【2010年11月10日配信】(詳細報告)韓国ソウルでのイベントについて
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今日は、主催団体に招待いただき、ライフリンクも参画してきた10月8〜9日に開かれた韓国ソウルでのイベントについて、詳しくご報告いたします。
◆◆◆ 【ソウルのウォーキングイベントに参加】 ライフリンクが参加したのは、「韓国いのちの電話(Lifeline Korea)」と全国紙を発行する新聞社「国民日報社」が主催したウォーキングイベント『Love lifewhile walking overnight』。「皆で肩を寄せ合って暗闇を歩けば、光を見つけることができる」をテーマに、約1万2000人が参加して夜のソウル市内を歩きました。招待を受け、ライフリンクも清水代表をはじめスタッフなど8人が参加しました。
▼『Love lifewhile walking overnight』(*韓国語です):
■Lifeline Korea スタッフの皆さんと一緒に
ソウル市庁舎前の広場には、いのちに関わる様々な団体の展示ブースが並び、ライフリンクも、自死者の生きた軌跡や遺族のメッセージが綴られた『遺族語る』、『ライフリンクの活動と日本の自殺対策の経過』のパネルや『自殺実態白書2008』の要旨などを、韓国語に訳して展示しました。日本同様、自殺率の高い韓国の人たちの関心は高く、学生、生徒を中心にたくさんの人が、ライフリンクのパネルに見入っていました。また、韓国KBS、MBCなど、いくつものテレビ局がライフリンクブースを取材に訪れ、日本から参加したスタッフや自死遺族が、日本の自殺の実態や民間団体の活動などについて、インタビューを受けました。
■韓国マスコミの取材を受ける根岸副代表
広場に作られた舞台では、韓国を代表する声優のBae Han Seongさんの司会で、政府やソウル市の関係者、協賛団体が紹介され、ライフリンクの清水代表も舞台上で紹介されました。
■壇上からの様子
続いて日本の遺族として藤本佳史さんが体験談を語ると、皆真剣に聞き入っていました。藤本さんに続いて、韓国の自死遺族の方が体験談を語りました。韓国で遺族の方が公の場で体験談を語られることはこれまでほとんどなかったとのこと。遺族の体験が語られたことは、今回のイベント、韓国の自殺対策にとって大きな意義があったようです(後述の記事やスタッフコメント参照)。
■日本の遺族として体験談を語る藤本佳史さん(左)
と通訳をするライフリンクスタッフ朴恵善さん(右)
■じっと舞台を見つめる約1万2000人の参加者
私たちが5月に参加した韓日シンポに続いて、日本の遺族が語ることや遺族が痛みを背負いながらも体験を伝えることが契機となってきた日本の経過をお伝えしたことも、少しは韓国のみなさんのお役に立てたのではと感じました。
そして夕方の8時から、ソウル市内を流れる川「Cheonggyecheon」を巡る5km 、10km、35kmの各コースに分かれてウォーキングがスタート。ライフリンクは10kmコースを、韓国の自死遺族の方々と一緒に歩きました。会場、ウォーキングコースには、中高校生を中心に約800人のボランティアが通訳やコースの誘導などに当たっていて、暖かい心遣いが溢れていました。この日のソウルはまだ気温が高く、10kmを歩くと半そでのイベントTシャツ姿でも汗ばむほどでした。
ゴール後は、韓国のご遺族、運営スタッフとともに抱き合って健闘を讃え合いました。ゴールした全員が、それぞれの想う「いのちへのメッセージ」を白い紙の袋に書き、中に明かりを灯して広場に並べ、フィナーレを飾りました。
■ゴール後いのちへのメッセージを書き、明かりをともして
広場に並べました
■広場に並べられたいのちへのメッセージ
Lifeline Koreaでボランティアに関わるPark JaeSeungさんは「日本からも参加していただけて、本当にうれしい。韓国では1日にすると42人が自殺で亡くなっています。それも若い人が非常に多く心配しています。若い人に限ると世界でも最も深刻な状況ではないかと思います。これからも日本の方々と一層交流を深め、韓国の命を守る活動の参考にしたい」と話していました。
主催したLifeline Koreaのスタッフやイベント参加者たちのブログでは、「今回、日本から自殺対策を進めるライフリンクが参加してくれたことによって、イベントがこれまでの単なるウォーキングイベントで終わるのではなく、文字どおり「いのちについて考えるイベント」になりました」と感謝を表してくれています。
今回の日本からの私たちの参画が、韓国の自殺対策を推し進めるための、一助につながったのならば、大変うれしく思います。
【参考】 韓国の全国紙『国民日報』の10/9付の記事では、イベントが次のように報道されました。「今年は、日本から自殺対策支援センター ライフリンクと自死遺族たちも参加した。子どもや親など、自殺で家族を亡くした様々な人たちだ。遺族は皆、自殺した理由や悲しみ、自責感、その後の問題を克服する過程を語ってくれた。彼らの語りから、「いのちの大切さ」について、また改めて考える機会になった」 ▼『国民日報』掲載記事(*韓国語です):
http://news.kukinews.com/article/print.asp?arcid=0004199306 |

