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原発関連

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【<緊急拡散希望! 田中優より■「偽装停電の夏」をくいとめよう>】

5月6日(日) 雨

田中優さんのメルマガより・・・

■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□
<緊急拡散希望!>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇■ 田中優より ■◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■「偽装停電の夏」をくいとめよう

5月5日の今日、北海道電力の泊原発が停止し、42年ぶりに原発の稼働していない日を迎えた。


うれしい日に申し訳ないのだが、この先の不安を伝えたい。


ぼくとしては珍しく、拡散してほしい話だ。


何かというと「偽装停電」の不安だ。市民が「原発なしでも電気は足りる」と言っている最中、

停電させるのは「やっぱり原発が必要なんだ」というPRに使える。
電力会社と政府は、去年も「計画停電」を偽装した。

その前に「需給調整契約*」を使って大口契約者の電気を止めれば足りたのに、それをしなかった。

しかもピークの出ない土日や平日の夜間、街路灯まで消した。

これは偽装だろう。そこまでする人たちが、この「原発は不可欠」と訴えたいこのタイミングを

逃すだろうか?

もともと家庭の電気消費は少ない。2010年で年間わずか22%にすぎない。

しかも足りなくなるのはピーク消費のある、ごく一時的だけだ。
ピーク時の「夏場・平日・日中」は、家庭の三分の二は不在で、ピークの電気消費に対する
家庭消費の割合は1割にすぎないのだ。
だからそもそも家庭の問題ではない。節電すべきなのは事業者なのだ。

しかし大阪市の橋下市長はすでに、

「産業には影響を与えず、家庭に冷房の温度設定など負担をお願いすることになる。安全は
そこそこでも快適な生活を望むのか、不便な生活を受け入れるか、二つに一つだ」と話し、
大飯原発3、4号機を再稼働の問題を、人々のライフスタイルの問題にすり替えている。
それは橋下が2月に経産省や民主党幹部と隠密裏に意見交換した後のことだ。
とっくに橋下は心変わりをしている。

偽装停電させれば、人々の「原発必要神話」は復活する。なんとステキなプランだろうか。

電気消費の半分を占める上位200社は守られて、中小零細では停電して、コンピュータの重要な
データを失う。しかし原発で豊かになるのは200社の側なのだから、これは魅力的な作戦ではないか。

ぼく自身、その問題があるので、無制限に「原発なしでも電気は足りる」とは言って来なかった。

「こうすれば足りる」と、具体的な節電策やら料金設定やらを提案してきたのはそれが理由だ。
日本の電力業界は信用に値しない。日本でなら偽装は可能だと思う。他の先進国よりはるかに情報が
公開されておらず、昨年の「計画停電偽装」の実績もあるのだ。日本で隠しおおせる可能性は高い。

ピーク時に電気が足りてしまう危険性は大きく四つある。


1.揚水発電の緊急電力

2.他の電力会社からの融通
3.電力需給調整契約
4.自家発電などの余剰電力 だ。

ぼくが電力会社だったらこうする。


まず、揚水発電所が使えないようにするために発電所の稼働数を減らす。揚水発電は単なる

バッテリーだから、前日までの電気があれば貯めておけば足りてしまう。ここに水を貯めて
おく余裕はなかった、夜間の深夜電気に余裕がなかったと言っておけばいい。すでに関電は
使うことのできる緊急用の老朽化した火力発電所は一基だけだと発表済みだから、この点は
カバーできている。

次に、他の電力の融通を受けない仕組みにすることが大事だ。関西電力は、実は中電・

北陸電力・中国電力と送電線がつながっていて、余剰電力を受け取りやすい位置にある。
実際には、この融通電力は非常に高くつくことが問題だ。「受け取るより原発を動かしたい」
のが再稼働を求める本音だ。だから他の電力会社もひっ迫していることにする。
それはすでに各社発表済だ。

