年賀状

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三ヶ日も過ぎて‥‥ 

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と云う事態だけは辛うじてまぬがれての、ギリギリ三ヶ日内における年賀状アップな今回であります。

辰年と云う事もあって、龍である。

硬直思考から抜け切れない帽子屋さんは,必然的にベタをやる。でも、大事な事だ。
才能が無い者は、基本に忠実である事以外に道など無いと知るべきであり、ベタ路線こそが活路を生む。

一見、回り道こそが、唯一無二の近道小径な獣道なのだ。存在しない自らのセンスに無意味な期待を賭けたり無為な逃げ道探し等している暇など微塵も無いのだから。時間は有限だ。おそらく宇宙にすら寿命がある。少年老い易く学成り難し‥は、残酷なまでに真実なのだった。ガンバロ〜!オ〜ッ!

プロとして職人的業務に道を求める者は、すべからく基礎技術の習得に全精力を傾けよ。
そして、その事をこそ愉しめ。それが愉しめない者には、ハナから欠片の才能も無いと知るべきだ。
さっさと退場すればよろしい。
いわんや、“芸術”などと意味不明に内容空疎な都合の良い概念言語の檻に逃避などするな。
そこには金輪際、道など無いぞ。あるのは、ただ自らを緩やかに駄目にするだけの甘やかな嘘に耽溺させる為の誘惑と罠の言葉のみだ。自らが怠け者である事実を直視せざる者の人生の時間は、あっという間に飛び去り、無惨に老いさらばえるものと肝に銘ずべきである。
いや、前言は一部訂正される。〈存在しない自らのセンス〉とは、比喩である。
即ち、センスなんて本当は誰にだって在るものだ。そいつを磨くとか磨かないなんてのは要するに乱暴な言い方をすれば、どうでもいいレヴェルの些末な事柄に過ぎない。在る奴には初めから在るのだし、無いとされる奴にすら実は初めから在る。ただ、悪いがそれらは実際どうでもいい程に些末な事だ‥本当にどうでもいいのだぞ、そんな事。センス対スキルの戦いでは十中八九はスキルが勝つ。当然だ。阿呆な勘違いの最たるものは、そもそもセンスだけを武器にスキルの城塞の様なプロ達のしのぎを削る戦場で通用し得ると考える都合の良い思い込みである。そんな物凄いセンスがあるなら既にトップ・クリエーターのポジションに居る筈なのだよ。それに、スキルを持つ者がセンスを持たないかの様な錯覚があるのではないかと思える論法のおかしさも気になる。結論から云うとスキルの有無に拘らずセンスなんて誰にだってあるのだ。差がつくのは、要するにセンスではなくスキルのレヴェルである場合が殆どだ。夢を見るなら正しく夢を見よう。例外的にすらあり得ない様な妄想的ケースに自らを当て嵌め奇跡の様な大逆転幻想に縋るのは止したがいい。大事な事は、最低限の技術習得と、そこで述べられている最低限の技術なるもののレヴェルの高さへの正しい理解の有り様の方なのだ‥他は全部、無価値なゴミと知るべし。
え?それでも、センス?あのね、センスが在る人って云われている人達のセンスの内、最も大きな効力を発揮しているのが、実は必要なスキルを学ぶ事を努力とさえ思わずに楽しんでやれちゃっている自然なアプローチが出来る才能の事を以てセンスと云っている事を知っておいた方がいいよ。スキルから逃げ回る言い訳に使われる言葉としてのセンスってのは自らを破滅に追いやる呪文と同じと云う訳だ。そっちは、全くの無効だよ。履き違えるんじゃないぜえ〜っ♪
さあ、唯一無二の担保価値である技術習得に向かって迷わず頑張ろうぜい、友よ!(^^)

