せている女性もいる。重さも相当あるだろうに,また,頭に載せなければならないほど混雑している場所もそんなにないだろうに,と思いながら,このような女性を見かけるとカメラを向けてしまう。

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 頭上にどのくらいの重さの物を載せられるのか,は個人差があるだろうが,日本の10kgの米袋くらいの物を載せているのも見かけるので,たぶん10kgというのが限界だろう。道路,とくに歩道はでこぼこなので,スーツケースのように路上を引っ張っていくということが難しいからなのか,とにかく荷物は頭の上に載せる。大きな荷物の移動をしているのは必ずと言って女性だ。男性は携帯電話より重い物を持っているのを見たことがない。ベトナムでは女性が働き,男性は半ば遊んでいるようだと聞いたことがあるが,バリでも働くのは女性で,男性は遊んでいるのだろうか。確かにウブドの通りを歩くと,歩道や家の前に座り込んで,観光客が近づくと「タクシー?」と声をかけてくる男連中が非常に多い。彼らは仕事をしているようだが,タクシー需要がなければまったく仕事にならない。かといってショップやオフィスで働く男性も多い。警察官などは皆男性だ。統計はないが,バリ島での実質の失業率はだいぶん高いものと思われるが,住むところえあれば何とか生きていける土地なので,仕事は最低限の生活費稼ぎとわりきっていると思えなくもない。

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 ところで,頭に物を載せる女性には,物売りもいる。籠にはフルーツや野菜など自分の畑で採れたものが入っていて,家やショップを一軒一軒まわり,販売している。

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ジャラン・モンキー・フォレストを歩く〜バリ島10

 「ジャラン」というのは,インドネシア語で「通り」のことである。中部ウブドの中心には3本の賑やかな通りがある。東西に伸びる「ラヤ・ウブド通り」,と南北に並行する「ハノマン通り」,そして「モンキー・フォレスト通り」である。モンキー・フォレストという名称は,通りの南端に森があり,確かに100匹以上のサルが生息していることからきている。東南アジアにいるサルは毛並みが良く,触り心地が良さそうだが,すばしっこさは日本のサルとあまり変わりはなく,気安く近づくとかえって危ない。この通りはサレン・アグン宮殿のあるラヤ・ウブド通りの交差点から南端のモンキー・フォレストまで約1.5km続く。道路幅は2車線分あるのだが,西側一車線分が駐車スペースなので,一車線を一方通行で使用している(南→北)が,バイクに限っては対面通行なので,車も安心して運転できるわけではない。両側に歩道があるが,狭く,その上段差があるので,足の悪い人や老人には酷な通りだ。

↓モンキー・フォレスト通りの朝(中部)
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↓モンキー・フォレスト通りの朝(北部)
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↓モンキー・フォレスト通りとラヤ・ウブドとの交差点(北端)
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↓北部の東側に広がるグラウンド
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↓グラウンドでは子どもたちがサッカーをしていることもある
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↓歩道はでこぼこしていて,段差の箇所も多い
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 通りの両側には多くのショップが並ぶ。観光客向けの店がほとんどを占め,カフェなどの飲食店やホテルやバンガローなどの宿泊施設も少なくない。ただし,間口は狭く,奥行きのある建物が多く,しかもそのほとんどが2階建て止まりなので,圧迫感のある通りではない。ショップはさておき,宿泊施設は奥行きがとくに長く,入口から部屋まで100m以上奥に入って行くことはごく普通である。この通りと東側に並行するハノマン通りとの距離は直線で500mほどあり,その間を東西に結ぶ道路は,ラヤ・ウブド通りから南端のモンキーフォレストまでにたった1本しかないので,ショップや宿泊施設は奥行きこそたくさん取れるのだが,奥にはあまり住居はなく主に水田などに利用されている。朝から夜まで観光客が絶えないこの通りは,ウブドの顔ともいえる。両替店も多く,店によってレートは1〜2%違う。どこがいいということはなく,1〜2%の違いなら,どこでも構わないと思う。両替商は単独で経営していることはなく,インターネットカフェや飲食店が兼ねている。日本円どころか20種類くらいの紙幣の両替ができるのはやはり有名な観光地だからだろう。いちばん訪問者の多い国はオーストラリアということだった。確かに地図を見るとオーストラリアからは意外と近い。緯度が南緯10度に位置するので,日本より近いのは確かである。日本人も例年だと多いのだが,東日本大震災の影響で減っているようだ。日本人に出くわすのは夜のバリ舞踊見物時くらいだ。

↓南部に行くほど土地は低くなる
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↓南端のモンキー・フォレスト前
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↓夕方のモンキー・フォレスト(南部)
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↓夕方からはバイク屋台も店開き(北部)
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↓モンキー・フォレスト通りの夜(中部)・・・人通りがあるので,街灯は少ないが比較的安全
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↓両替商はいたるところにある
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