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ファン・ド・シエクル 繁栄と退廃

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ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted ) スピネットのある室内

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午後の陽光 スピネットの前に立つ少女と壁に写る窓の影
 カラーメゾチント by ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted ) ブルン・ラズムーセン
 
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 スピネットを弾く女性
カラーメゾチント by ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted )
 
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夜、スピネットを弾く二人の少女 1911
カラーメゾチント by ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted )
 
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窓辺で編み物をする女性 by ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted ) クリスティーズ
 
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タイトル? 窓辺で本を読む女性? by ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted )
 
もう1枚、スピネットのある室内はこちらのブログ記事から
 
ピーダ・イルステズ、ハンマースホイ、カール・ホルスーウはこちら
 
スピネット、ピアノのある室内はこちら

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ポール・フィシャー(Paul Fischer) 画家の家 ピアノのある室内

 明けましておめでとうございます。今年はポール・フィッシャーからはじまります。どうぞよろしく!
 
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ヘレルプの家族の家でピアノを弾く画家の娘 by ポール・フィシャー(Paul Fischer)
The painter's daughter playing the piano in the family's home at Sofievej in Hellerup (Bruun Rasmussen)
 
ちょっとポール・フィシャーらしくない作品?だけれど、自宅のあるヘレルプ(ヘレラップ)の一室。
 
ポール・ギュスターヴ・フィッシャー(1860−1934)はデンマークの画家。昨年記事にしたハンマースホイ(1864−1916)やカール・ホルスーウ(1863−1935)より知っている作品が多い画家。
 
 
カール・ホルスーウ、ピーダ・イルステズ、ハンマースホイの作品記事リンクはこちら
XAI Vilhelm Hammershøi ヴィルヘルム・ハンマースホイ
 
あとで思ったのだけれど、カール・ホルスーウとポール・フィシャーの室内の作品は、とても似ているものが多い。
 
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居間にいる画家の妻ダグニー by ポール・フィシャー(Paul Fischer)
The artist's wife Dagny in the living room. (Bruun Rasmussen)
 
こちらは画家の妻。ピアノを弾いていた娘と同じ室内で描かれています。居間にあるピアノ。ハンマースホイやカール・ホルスーウの描いていた小型のチェンバロ、スピネットとは違い、僕たちの家にあるアップライトピアノと同じ形。
 
僕のイメージでのポール・ギュスターヴ・フィッシャーの作品といえば、当時のファッションを着飾った女性たちや紳士が、ストリートや市場なんかでの風俗的なスタイルを描いていた作品が思い浮かびます。
 
ハンマースホイやカール・ホルスーウ、ピーダ・イルステズが描いていない室外の人間たちの作品が多いです。
 
この19世紀のデンマークの画家たちは、それぞれに独特の様式で主張しているようで、フランスの印象派とは違った身近な生活観が見えてくるようです。
 
たとえば印象派では花屋が描かれていたとしても通りの女性が主役になるところを、ポール・フィシャーの作品では、通りの美しい女性よりも花屋の方が主役だったり。
 
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コペンハーゲンでのクリスマスの喧騒 by ポール・フィシャー(Paul Fischer)
Juletravlhed på Østergade (Strøget) i København 1886
 
1891年から5年間パリに滞在。初期の頃は都会の生活を描いていたというポール・フィシャーですが、この頃の作品は美術館所蔵のものもあって、鑑賞する機会が多いです。
 
ルノワールの作品に登場するような女性たち。パリでもコペンハーゲンでも女性の流行は変わらないようですが。
 
こういう作品ばかりを目にしていたので、画家の妻、娘が描かれている室内画は新鮮に写りました。しかし好きな作品と言われれば、こちらの室外の作品に限られます。
 

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カール・ホルスーウ 楽器のある室内

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Carl Vilhem Holsøe  The Music Room
カール・ホルスーウ 音楽室
 
カール・ホルスーウ(1863-1935)は、ハンマースホイに影響を受けている画家の一人として紹介されていたけれど、この人の作品は、黒いドレスのほかに白いドレスの女性も多く登場。
 
 
ハンマースホイは黒いドレスばかりだったけれど。
 
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カール・ホルスーウ 室内で読書をする女性 オークションハウス Bukowskis
 
制作年数が不明なものが多い。この作品は楽器のある室内ですが、実はタイトルは「室内で読書をする女性」となっていました。
 
ハンマースホイではピアノとされていたタイトルですが、実際にはハンマースホイに描かれていたのも小型のチェンバロ、スピネットのはず。
 
 
過去記事はハンマースホイのピアノ(スピネット)が描かれた作品ばかりをアップしてますので見比べてください。
 
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カール・ホルスーウ ?レッスンのあと? 所蔵先不明
 
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カール・ホルスーウ 室内の女性 オークションハウス クリスティーズ
  
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カール・ホルスーウ 室内にあるチェロ  オークションハウス Bukowskis
 
カール・ホルスーウもハンマースホイと同じように、人がいない室内も多く描いていますが、子供や猫のいる作品も多いです。
 
カール・ホルスーウは、小型のチェンバロ、スピネットを実際に弾いている女性も描いています。初期の頃の作品ではないかと思っていますが・・・。
 
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カール・ホルスーウ ピアノを弾く女性(スピネットを弾く女性) 所蔵先不明
 
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カール・ホルスーウ ピアノを弾く女性(スピネットを弾く女性) 所蔵先不明
 
次の作品は、僕がもっともいいなと感じたもの。タイトルは絵画作品を主題にしていますが、スピネットに前のめりに楽譜を読んでいる女性が描かれています。
 
この作品に描かれている絵画は、カール・ホルスーウが所有していたものなんでしょうか?有名な画家の作品なのかな?
 
