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2012年5月27日
「振り向くと、そこに君がいた」、という言葉を聞いたことがあります。朝、目覚めたとき、その言葉
が浮かんできました。縦長の6畳の和室に、お布団を二つ並べ、手を伸ばせばすぐ隣にはあなたがいた。
そんな頃のこと、障子越しの強い日差しがあなたを思い出させました。あなたは夏男、この時期からお天
気のいい日には日光浴を楽しんでいましたものね。
朝型人間のあなた、いつも目覚めがよく、今日のようにさわやかな朝には、早々と着替えて、庭の植木
に水をやったり、今日は大掃除をするぞー、などと張り切っていたりしたよね。寝坊の私は、もう少し寝
かせてよ、なんてぶつぶつ言っていたものでした。
あなたのいびきがうるさくて眠れなかっただとか、あなたが寝がえりをするときにあの太い腕で顔を直
撃されたことなど、その一つ一つが幸せな時間、今となっては贅沢な思い出となっているのです。
お隣のご主人が単身赴任になったと聞いてから、私の思いとは異なってはいても、奥様も目覚めたと
き、そんな思いをされているのではと考えてしまいます。早く、ご主人の赴任先で一緒に暮らせますよう
にと願っています。12年前、早々と天国へ単身赴任してしまったあなたとは違って、飛んでいける距離
にあるのですから……。
こんなにあなたのことばかりが思い出されるのは、あなたも私に会いたいと思っていてくれるからでし
ょうか。そうだとしたら、とても嬉しいです。今日も素晴らしい一日にしますね。
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