早期離床と車いす シーティングシステム・トライアル
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脳卒中患者さんを扱ったことのある方は、
「左半側空間無視」に泣かされた経験があるのでは?
空間の失認や(空間の存在自体を認識できない状態)
ボディイメージの欠如(自分の体を自分の物として認識できない)
注意の分散能力低下(左右どちらかにのみ注意が集中してしまう)などの現象で
車いす乗車中の姿勢がくずれてしまう患者さんを多く担当します.
特にICUや急性期病棟では、車いすからズリズリ…っと滑り
左右どちらかに倒れかかっている姿を目にします.
「ほら、ちゃんとすわって」とか
「左に倒れてるよ!」と声をかけても本人はボーっとしているかキョトン?
何度姿勢崩れを治してもまたぐずぐずと崩れてゆきます.
4月から脳外科急性期病棟に配属されたので、
離床にシーティングシステムを試用しています.
しっかりとしたフレームに、
体幹サイドにサポートがついてしっかりと背中を包むバックサポート.
クッションは骨盤(坐骨)がしっかりとくぼみに入り、
骨盤を起こしやすくなるように調整されています.
写真上は、クッションカバーとジェルを取り除いた状態.
ウレタンがカルデラ風に形成された上に、ジェルのマットを載せます.
写真下はクッションカバーをはずした状態.
手のおいてあるところで坐骨をホールドして骨盤をすっぽり包みます.
褥創予防しつつも、ウレタンのカルデラが
ジェルの流れをコントロールできる構造になっています.
早期離床が当たり前の脳卒中リハ…でも、
抗重力位できちんと座位姿勢を作ってあげないと、
立位、歩行練習を実施する頃には、姿勢性の異常筋緊張や関節拘縮で
訓練が思うように進まない事態を招いてしまいます・・・
歩けない人にとって、
車いすは靴と同じぐらい大切なツールだと思うのです♪
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