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カール・ホルスーウ 絵画のある室内 オークションハウス Sotheby's
 
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カール・ホルスーウ チェロがある室内 1935
 
最後の1枚は、たぶん「チェロがある室内」です。亡くなった年の作品です。カール・ホルスーウのストーブのある室内、ハンマースホイのストーブのある室内の記事はこちらです。
 
 
どうぞ、よい年をお迎えください。

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デンマークの画家 ハラルド・スロット=モラー 春(Primavera)

 
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(C) studienet.dk Billedanalyse: Primavera (Impresionistisk)
 
ハラルド・スロット=モラー(Harald Slott-Møller) は、デンマークの画家で、ハンマースホイと同時期を過ごしています。
 
ハラルド・スロット=モラーについては、XAIさんの記事から、リンクされている作品記事をご覧ください。
XAI デンマークの画家 アグネス・スロット=モラーと夫ハラルド
 
さて、aleiさんが「アグネス・スロット=モラー アウネーテと人魚」という記事の中で、ハラルドの「春(プリマヴェーラ)」については「関心が湧かなかった」とありました。
 
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春(Primavera) 1901 ハラルド・スロット=モラー(Harald Slott-Møller) オールボー近代美術館(クンステン)
 
僕もこの作品には関心が湧きませんでしたが、studienet.dk の 「作品解説 春(印象派)」という見出しを見て、がぜん興味が湧きました。
 
象徴派ともいわれている画家ハラルド。その彼のこの作品を印象派と位置づけていること。
 
ただ、ダウンロードをしても解読できないと思い、読んでません・・・。でも、この二人が「アダムとイヴ」で、イヴが禁断の木の実をそそのかしたのと同じく、女性がワインを男性にすすめています。
 
北欧神話では、アスクとエムブラがアダムとイヴです。アスクとエムブラの神話性と、デキャンタの屈折したディナー皿、そしていつか朽ちる静物に果実、背景の風景画、沈みゆく陽光など、いろんな技法や寓意が描かれているのかもしれません。
 
ここはイタリアの春。フィエーゾレのあたりらしい。
 
フランスの画家、モーリス・ドニが受胎告知にフィエーゾレの景色を描いたように、デンマークの画家ハラルド・スロット=モラーも、フィエーゾレを好んだのでしょうか。

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ヴィルヘルム・ハンマースホイ ストランゲーゼ30番地  (Vilhelm Hammershøi, Strandgade 30)

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  Interiør  with Punch Bowl , Strandgade 30 1904 H. M. Queen Ingrid of Denmark
ハンマースホイ  室内のパンチボウル ストランゲーゼ30番地
 
 
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  Interiør  ハンマースホイ  室内   制作年数、所蔵先不明
 
 
この室内は皆さんが既にご承知のストランゲーゼ30番地です。そのストランゲーゼ30番地のピアノのある音楽室、そしてコンソールのようなピアノにロイヤルコペンハーゲンのパンチボウルのある作品だけを集めてみました。
 
 
ちなみにハンマースホイの作品はもう知人たちがずいぶんと記事にしています。 このXAIから、ハンマースホイの作品の各記事にリンクしています。
 
 
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 Interiør med kunstnerens hustru set fra ryggen  1901  Bruun Rasmussen
ハンマースホイ  室内の妻の後姿  オークションハウス ブルン・ラズムーセン
 
 
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Interior with a piano and a woman in black 1901 Ordrupgaard. Copenhagen. Denmark
ハンマースホイ  室内 ピアノと黒いドレスの女性  オードラップゴー美術館
 
 
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Interior, Four Printmaking (Strandgade 30)  1901 所蔵先?
ハンマースホイ  4枚の銅版画のある室内 ストランゲーゼ30番地
 
 
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Interior with Woman at Piano, Strandgade 30, 1901  Private collection
ハンマースホイ  ピアノの前に座る女性のいる室内 個人所蔵
 
 
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Interior, strandgade 30  1901 Niedersächsisches Landesmuseum
室内 ストランゲーゼ30番地  ハノーファー、ニーダーザクセン州博物館
 
 
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Interior with Ida Playing the Piano 1910  (Bredgade 25)
ピアノを弾く妻イーダのいる室内 国立西洋美術館
 
この作品だけはブレズゲーゼ25番(Bredgade 25)の室内。国立西洋美術館所蔵のハンマースホイの作品はそれだけでも貴重かも。ストランゲーゼ30番地、再びの家でもあり終の棲家となったストランゲーゼ25番地に比べ数が少ない。
 
楓さんのアップしたストックホルム国立美術館所蔵の「本を読む女」は、この妻イーダがピアノを弾く室内と同じです。つまり、ブレズゲーゼ25番(Bredgade 25)なんです。
 
 
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The Old Piano. Strandgade 30  Private collection
古いピアノ ストランゲーゼ30番地 個人所蔵
 
 
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Music Room, Strandgade 30 1907  Private collection
音楽室 ストランゲーゼ30番地 個人所蔵

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