三つ目に大口の大手会社に協力してもらい、停電しない根拠とされてしまう「電力需給

調整契約」を結んでおく。東京電力はこれで計画停電を避けられたはずのに、それをせずに
計画停電を実行した。ばれないならそのままでもいいかもしれない。でも万が一のことを
考えて契約数を増やして、「大口の大会社も努力してくれているんです」と主張できる
ようにしておく。

四つ目に大企業が持っている自家発電を頼れないものにする。これは電力会社以外の

電気を買い取る実績になるからもともとしたくない。東京電力もしなかった。とすれば
「系統が不安定になる(電圧が不安定になる)」とでも言っておけばいいかもしれない。
もしくは邪魔になる自家発電を停止させるのがいいかもしれない。「自家発電電気のひっ迫」
や「緊急時の発電機は不安定」と言っておけばいいかもしれない。

そして偽装停電させる。中小零細企業は特にバックアップ電源を持っていないから、

当然騒ぐだろう。「どうしてくれるんだ、市民がバカみたいに原発なしでも電気は足りると
騒いだ結果、我々の業務には大きな被害が出た(実際に大きな被害が発生するだろう)。
やっぱり原発なしでは雇用も守れない、原発再稼働は生命線だ」と怒りだす。
しめしめ、これで原発は当分不滅のものになる。

これが偽装停電のシナリオだ。橋下市長は上に見たようにすでに主張を変え、現実

には関係のない「市民のライフスタイル論」に責任をなすりつけている。すでに大阪市を
手伝っている市民活動家は梯子を外されている。彼らの面子に配慮したりはしないだろう。

このことを多くの人たちに知らせてほしいのだ。もちろんテレビも新聞もあてにはできない。

後になってから「検証」なんて言うだけだ。
しかし今の私たち市民には、インターネットとSNSがある。彼らが偽装停電ができなくなる
くらいに多くの人に知らせよう。ここは市民の伝達力と、原子力マフィアの伝達力の勝負になる。
もちろん彼らの方が物量ともに圧倒的だ。しかし市民の小さな伝達が何度も繰り返し行われることで、
彼らの偽装停電を止められることになるかもしれない。

可能ならチュニジアのジャスミン革命のような伝達力を持って、彼らのもくろみを失敗させよう!


* 「需給調整契約」とは、大口企業の電気代を割安にする代わりに、電力需給がひっ迫した際に、

電気利用の削減義務を負う契約。具体的には数時間前に連絡を受けて、工場を止めたり、冷房を
切ったりする義務を負う代わり、電気料金を安くしてもらう契約。



以下は私の記事です。

これが需給調整契約だ 衆議院議員 河野太郎公式サイト

田中優さんが、記事で「需給調整契約」がありながら、それをしなかった政府と電力会社のやり方を批判していますが、河野太郎議員も、ご自分のHPで、そのことを指摘しています。
一般家庭の使用電力は、全体の2割程度にすぎないのに、そこに我慢を強いてくることを、「偽装停電」と田中さんは揶揄しています。
「やはり、原発は必要だ」と国民に思わせるようなシナリオなのだと思わずにいられません。
ちなみに、「大飯原発の再稼働は困る」と強い姿勢で政府に注文をつけていたあの人も、こんなことを言うようになりました。

節電に住民支持ない場合は再稼働容認…橋下市長

節電に理解を求められなければ、千円から二千円の増税を覚悟してもらう事になる・・・・・って。
え〜〜、それでは増税はいやだと思う人が、再稼働やむなしに行ってしまうでしょう。
増税と原発再稼働は別の次元で論じてもらわないと。

平成22年度 エネルギーに関する年次報告

「エネルギー白書2011」、資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の、【第200-1-3】我が国のエネルギーバランス・フロー概要から、家庭のエネルギ―消費をグラフ化してみました。家庭の電力使用量は全体の20%です。

