音響・映像・電気設備が好き

Twitter ID:linear_pcm0153 です。しょうもないことつぶやいています。

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SONY MDR-CD900STを修理する

ソニーのヘッドフォンSONY MDR-CD900STの修理依頼が来ました。故障の症状はCD900に一番多いとされる断線による一部不鳴動です。


以下、修理方法をまとめます。

イメージ 1

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SONY MDR-CD900ST。まず分解してユニットのインピーダンスをNTI MR-PROで測定します。
ユニットは無事でした。
となると本体のコードとヘッドバンド内のコードを交換するだけで修理は可能です。

しかし、問題となるのはRchに音声を送っているヘッドバンド内のコードです。実はこのコードは補修部品として購入が出来ません。
純正品としてはヘッドバンドASSYとして一体で購入するしか手がないのです。

私が所有しているMDR-CD900STは未だ断線していませんが、ネットを検索する限りどうも同じ症状で悩まされている方々が居るようです。

ならば同じような径のコードに交換してしまおうと散々探した結果、MOGAMIの3031(公証φ2.8mm)のシールド線を使用することにしました。

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純正のコード(エナメル絶縁)とMOGAMI 3031。見た目の強度も満足出来る。


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しかし、実測してみるとMOGAMI 3031はφ3.0mm。
このままではハンガ内にコードが収納できないので一部シールド線を剥いで収縮チューブで対応することにしました。

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テストしている様子。

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こちらがヘッドバンドASSY。中のコードを交換するだけでこの部品まるごと交換は流石にナンセンス…。

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ヘッドバンドASSYを分解する際は、バンド伸縮のボールノッチパーツの紛失に注意して下さい。


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筆者は本業が弱電工なのですが、こういったコードの通線もケーブル通線のノウハウというか感覚が役に立ちます(笑)
なんの障害もなく一発で交換できました!


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純正コードがφ2.8mmなのですが、ハンガ内部以外はMOGAMI 3031でも問題なく収納できます。
ハンガ内で収縮チューブのみに変換します。
純正品では露出部分がエナメル絶縁のコードでしたがMOGAMI 3031は編組シールドと補強紐2本、シースで絶縁なので可動部にも安心です(笑)
可とう性による耐久の問題があるかもしれませんが、もう交換できる事が判明しているのでさして問題ではありません。


イメージ 11
こちらが交換後の写真。ここまでくればもう終わった様なものです。


イメージ 12
ユニットのウレタンリングも交換します。


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ついでなので、MDR-7506用のイヤーパッドに交換します。
こちらは割とメジャなカスタマイズです。


イメージ 14
すべて組み込んで完成!

使用したパーツは純正品が本体コード、ウレタンリング×2、MDR-7506用のイヤーパッド×2で、カスタマイズ汎用品としてコードがMOGAMI 3031です。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

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CANARE BCP-Aシリーズの紹介

カナレ電気から販売されているBNCコネクタが一新しました。
従来品との違いは、廉価版であったBCP-PCシリーズが廃され、同価格でBCP-Cシリーズと同じ性能を保ちつつ切削ではなくダイキャストに変更された点です。

イメージ 1
左から、BCP-C、BCP-PC、BCP-Aシリーズ


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左から、BCP-C、BCP-Aシリーズ。切削とダイキャストでは指の引っかかりが違う。

私の様な施工業ではコストの都合上、BCP-PCシリーズを使用していますので、今回の変更はとてもありがたいのですが、逆に放送業界などではBCP-Cシリーズが多用されていますので今回の変更は残念かもしれません。

3C・5C以外では切削BNCが完全にラインナップから無くなったわけではありませんが、これから先、製造コストを考えた場合、切削BNCは無くなっていくのかもしれませんね。
※RCAの圧着は切削タイプです。

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ネグロス電工の電路支持材でケーブルリールを作る

ネグロス電工の電路支持材でケーブルリールを作ったのでここに資料を残しておきます。

会社の作業効率を上げる為にケーブルリールを作りました。

イメージ 1


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まず図面を書きます。
キャスタがついていた方が便利だろうなぁ、と色々と脳内で試行錯誤します。
固まったら材料を揃えます。

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ベースを組んでいる所。この後の写真は作業が楽しくて撮るのを忘れていました。


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Twitterで指摘があった通り、W3/8全ネジでは回転軸として不十分でした。


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支持方法を、変えて、E25金属管を回転軸に採用することにしました。
これにより紙ドラムの摺動性の向上、さらに着脱が楽になりました。


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完成!!

これがあるだけで組配用ケーブル作成の効率が上がりました。

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電源コードの印字で機材の製造年を推測する

筆者は元中古ピュアオーディオ販売店でアルバイトをしていたのですが、そこで学んだことのひとつに「電源コードの印字で機材の製造年を推測する」というのがあります。

これはどういうことかと言いますと、電源コードが直出しの機材(着脱式であってもラックマウントされており導入当初から接続変更がないと仮定される場合)においては、ほとんどの製品がその年に製造された電源コードを使用するため、そのコードに印字されている製造年で機材の製造年も推測できるというわけです。

イメージ 1
電源コード直出し機材の例

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製造年の印字。上から2005、1996、2006、1985が見て取れる。
写真ではVFFですが、VCTF、VCTF-K、でも同じです。

筆者の中では、前述の通り、常識となっていたのですが、案外知られていないということが先日判明しましたので記事にしました。
一部の機材だけ更新されているようなラックではこれが手掛かりになる場合があります。

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CPEVのロウ紐仕上げ

弱電放送設備で腕の見せ所というと、端子台への端末処理でしょう。
現場で非常に美しい施工を見かけたので写真に収めました。

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昔、筆者がいた現場では、この付け焼刃では到底かなわないロウ紐一本で仕上げる端末処理がわりと多かったのですが、その現場も更新工事でほとんどがタイラップ方式に変わってしまい、なくなってしまいました。

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こちらは筆者が仕上げたタイラップ方式です。(これはヨリ線です)
※線種は立井電線 TKVVBSで用途は電動雲台のパラレル接点制御用です。

端末処理を美しく仕上げる職人芸を優先するが為に工期が延びては元も子もありませんが、こういった「みかけ」もアピールポイントとしては無視できない大事な部分です。

しかし、これから失われていく技術の一つだと思います。

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