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CANARE BCP-H3B製作方法

CANARE BCP-H3B製作方法です。

BCP-H3BはL-3C2V・3C2VS・3CFBのケーブル径の端末に加工ができる117タイプのBNCコネクタです。
BCP-C3Bの圧着タイプとは違い、ハンダで製作するタイプです。誰でも作業が出来るわけではない、と言われていますが、道具とお手本があれば誰でも製作することは可能です。

説明の前に、圧着BNCとハンダBNCの良し悪しですが、(カタログ上はハンダBNCの方が高周波まで伝送が可能とのことです)個人的はどちらが信頼が上ということは贔屓目に見てもないと思います。(好みで言いますと、ブーツをつけた圧着BNCが好きです。)
ただ、頑なにハンダBNCしか使用しない方々も居ることは確かです。(仕事で手伝っていただく撮影会社さんが圧着BNCケーブルを使用しているのを見たことがありません。※ハンダBNCしか使用しない会社は、キャノンもITTのXLRしか使用しない率が非常に高いです。)

なぜ圧着BNCを使用しないか、についてですが、ひとつは「歴史が浅い」からです。
聞いた話では、圧着が出始めの頃、無線用50Ωの圧着で映像ケーブル作る会社がいたりして、混乱が多かった模様です。
(実際、仕事でメンテナンスをしていた頃は、何ΩだかわからないBNCやどう見ても無線用ケーブルで仕上げられたもの、カナレの同軸ストリップ寸法で製作された、シース剥きすぎの編組丸出し圧着BNCなどがありました。)

ふたつめは、工具を購入するコストだと思われます。圧着BNCは200円程度で購入でき、ハンダBNCの650円程度に比べると割安な気がしますが、圧着ペンチの価格が12000円くらいで、それに加えてケーブルごとに合ったBNCコネクタやダイス(ものによっては圧着ペンチより高い)を用意しなければならないのがコストに拍車をかけます。
※参考に、L-5CFBを例にとると、圧着の場合はBNCコネクタとダイスはFB専用のものを用意しなければいけませんが、ハンダBNCですと5C用との共用ができます。

そんな理由で、無線分野でも使われるBNCですが、映像に限らず無線の50ΩBNCも含めて統計すると、圧着タイプのシェアは映像用途のみに偏り、非常にわずかなものになることでしょう。

イメージ 1
これが圧着タイプのBNCです。左が5C用のBCP-H5B、右が3C用のBCP-H3Bです。
各パーツの名称が調べてもわからなかったので、とりあえず、左から、本体、フェルール、下、ブッシングと呼びます。

イメージ 2
工具ですが、最後に締めるときに10mmレンチ2本が必要となります。他はハンダとハンダゴテ、カッタとニッパ(HOZAN N-9推奨)が必要です。

製作方法

http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/3f/b3/linear_pcm0153/folder/178535/img_178535_784047_3?1199371859
1.ケーブルをストリップします。
ストリップした後、編組は解いて対になるように二つにまとめてください。写真の様にカットしなくてもOKです。

L-3C2VSのストリップ方法はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/linear_pcm0153/784047.html


イメージ 3
ブッシングを通すことを忘れないでください。


イメージ 4
心線はナナメになっていたらまっすぐに直してください。


イメージ 5
2.フェルールをはめ込みます。写真のように編組をくぼみの位置にあわせます。


イメージ 6
心線が中心コンタクトにキチンと乗っているかを確認してください。
心線がナナメになっているときれいに乗りません。


イメージ 7
3.中心コンタクトをハンダ付けします。


イメージ 8
4.写真のように編組をフェルールのくぼみに巻きつけます。
写真ではわかり辛いですが、2本の編組を巴状に巻きつけています。1本を一周グルリではありません。
余分な部分はカットします。
※上手く巻きつかないときは、余分な部分をカットせず、ヴァイスプライヤやラジオペンチで編組の先端をつまみ、フェルールに押し付けてハンダ付けし、その後カットする方法もあります。


イメージ 9
5.フェルールに編組をハンダ付けします。この部分は見かけの綺麗さよりも確実にハンダ付けすることを意識しましょう。


イメージ 10
6.本体をすべてねじ込みます。


イメージ 11
BCP-H3Bは10mmレンチ2本で締める仕様になっています。素手のみで締めることは絶対に避けて下さい。
※旧型のBCP-H3は8mm


イメージ 12
7.写真のように、左手で本体を固定し、右手でブッシングを締めます。
必ず締めきって下さい。素手でブッシングが外れるようなものはNGです。(自分なら、その程度の人が作ったものとし、即廃棄します。)
※WEBで探す限り、この製作方法を解説をしたページがありませんでしたが、この方法が一番確実です。


イメージ 13
8.完成です!
※この製作方法を覚えると、ワイヤレスマイクのアンテナにも応用ができます!

不良だよ!のコーナ

イメージ 14
イメージ 15
イメージ 16
こんなケーブルを信じられますか?

経験上、ハンダBNCの不良は、編組のハンダ付けの仕方を間違えていることが大半です。
折り返してケーブルクランプ部にもぐりこませたり、写真のように、ちょこっとハンダを乗せるようなものは使用していくうちに必ず不具合が出ますので、上記のやり方を推奨します。

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上手ですねぇ。
しかも、もの凄くわかりやすいです。

今度、挑戦してみます。

2008/1/9(水) 午後 6:43 [ ]

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>hatikenshi2008さん
上にも書きましたが、ハンダBNCは製作方法と使用工具がわからないから「素人には難しい」と言われているようで仕方ありません。
そんな中、わかりやすいと言っていただけるとありがたいです。

ワイヤレスマイクのアンテナ線もこの方法で製作できます。

2008/1/9(水) 午後 10:21 linear_pcm0153

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