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「三角合併」
この5月からいよいよ三角合併が解禁される。
日本経済新聞社が4月21日に発表した
「社長百人アンケート」では、三角合併に関して
敵対的買収への警戒感が強く、62%の経営者が
「好ましくない」「避けるべきだ」と答えている。
三角合併とは、親会社が子会社を通じて別の会社を
吸収合併(M&A)する方法で、株式交換によって
可能となる。
3社がかかわるため三角合併と呼ばれる。
外国企業が日本にある子会社を使って日本企業を
買収する場合、日本企業の株主は外国の親会社の
株式を受け取ることになる。
本年、商法改正により外国企業の株式と日本企業の
株式交換ができるようになる。
具体的には外国企業の子会社がM&Aを仕掛ける。
その際、資金を使って買収するのではなく、
親会社の株式とM&A先日本企業の株式とを
交換する方法で買収するのだ。
俗に言われる「三角合併」である。
具体的に言うと外国企業X社の株価が2000円と
しよう。
この子会社の日本法人が日本企業Z社(株価500円)
を買収したいとすると、
Z社の株主にZ社株1000株とX社250株と
交換しませんかと提案をする。
金額的には同額になるから株主は当然考える。
どちらの株主になりたいか。
「三角合併のリスク」
そもそも三角合併が解禁されなくても、海外企業に
よる日本企業の買収は可能だ。
単にTOBをかければいいだけである。
三角合併の場合は株主総会に諮る必要があるうえ、
3分の2以上の賛成を得る必要がある。
TOBの場合は、発表さえしてしまえば実行可能
だから、その方が楽である。
特に敵対的買収には、TOBが適している。
敵対的買収をするときに三角合併を用いて、
わざわざ株主総会で3分の2の賛成を得るよりも、
TOBで過半数を目指したほうが早い。
「戦々恐々とすることはない」
三角合併の解禁で、外資による日本企業の買収が
増加するのではないかという懸念が出ている。
実際に始まらないと分からないが、現時点では
敵対的な買収は起こらないと見られている。
というのも、三角合併をするには、合併される会社が
取締役会の決議をしないと株主総会の議題に
ならないため。
つまり、合併される会社の経営陣が賛同
しなければ、そもそも合併手続きが進まないからだ。
こうした条件を考えれば、日本企業の経営者は
三角合併の解禁に戦々恐々とすることはない。
逆に注意しなくてならないのは、会社側が三角合併
の提案に賛成であっても、条件を満たさないと株主や
合併会社が課税され、株主の賛同を得られないケース
があることだ。
詳しい説明は、次をご覧下さい。
>> http://trimerger.voyage3906.net/
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