図書館のことや食べ物のあれこれ

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【阿智村図書館】

5月15日(火)曇り

住民の皆さんと行政が一緒に作った図書館がここにもあった

2度目の阿智村訪問。
前回の記事は、2007年5月8日【長野県阿智村へ】。
花桃の時期がちょうど終わった後で、前回にような風景には出会わなかったが、高速道路は早いけれども、途中の風景をゆっくり楽しむには、下道走行に限ります。前回のルートは、この川の対岸から村へ入ったが、今回は、中央自動車道 園原ICで降りて、阿智川沿いに新緑の山合いを潜る78号線を走り、256号線と合流して役場・公民館駐車場に到着。
この町の人口は、6,829人(2012年5月1日現在)。

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コミュニティ館・図書館(公民館内)・
本庁舎・・・だったと思う。(記憶が曖昧・・)
図書館は、もとの中央公民館の中にあった「公民館図書室」を住民(主にお母さん方)と行政で長い時間をかけて作り直したものでした。


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                館内を入ったすぐ近くにある「新刊図書の紹介コーナ」
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開架書庫の間が広い

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おはなしコーナ

いつもなら人が入らないように撮影するので、空っぽの人気のない図書館風景しか紹介できず、残念ですが、この日は、親子の撮影の許可をいただき、お姿を撮らせて頂きました。

正面をガラス戸にして少しでも明るくしたのも皆さんの声の反映。

書棚を斜めにおいて変化のある空間づくり

本を見せる工夫がされていて、利用者にすれば背表紙よりも、本が近くに感じられます。
児童書コーナーの近くには「5月のイベント」案内の看板が立てかけてあり、そこには「こころを育てる食卓」という学習会の案内がありました。

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阿智村は、住民を主体にした地域運営を行政と協働で行っている、全国でも有名な自治体

住民自治が実現されている自治体

住民が公費をどう使うか決めて行く、行政はそれを支援する
村づくり委員会が提案                                         (5人以上の住民が自分たちのやりたいことをテーマに会を作って活動する組織)

http://www.geocities.jp/machihit2004/bookachi121.jpg

大きな箱モノが、住民の合意を得ることなく、議会と行政だけで決まって、出来上がっていくケースは多い。それが議会の当然の権利として、住民の間の合意形成がなされないまま、進行していくケースをたくさんみてきました。そうした住民不在の自治ではない、住民本位のむらづくり(まちづくり)が行われている阿智村は、景観を大切にした温泉町というだけではない、自立した村として知られます。
これまでは、住民が、行政に要求するだけで、実行段階では、行政の手にゆだねられtしまう事が多かった。しかも、モノを作るだけではなく、つくられた後の運営についても、行政任せ。
行政にも、モノうぃつくる費用は会あっても運営費用まで出せないということで、住民要求がじつげんできないこともある。こうしたことを乗り越えて、つくる時から運営まで責任を負っていく。あるいは関り続けて行く。(本書、64頁より)

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【小布施町図書館】

5月15日(火)晴れ

ここが、あの小布施の図書館

長野県北部の、人口11000人のまち。
町役場を中心に2キロの範囲にほとんどの人が住んでいるとまちのHPにあった。

これまでにも何度か、話題に上がっている「小布施町図書館」。
昨年は 
Library of the Year 2011 大賞受賞 に輝いている。

「小布施町」
は、まちづくりでも有名
そのまちの図書館も、住民参加で創り上げた事で知られる。
いつか、行ってみたい図書館だった。

どんなに有名な図書館でも、図書館へ足を踏み入れる時は、緊張する。
飛び込みだから、当然予約なし。
黙って館内を見るだけにしようかと思う事もしばしば、
しかし、いったん入館した後、話を聞きたくなる。

役場の駐車場から
少し、入った場所にある。
クジラの背中のようなゆったりした屋根の建物の中に入る時、クジラの中に入っていくような錯覚。
建物からして、普通を大きく超えたデザインに心が躍る。


小学校のグランドのすぐそばにある「小布施町図書館」は「まちとしょテラソ」と呼ばれる
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最初の1枚は、入り口から眺めた窓側の風景
館内の全体は、「まちとしょテラソ」の公式HPでみることができる。

館内全体が光であふれる。モノの色、形、置き方などがデザインされていて、美しい。

人々が潜在的に求める「簡潔で洗練された美しさ」を感じた一歩。

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            1人用机の白い灯り枠          詳細な分類                 
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この白い枠は何だろう?
電燈が枠の中に埋め込まれていた。

壁の周りの書棚の下は、15センチくらい空間があり、床暖房した暖気がここから館内に広がる。
冬場は零下10度を超える事もあるそうだが、館内はほんわりした暖気でとても快適だそうだ。


書架の脇に貼られた一文字のデザインと、それにまつわる小布施の人の言葉
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DVD鑑賞用のスペース
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     授乳用スペース         飲み物用スペースと手洗                    
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 授乳コーナは敢えて独立した部屋を設けないで、必要時にはカーテンを閉めて使うことで、スペースを有効に使えるようにしたとの事。空いている時は、幼児たちの手洗いや休憩に使える。
このテーブルでは飲み物ならOK