2009年度、単位1015J

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伊 藤千尋 講演会のお知らせ

4月22日(日)雨
名古屋の西さんからのお知らせです。
この雨で桜は、すっかり花が落ちたわけですが、我が家のモクレンもかろうじて花をささえているものの、
間もなく、花も終わろうとしています。
原発の再稼働が当たり前のように言われ始めています。
まだまだ終わりも見えなければ、現在の真相もわからないで、国民は置いてきぼりをくうのではないかと落ち着かない春の午後・・・・・・
やはり、少しでも真実に近づき、考えることしかない、それがやがては大きな力になるだろうから。

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*******************************************************

☆☆ 伊 藤 千 尋 講演会 ☆☆

    世界が脱原発に向かう中で日本は?

・ 地球を活かす自然エネルギーを市民が創る
・ 原発「安全神話」に手を貸したマスメディアを市民の動きが変える
********************************************************
日 時: 4月29日(日)午後1時30分〜4時15分
会 場: 名古屋市女性会館 3F 大研修室 
(地下鉄 名城線 東別院駅 1番出口東へ3分)
講 師: 伊藤千尋さん
ジャーナリスト(朝日新聞記者)
主 催:  伊藤千尋講演実行委員会
参加費: 1000円

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【転載記事 お早めに【動画】NHK/追跡!真相ファイル「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」 】

12月30日(木)晴れ
いつも拝見している方のブログからの転載です。
とても貴重な番組でした。(見逃していました)
低線量被ばくの脅威
低線量被曝のリスクを引き揚げなかった原因・・・・
1980年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実。当時ICRPには、原子力産業やそれを監督する各国の政府機関から、強い反発があったため。

お早めに【動画】NHK 追跡!真相ファイル「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」

転載元 このろくでもない、すばらしき世界 福島原発事故関連では相当量の情報をストックしました
NHK 追跡!真相ファイル「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
http://www.dailymotion.com/video/xnbjt7_yy-yyyyyy-yyyyyy-yyyyyyy_news


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【本・原発と広島・・・原子力平和利用の真相】

12月13日(火) 晴れ

原子力平和利用政策とはなんだったのか

         イメージ 1
著者:田中利幸
発行:岩波書店
発行年:2011/10./7
価格:500円

序 章 ヒロシマからフクシマへ
第1章 アイゼンハワーの核政策
第2章 「原子力平和利用」とヒロシマ
終 章 歴史からの問いかけに向き合うとき

これまで断片的に理解しているつもりだった「原子力平和利用」、早い話が「原子力発電導入」はなぜ、どのようにして行われたのか、この本を読んでまたまた衝撃を受けてしまった。



核の平和利用と言う幻影(この言葉は本文の作者の言葉)
<ここからは私の感想>
アメリカの日本に対する巧みな戦略に、日本はまんまと乗せられてしまったということだ。
原子力利用に、異議を唱えられないまま、ほとんどの国民が「原子力でも平和利用なら受け入れる、むしろそうあるべきだ」とマインドコントロールされてしまった歴史があった。

日本国内に、アメリカの戦略に添うべく協力を惜しまず、率先して導入の旗振りをやった、読売のオーナー、正力松太郎氏や中曽根康弘氏らの功績には多大なものがある。(アメリカ側にすれば)
何よりも、原爆を投下されて一瞬にして命を奪われた広島・長崎の人たち、地獄の苦しみに投げ出された人々への謝罪もなく、ただちに平和利用と言う形で広島の人々を納得させようとした。、日本人は二度とあのようなことが繰り返されない事を願って、自分たちの犠牲が活かされるならばと、平和利用を支持したのだった。 その戦略の裏には、当時のソ連への対抗意識もあったが、それにしても、被曝者の人々に抗議の声を挙げさせるより、(抗議運動はあったが)「平和利用」というきれいごとで悲劇を正当化しようとしたアメリカの意図に日本も乗せられていったことが、悔しい限りである。自分の中にも割り切れないものがあったが、原子力に当らず障らずして反対運動の人々を支援する訳でもなく、結局、結果的には原子力を容認してきたことになるのだと苦い思いがしきりである。若い世代や子々孫々にどういう申し開きができるというのか。
本書から一部引用・・・・
「被曝者たちは「核の二重の被害者」とも言える存在である」。<中略>
湯川秀樹らの科学者も、「平和利用」には、最初から積極的であったと言う、しかし、「安全性」に十分配慮せず、軍事利用と密接に結び付いたアメリカに従属する形で原発導入を性急に図ろうと計画を押しすすめていた正力や中曽根のやり方に強い不満を持っていた。

