Finalcutで編集したHDV素材がWindowsで開けない
|
先日、Finalcutで編集していただいたHDV素材をWindows上でエンコードする機会がありました。 前職が一応、映像制作なのでなんとなく良い予感はしてはいなかったのですが、案の定、開けないのです。 前職でも、FinalcutとWindows間でHDVファイルをやり取りをしたことがあるのですが、スムーズに行ったためしがありません。 ※偏見かもしれませんが、Finalcutを使用されている方はファイル・フォーマットに関しての知識が乏しい気がします…。でも、これは、それらを気にせず出来る、というアプリケーションの設計の問題なのかもしれませんね。 当時は、映像を製作したポスプロ側と連絡を取り合い、どうにか上手くやって下さいというクライアントからの指示だったのでなんとか二人三脚で仕事を進めることが出来ました。(DVDエンコード&プレスのみの仕事だったのです。) 「30pで製作されていますね」とか「このテロップのスクロールは60iですね」とか「ここはレベルオーバしているので叩いて良いですか?」とか話をしても、まったく何の事だか分りませんので教えてください、という方でしたので、こちらも拙い知識ながらもなんとか仕事を進めることが出来ました。(しかし、編集のセンスは抜群に良かったですね…感性の問題なのでしょうけれど…) 最終的にファイルの受け渡しの話になって、なんやかんやこれなら開ける、これは開けないなどのやり取りの末、「YUV非圧縮のHDD受け渡し」に落ち着きました。 今回も、ファイルベースでのやり取りということで良い予感はしなかったわけですが、案の定、頂いたMOVファイルはWindows上のQuicktimeでは開けないのです。 Quicktimeでのムービーインスペクタ 真空波動研Liteでは不明HDV2との形式で表示される。この時点で当てには出来ない [001.mov] 1440x1080 24Bit 不明HDV2 29.97fps 4731f 24995.49kb/s signed/two's complement(Little) 48.00kHz 16Bit 2ch 384.00kb/s [Extra][2] Apple QuickTime MetaData [MPEG4] 00:02:37.857 (157.857sec) / 523,780,892Bytes 真空波動研Lite 100307 / DLL 100307 もちろん、といいますか、Finalcutがインストールされていないので最新のMacでも開けません。 再生だけならば、VLCメディアプレーヤで可能なのですが、Windows編集ソフトの類では一切映像として認識されません。 こうなってしまうと、もはやお手上げで、時間もないし、あれこれとやり取りしても仕方がないのでどうにか変換できないだろうか、と禁断のフリーソフト祭りとなるわけです。 mpeg2ならあいつだろう、と言うことで、懐かしのDVD2AVIを引っ張り出して、認識させてみると……なんと!開けるのです。 DVD2AVIのウィンドウ。学生時代にものすごくハマったソフトです いざ書き出しだ!と思ったのですがなぜか1.68GBを超えると停止してしまい、この案はボツ。 ※HDV以下の圧縮にしたくないのでcanopus losslessで書き出しました。 そうこうしているうちに、「XMedia Recode」というフリーソフトにたどりつき、開いてみると… 開けました。 まな板に乗ってしまえばあとはこちらの思い通りなので、なんとか無事に仕事を終えることが出来ました。 ビデオ編集の雑学等のmwdgp559さんによると、FinalcutからWindowsへのファイルやり取りは「apple ProRes422」が一番良いと教えていただきました。 いつもいつもご協力感謝です。 双方向のやり取りは、YUV非圧縮かmotion JPEG、フォト・JPEGが最適です。音声においては両者間のフォーマットの垣根はほぼ皆無です。 今後は更に、テープレス&ファイルベースでのやり取りが主流になるはずですので、MacとWin間でのファイルのやり取りには気をつけなくてはいけませんね……。 |
トラックバック(1)
トラックバックされた記事
トラックバック先の記事
- トラックバック先の記事がありません。