郷土の作品紹介&販売コーナー
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小布施町の絵葉書、小布施の人が発行した本や創作したカップなどが購入できる。
どんどん他の図書館でもこうしたことが行われるといいのに。
特に郷土の作品は、こうした形で紹介し、欲しい人には購入できる環境を身近に用意することは、本を貸すと同じくらいに大きな価値がある気がする。
この関係については、思うことが山のようにあってたくさん 書きたいのだが、他の写真とのバランスもあるので控えることにするが、図書館法では金品授受は禁止されているので、図書館ではコピー代金くらいしか、お金を使う事は無いが、図書館でも関連グッズ(ノート類、ペン、ファイル、封筒、切手など)も購入できたらと思う。


住民と共に作り上げた図書館
まだまだ、紹介したいところはたくさんありましたが、住民参加で創り上げた事にあるように、素晴らしい図書館というのは、作る段階から住民が参加し、何度も行政と話し合いながら時間をかけて住民との合意のもとに完成してきたところなのですね。

設計も大きな要素ですが、写真にあるような使う人の身になってデザインされた内部は、快適で居心地良く、住民に愛され、親しまれていることが伝わってきました。

直ぐ近くの小学生は、下校時に、ここに立ち寄り、仕事帰りの母親と待ち合わせたり、役場に用がある親を待つ間、ここで過ごしたりしています。
中学生や高校生は夜間8時まで開館しているため、学習する事が多く、この日も試験前とあって、たくさんの高校生たちがいました。広いロビーとは別の場所にも学習室があります。小さい町なので、子どもたちが学習していても、大人がそれを嫌がる風でもなく、広い館内にはソファーや座る場所があちこちに用意されており、来たい人がくるのを拒まないと言った大らかな空気がありました。

図書館が素晴らしいという時、建物の立派さや貸出量の多さで、ある程度は評価できるとはいうものの、人口1万人規模の小布施町が、目指す図書館は、数値で図られるものではなく、まちとしょテラソにあるように、「誰もが立ち寄れる場づくり」にあるということでしょう。

これは、まちづくりに対する町の姿勢の表れでもあり、一朝一夕にできるものではありません。
住んでいる人々が愛着を持って、そのまちが大好きだと思えるまちであれば、このような場づくりが出来るということを教えてくれていると思います。

館長さんは公募で選ばれた東京出身の方ですが、今回はアポなしだったのでお会いできませんでした。この町は、以前から、外からの人を拒まず歓迎し、受け入れるところなので観光で訪れた人たちの中には、移転して来る人も多く、ガラス工芸や陶芸、絵画などの創作活動を行う人たちが増えているとのことです。


皆様のおかげを持ちまして大賞を受賞(HPより)

「交流と創造を楽しむ文化の拠点」として、各種イベントの実施や地元の方100人のインタビューの電子書籍化を行うなど、小布施文化や地域活性化の拠点としての活動を進めている点が今後の地域の公共図書館の在り方の参考となる点でした。(IRI公式サイトより).
これは、町民のみなさんと共に図書館運営をし、誰でもが立ち寄れる場づくりを行なっていることへの評価だと思いました。
まさに小布施人の町民力、そして交流をしていただいている多くの利用者のみなさんの力だと思います。今後もみなさまのそばに寄り添い、お役にたてる図書館として運営してまいります。

お世話になったスタッフの〇さん、長時間おつきあいいただきまして本当にありがとうございました。
次回は、まちを回ってみたいです。








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【棚田を見下ろす場所の長楽寺】

5月16日(水)晴れ

おもかげや 姥ひとりなく 月の友・・・芭蕉(1698)

正式名は、「姨捨山放光院長楽寺」。
濃三十三番観音14番札所である長楽寺、棚田を見下ろす傾斜地に建つ。。
芭蕉は、ここを訪れて上の句を詠んだ。
それを記念した
碑が、1769年に芭蕉の弟子の加舎白雄により長楽寺境内に建立された。
観月の里、名月の里として知られるこの地には、古来より俳人が訪れ、句を読んでいる。
その数、明治、大正期に活躍した俳人たちの句碑も加わり、数十はあろうか。

中央の手すり付会談は、「「落石に危険があるため登らないでください」と立ち入り禁止になっている。
巨大な岩石は、砂や岩の細かいものがまじりあった砂岩・礫岩の種類で、海底から隆起したものではないかと思われる。その岩石に陰に隠れるように建つ観堂。
澄み渡った静かな夜の世界に煌々と輝く月。
たった17文字で心の風景までも詠める芭蕉さんは、やはり俳諧の巨匠。

観音堂                                本堂
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境内に立ち並ぶ歌碑や句碑
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樹齢1000年の桂の木

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芭蕉の面影塚 (元禄元年 1688年 当地を訪れて詠む)   文字は、長年の風化で、ほとんど読めない程に禿げおちている。                         
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姨捨山からの素晴らしい眺めと共に、歴史を振り返り、地域限定の農法が現代に引き継がれている「棚田」の様子を見る事が出来る。長野県千曲市の代表的な観光コースと言える。