しかし、有名な湯川博士や高名な科学者たちが「平和利用」には基本的に賛成であったと言う事実は、「平和利用」の効用が新聞などで大々的に宣伝され、それを信じていた多くの国民にとっては、それを裏書きするものとして強い印象を与えたことは間違いない。
平和的で調和的な社会を構築するために(本文の中の言葉)
本書は最後に、「反核・反原発を統合的に推進するために」として、これまでの「反原発運動」の市民運動について述べている。
日本の反原発運動が、スリーマイル島事故やチェルノブイリ事故が起きた時のみ、反核運動には関わっていないが、身の危険を感じた一般の主婦、母親、環境保護運動家たちが立ち上がると言う現象を見せてきた。

反核運動組織や被曝者から支援をほとんど受けないそのような市民運動は、電力会社・原子力産業と政府が出す「安全神話」の反撃によって弱体化され、大きなうねりを全国的規模で持続させることができなかったのである。
現在、福島第一原発事故による大参事と言う経験を強いられている我々市民、とりわけこれまで反核運動に取り組んできた組織に身を置いてきた者たちは、この様な歴史的背景を持つ自己の弱点を徹底的・批判的に検討する必要がある。そのような真摯な反省の上に立って、今後、反核兵器運動と反原発運動の統合・強化をいかに推進し、人間相互の関係、人間と自然との関係が平和的で調和的な社会をいかに構築すべきかについて、広く議論をすすめていくことが今こそ 求められている。
■田中利幸先生についてはここをご覧ください。
国内外で活躍されておいでの先生。

Peace Philosophy Center (カナダ・バンクーバー)

ここに、先生の関連論文(日本語)の他に、貴重な情報がたくさんあります。



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【石橋克彦 講演会・若狭原発震災前夜の私たち】

12月11日(日)晴れ

〜停まっている浜岡原発より怖い〜(チラシより引用)

時  :12月11日(日) 13:30〜16:15
場所: 名古屋市 女性会館ホール(東別院駅 徒歩3分)
参加費:1000円
主催:「石橋克彦講演会」 実行委員会


今日は、地震学者の石橋さんの講演会なので、他の予定を全部キャンセルして名古屋にでかけた。日曜日でもあり、JR名古屋駅はいつも以上の混雑、高島屋もお歳暮シーズン、クリスマス前の華やかさに沸いている。これから「原発震災」の講演会に行く自分が、こういう賑わいの世界から浮いている事を今日は、とても強く感じた。
美味しそうなチョコレート、クッキーなどを横目に見ながら会場に急いだ。
案の定、ほぼ満席。
イメージ 1
途中、10分の休憩をはさんで、ほぼ3時間。

「アムール・プレート東縁変動帯」
 (日本海の海底と西南日本がアムールプレートと仮称するプレートに属していて、、関東地方や東北日本を含むブロックに対して東に動いていると考えることができるので、その東の縁にあたるから、そう呼ぶ)    
1960年代の原発増殖期は 地震の静穏期―--1995年(神戸地震)以降は、地震の活動期、3・11の超巨大地震以降は、いっそう活発化している・・・
1995年以来、M6.7以上の30キロメートルより浅い所での地震が7か所で発生。
太平洋プレートは1年に8センチ 西へ移動している。
フィリピンプレートは1年に4センチ北北西に移動。
アムールプレート(ユーラシアプレートと言う人もいる)は東に移動している。
お互いにプレートが押し合い、スクラムを組んでいるが、どこかで臨界状態の所がずれて破壊されると将棋倒しのように、地震が連続して起きる。
その圧迫が駿河や南海トラフのようなところに集中して最後に、東南海地震というようなことになるのかも・・・・・というお話から始まる。