こんばんは。きのこです。
私もFinalCutとWindows間でのやり取り(長尺)で苦労した事があります。
ProRes422はWindows用のデコーダー(フリー)がAppleから配布されているのでFCP→WinはOKです。しかし、WindowsではProRes422で書き出しできないので逆は不可です。
細かい仕様を確認しあえる関係では無い場合、やはり非圧縮系(RGBよりは小さいYUVなど)が私も確実な手段だと思います。
DVコーデックもMPEGでも、編集素材としてはWinとmacは一筋縄では行かないですね。macの場合は拡張子だけでは使用可能か判断できない場合がありますし、Winの場合はそれぞれの環境が多種多様で…。
組み合わせも多すぎるので必要に迫られないと考えたくない案件です…。
2010/4/5(月) 午前 1:09 [ きのこ ]
>きのこさん
おはようございます、linear_pcm0153です。
>>ProRes422
完パケをもらうことしか考えていませんでしたので、逆を忘れていました(笑)
DVの頃はテープ渡しが出来ましたが、HDVで頂いても、会社が違うのでデッキが無いのです…。※DVCAMモードもアウト。前の会社に持っていくしかない(笑)
非圧縮形なら完全にOKですよね、motion JPEGやApple表記でのフォト・JPEG形式なら完全に両者間受け渡しOKですね。これは確かめたことがあります。※こちらはWinのQuickTime経由で書き出しが出来ます。
ただ、少し知識がないとRGBフルスケール書き出しとか平気で行える仕様なので気をつけなければいけません……。
うーん、困ったものですが、再び自分の身に起きるとは思いませんでした(笑)
2010/4/5(月) 午前 6:54
こにちは、余談ですが
以前出入りしていた地方局に駆り出され作業した時
EDIUSからDVCPROHDやP2クリップに書き出しても
FCPでは全く認識されなくて困りました・・・
その時はオープニングだけHDVテープでやり取りしてあとはやむを得ず全てFCPで作業しました
よく解からないけどMFXとかいろいろ試してみましたが・・・ムダでした
canopusHQがFCPで読めれば最高なんですがね、ムリでしょうが
2010/4/5(月) 午後 0:01 [ tvtcycle ]
>vegasとかafterEffects やらediusさん
おおっ!珍しくご本人の登場です。
ポスプロの方に聞いたら今まで気にしたことないと言っておりましたよ。うーん、それもどうなのかなぁ、と思いますが…完全にWinベースの会社だってあるのになぁ……
2010/4/5(月) 午後 11:40
こんばんは。きのこです。
私の時はWin→FCP(相手先が大容量不可)の長尺素材で大変でした。(突っ込みを入れたかったわけではないので怒らないでくださいね)
TB単位でサイズを気にしなくて良いならば非圧縮でどかーんと持って行けたんですが… (それでもRGBは自重しますけど)
うちの取引先は中間コーデックにHDVでは画質的にNGと判断される方が多いです。HDVで撮るにしても素材世代だけでギリギリってとこでしょうか。
と言ってもP2やMXF書き出しも色々ありますよね〜 (一部で非互換を確認)
2010/4/7(水) 午後 10:33 [ きのこ ]
>きのこさん
こんばんは、linear_pcm0153です。
この問題って、コーデックを製作できる方からしたら些細な問題なんでしょうかね…?
ヘッダの記述が違うだけとか…
USBがOSの垣根を越えられたのになんだか残念ですよね。
2010/4/8(木) 午前 4:12
はじめまして。
hdv2コーデックとQTで検索していて辿り着きました。
お陰様でQuickTimeで音声しか確認できなかったmovが、VLC media playerで確認でき、しかもXMedia Recodeで変換することもできました。
困っていたので、非常に助かりました^^
ありがとうございました。
2011/2/16(水) 午前 3:09 [ kettle ]
>kettleさん
おはようございます、linear_pcm0153です。
おぉ、書いて残しておくものですね!
見つけていただいてありがとうございます。
2011/2/16(水) 午前 5:44