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【姨捨山伝説の里】

5月16日(水)曇り/晴れ

姨捨山と棚田と長楽寺

あの「棄老伝説の里・姨捨山」は、この辺りらしい。
現在の開けたこの辺りの様子とは比較にならない、小説「楢山節考」・映画「姨捨山」の世界。
冬は雪に閉ざされ、食べ物にも事欠く村人たちにとっては、老親は山で最後を迎える事が習わしであった。

「姨捨駅」の正面

山道を車で上ってきた所に踏切があった。
ほんとにこんな高い所を列車が通っているの?と不思議、この駅に止まる。
東日本旅客鉄道(JR東日本)篠ノ井線の駅である。
電車がくるのを待ちに待った。
やってくるのは、カメラを抱えた人ばかり・・・
鉄道ファンにとっても、カメラ好きの人にもたまらない世界だと思う。

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「懐かしの切符売場を再現しました」と書かれた案内が窓口に置いてあった
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駅の反対側ホームから見た「姨捨駅」
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スイッチバック方式の停車場
長野行の列車が到着・・・したかと思ったら、そのままバックで引き返して行った・・・?

明治33年(1900)11月開業の姨捨駅は、風景の美しさでも知られ、根室本線狩勝(かりかち)峠、肥薩線矢岳(やたけ)峠と並び、日本三大車窓に数えられ、国指定の「名勝」にも指定。(トレたびより引用)

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この駅では いったん停止した後、同じ線路を引き返して、次に、別の線路に切り替えて進む。
切り替わった線路を長野に向けて発車。
長野行「ワイドビューしなの」もこの下の線路を走る。
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眼下に広がる景色・・・田植え前の棚田、千曲川が見える

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さらに拡大、棚田の様子・・・稲が青々とする頃はもっときれいな彩になるだろう
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 棚田を見に行く・・・水を張った田を起こしているおじさん
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名月の里 田毎の月
水を張った様々な形の田に映る月が、「田毎の月」と呼ばれ、その美しさを讃えた俳人、芭蕉や宗祇や一茶の句碑が長楽寺にある

棚田の歴史は、古く1570年代とされるが、本格的には江戸時代から開墾されたとある。
現在2000枚の棚田がある。


・棚田見学を終えて、駐車場のそばの「長楽寺」をゆっくり見学する。
次の新しい記事にしました。




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【魚津市立図書館】

5月17日(木)晴れ

魚津と言えば、屈指の漁港、蜃気楼と埋没林とホタルイカ

おもしろいまちでした!
こんなに発見があるなんて!
では、この魚津の図書館ってどんな図書館なんだろう?

「埋没林博物館」を朝、見学して、あまりに印象が強かったので、図書館を見たいと思い、期待に胸躍らせて訪問しました。素晴らしい図書館でした。これは正面の写真です。


正面からみたところ・・明るくて広いです
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広い館内・・・車いすに対応して書架の間も広くなっている
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広々として移動にも余裕がある
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子ども用のスペースも十分・・・子供の発育状態を考えて子ども用のテーブルの高さが微妙に違う
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郷土資料コーナー
ここが「郷土資料コーナー」。
郷土資料は、「宗教・歴史・県史・市史・人物・地図・ガイドブック・行政」、
「民俗・童話・民話・自然・美術・芸術・山・登山・方言・詩歌・文学・小説」、
「雑誌・遂刊物・JET」、
「朝日新聞1998年〜」と整理されていました。

埋没林に関する資料は、私の探し方がまずかったためか、すぐに見つける事ができませんでした。
「北陸の古代史」という本を手にしたら、そのまま読みたくなってしまう内容でしたが、埋没林に関する事は、考古学の分野として、ここではなく、「歴史コーナー」か、博物館にあったかも知ません。
郷土資料コーナーのスペースがとても広いので、ここに写真入りで「埋没林」に関する情報提供があるといいなあと外部の人間は思ったのでした。

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奥には和室がありました
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学生には「学習コーナー」や「学習室」が用意されていました
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ボランティアルーム・ランチルームもあります
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研修室                                2階からの眺め
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ついつい、1時間も滞在してしまいました。
「魚津」は、富山県に面する港町で、海底から湧き出る水に恵まれて、魚の種類と量に恵まれた魚の産地です。
そのイメージがとても強かったので、図書館とのつながりがピンときませんでしたが、訪問して、海の幸に恵まれた豊かなまち、そのものを思わせる、ゆったりした開放感あふれる図書館でした。

平成17年に図書館を改築したとのことですが、現在は、貸出量は倍増して年間、34万7千冊。
周りの町からも利用者が訪れ、大いに活用されて、子どもからお年寄りまでを受け入れておられます。
本屋さんに行って、面白い本に出会ったように、ここでも何冊かの本に巡り合う事が出来ました。

このように本と人を結びつける何かがあるみたいです。
本が書架の中で黙って立っているだけではなく、本の方から近づいてくれるような力が働くのでしょうか。
そんな巡り合いをもたらしてくれる図書館だからこそ、旅先でも訪れたくなるのでしょうね。
スタッフの皆様、お世話になりました。
ありがとうございました。




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