若狭湾の14基の原発と大地震 

現在、地震活動が活発化している時期に、連続する活断層の多いこの地域で地震が発生すれば、14基の原発に甚大な被害が発生する。
「原発震災」となって、破局的な災害となる。
特に「もんじゅ」の危険性は致命的とも言える。

敦賀半島―名古屋 ―100キロ
敦賀半島―岐 阜 ― 80キロ
北西の風下にあたるので、木曽川水系、琵琶湖、濃尾平野と生活圏一帯が放射能汚染によって壊滅的な被害を受けるだろう。
浜岡の比ではない。

今から14年前に原発震災を予測、しかし 取り上げられなかった

岩波書店 『科学』 1997年 10月号
「破滅を避けるために」と題しての論文。
ちょっと長いので、各所、省略しながら引用します。

驚く事に、「産省が原発の建設から運転まで十分な地震対策が施されているとしているが、本当に耐震安全性は万全なのか?」と石橋さんが14年も前に、疑問を投げかけている。

地震の想定が根本的に間違っているため、それに基づく地震動の評価と耐震設計がきわめて不十分である。日本海側の原発はどこでも直下でM7級の大地震が起こっても不思議ではない。原発にとって、大地震が恐ろしいのは強烈な地震動による個別的な損傷もさることながら、平常時の事故と違って、無数の故障の可能性のいくつもが同時多発する事だろう。

ある事故とそのバックアップ機能の事故の同時発生外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しないような事態が起こりかねない。
従って想定外の対処を迫られるが、運転員も大地震で身体的、精神的影響を受けているだろうから、対処しきれなくて一挙に大事故に発展する恐れが強い。この事は最悪の地震でなくても当てはまる事である。

原子炉が自動停止すると言うが、制御棒を下から押し込むBWRでは大地震時に挿入できないかもしれず、もし蒸気圧が上がって冷却水の気泡がつぶれたりすれば、核暴走が起きる。そこは切り抜けても、冷却水が失われる多くの可能性があり、炉心溶融が生ずる恐れは強い。そうなると、さらに水蒸気爆発や水素爆発がおこって核納容器や原子炉建屋が破壊される。20年前後を経過して老朽化している1,2号機が一番心配だが、4基すべてが同時に事故を起こすこともありうるし、どれか1基の大爆発がほかの原子炉の大事故を誘発する事も考えられる。・・・・・・・

原発震災を回避する為には根本的には、原子力からの脱却に向けて努力すべきである。 地震大国日本が原発を多数運転しているのは世界に対しても大迷惑である。
今や原発は、使用済み核燃料や将来の廃炉の問題が深刻で、経済的ではないし、地球環境問題に対する救世主ではありえない。原発がなければ電気が足りないようにいわれるが、電力事業の規制緩和を進め、ごみ焼却場や自然エネルギーをもっと有効に活用すれば、適正な電力を供給できる。電力需要の増加を当然の事として、それを原発で賄おうと言うやり方は 持続可能な人間活動が切実に求められる今、もはや通用しない。

ヨーロッパでは脱原発の流れが定着している。これに対して、そもそも民意が政策決定に反映されにくい日本では、政府が原発推進を堅持し、原子力産業の圧力が強大で、立地地域の経済が原発にどっぷり依存させられているために、脱原発に向けて歩み始めるのは容易ではないかもしれない。原発を巡る社会的閉塞状況は、破局的敗戦に突き進むほかなかった昭和10年代と酷似しているように思える。

