Intensity / Art Pepper (JAZZ ESSAY)
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アート・ペッパーのコンテンポラリー・レーベルに残した、ワンホーン・カルテットの作品。コンテンポラリー・レーベルのアート・ペッパーと言えば、誰でもすぐに、当時のマイルス・ディビス・クインテットのリズムセクションと競演した,余りにも有名で、とても人気のある、”ミーツ・ザ・リズム・セクション”ばかりが注目されるのですが、このアルバムは選曲が、アート・ペッパー好みの曲が選ばれており、なかなか、いいアルバムだと思います。しかし、このアルバムを聴いているとつい、これらの演奏もマイルスのリズムセクションを借りて来ていたら、どんなにいい演奏ただろうかと、つい、思ってしまうのも事実です。実際ここでのピアノ・プレイヤーの演奏は頂けません。何とも主体性のない演奏です。ジミー・ボンドのベース、フランク・バトラーのドラムスは西海岸では知られた存在で、悪くはないのですが、ピアノがやはり、ネックになっています。アート・ペッパーのアルトサックスの演奏は特に彼が日本でカムバックする前の演奏はまさに神がかっていて、完璧な演奏ばかりです。カムバック以降の演奏も僕は凄く好きですが、それは完璧を目指した演奏ではない様な気がします。昔の彼の演奏は非の打ち所がないのです。アートペッパーのアルト・サックスの才能はまさに天才的閃きがあって、その閃き、アドリブラインの美しさ、また、とんでもない位のリズム感覚、彼の才能の閃きに匹敵するのはチャーリー・パーカー位のものだと思います。勿論,ソニー・スティット、リー・コニッツ、ジョニー・ホッジス、ベニー・カーター、エリック・ドルフィー。ポール・デズモンドなど個性豊かなプレイヤーは沢山いますが、硬質でダイヤモンドの様な輝きがあって、カミソリの様な切れ味があるのは、パーカーとこのアート・ペッパーだけの様な気がします。彼のパシフィック・ジャズやタンパに吹き込まれた作品を聴くと、彼は完璧な演奏いうものを目指していたのではないかと思います。それ故に彼自身、そこに到達しなければ、その悔しさが、自分のところに向かって行ったのではないでしょうか? |