大地震によって通常震災と原発震災が複合する”原発震災”が発生し、しかも地震動を感じなかった遠方にまで深刻な被害を及ぼす。膨大な人々が二度と自宅に戻れず、国土の片隅でガンと遺伝的障害におびえながら細々と暮らすと言う未来図も決して大げさではない。東海地震は来世紀ま半ばまで先送りされるかもしれず、老朽化した5号機が原発震災の元凶になるケースも考えられる。

正常な安全感覚があるならば、来世紀半ばまでには確実に発生する巨大地震の震源地の中心に位置する浜岡原発は廃炉を目指すべきであり、まして増設を許すべきではない。
(資料より)

朝日ジャーナル 2011年 原発に頼れない地震列島 石橋克彦 より

斑目春樹氏は、1997年当時の石橋論文に対して、「原発は二重三重の安全対策がなされており、安全かつ、問題なく停止させることができる。石橋氏は原子力学会では聞いたことがない人である」と述べた。(資料より)

小佐古敏荘アドバイザー(東大大学院教授)も石橋論文の懸念をすべて否定、「国内の原発は防護対策がなされているので多量な放射能の外部の放出は全く起こりえない、石橋論文は保健物理学会、放射線影響学会、原子力学会で取り上げられた事はない」と答えている。

原発の耐震に限っても、長い事、政府と業界の多くの審議会や委員会に多数の地質・地盤・土木・機械などの研究者が参加し、時には学会を挙げて、危険な原発を増やす事に奉仕してきた。彼らの「学識」は、市民の直観的な心配を封じ込めるために使われたのである。彼等は、各地の原発を守る為に重要な活断層の否定や無視を繰り返してきた。
また、日本列島の地震・地質環境を社会の判断材料として丁寧に説明すべき学会が、原発の事となると口をつぐんできた。これらは日本の「知の退廃」と言えるだろう。(資料より)

学会も政府もマスコミも世を挙げて、石橋さんの主張を無視して原発推進にまっしぐらに向かった結果が、今の惨状を招いた。
国民の多くも、安全神話の前に黙ってしまった。
各地で激しい原発誘致に対する反対運動が起きていても、支援の側に回る事が無かったのは自分にも恥じ入るものがある。

高校生の頃、現代社会の教科書を見て、広島・長崎の原爆投下についての記述はあっても、この非道な殺戮行為に対するアメリカの謝罪も日本からの抗議の声も全く紹介されていないことに、私自身、長く疑問を抱いてきた。
なぜ 怒らないのか・・・・・・と。

学問の使命は真理の探究であるが、それは人々の幸わせに貢献する事が大前提である。
人々を不幸に落とし入れるために学者は研究を続けるのではないはず。
学会で孤立しても、長い間、自分の信念を貫いて、研究を続けている人たちが、真実を明らかにしてくれるおかげで、私たちは目覚めることができる。
誠実なお人柄を感じた。
書ききれない盛りだくさんの内容なので、石橋さんの著書がでているのでご参照ください。

会場からの質問に丁寧に答えておられる石橋さん
イメージ 3

イメージ 2
閉会

恐ろしい・・・・・
若狭湾に大地震が起きたら、回復不能に近い破滅が、広い範囲に訪れる。
この世の終わりかもしれないと思う。
せめて運転を止めて燃料棒を取り出し(プールで冷やす)、中を空にすることで爆発は防げて被害が少しでも減るなら、そうするしかないのではないか。それも危ないが。
放射能汚染被害に対する危機感が、政府や関係者にはないのだろうか。

石橋さんの著書
『大地動乱の時代―地震学者は警告する―』 岩波新書  1994年8月発行/2011年5月第16刷

『阪神・淡路大震災の教訓』 岩波ブックレット

書名な論文
『原発震災―破滅を避けるために』 1997年10月 【科学】岩波書店

最新の著書
『石橋克彦編 原発を終わらせる』 2011年7月 岩波新書



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