嗚呼‥すっかり脱線が過ぎた。
寝不足だとツマラナイ事を書くな‥話を戻す。
今年の賀状の龍の作図話の内訳だ。

つまり、無能な帽子屋は、ベタに今年の干支の龍を描く事になる訳で‥それはそうとて、怠け者の帽子屋が何を思ったか今回は色々と俄(にわか)勉強などもしちゃった次第。
当初には、もそっと‥エ〜加減な竜の絵のエスキース・モドキなど描いておりまして(2番目の画像を参照の事!)‥そのまま、お茶を濁しつつ終わる予定でしたが、うっかり興味本位でウィキペディアなど覗いてしまったから‥さあ大変。てか‥あ〜っ、メンドクサイ!
いやいや‥もとい、これが面白い。


(↓これが元画像)
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オイラ‥帽子屋が無意識で描いた当初のエスキースな筆ペン竜は、どちらかと云えば西洋的なイメージの綯い交ぜになった龍ではないドラゴンのニュアンスがあると了解した次第。
馬の様な鼻など、造作のゴツさが怪獣的だ。神秘な神獣としてのニュアンスの繊細さに欠けると実感す。
古来より多くの絵師等が描いてきた東洋的な龍の顔貌は意外に人の顔をベースにアレンジされたものと解る。要するに額と顎先が弓なりに反りつつ近接しようとしている般若の面の相似形が原型なのだと理解。だから、西洋の竜の鼻は獣のソレであるけれども、東洋の龍を日本人の心性で描く時の要諦とは、まず人の鼻を描く事が肝要と学んだ次第。個人的には大発見でありました。以降のささやかな作図上の指針となるであろう財産を得た次第。その他にも、色々細かくお勉強出来ました。後は、資料の面白さに取り込まれ過ぎない事こそが肝で、資料離れ愉しいお勉強離れのタイミングを読み誤らない事なのだろうなあ‥嗚呼、難しい。

龍の爪の数には色々と種類のある事は、以前より聞き齧り読み齧ってはいたのだけれど‥その他にも、デザイン・ディテールのアレコレと云った細かい指定の、まあ具体的である事よ!?そ〜か〜!?そやったんか〜!と目から鱗の数日でしたなあ‥いや、実際問題そうなのよ。
例えば、その角は鹿‥のこの一節だけで全然違うな〜我が作図は〜となる訳でありました。
で、早速描き直す事に。
ついでに他のパーツについても行掛けの駄賃とばかりにチェックチェック!
ほうほう、胴体は大蛇‥これは、当たり前やな〜♪でも、以下が凄い。
目は、幽霊(或いは鬼)もしくは兎‥ナルホド〜要するに血走った赤い目と言いたい訳やな‥表現が文学的過ぎて一瞬、何の事かと思ったぞ〜!?
御蔭様で、帽子屋の賀状は二年連続で赤目シリーズと化しておりますが‥来年、巳年の折にはアルビノの蛇でも描けば、三年連続の赤目シリーズも夢ではございませんな。以降、全ての干支動物をアルビノ化して描くとオール赤目ちゃんシリ−ズが完成するやもしれませんでございますがな‥ふふふふ。野望でございますか。
で‥次に笑たんが、頭は駱駝の一節。
ほ〜か〜‥これは、ちょっとしたトリビアやな〜とか思うたぞ。で、お次は鱗が鯉となる。ヘ〜、胴体と同じく蛇やないのんか〜?と‥これも、ちょっぴり意外でございました。また、手足の爪は、どうやら鷹の爪と云う訳らしく、鷲やら鳶(とんび)ではアカンのですかいな〜?等と訝りつつも、古よりのお約束の面白さ不可思議さに年末の糞忙しい最中ずっぷりとハマっとった次第です。なんぞと云いつつ‥某フラッシュ・アニメ作品のタイトル・コールを連想したりなんかもした次第。
「た〜か〜の〜つ〜め〜‥吉田く〜ン!」‥なんちゃって。

御蔭さんで、うっかり描き直しを始めたら、今度は作図の収拾がつかなくなり始め‥漸く半端なお絵描きに折り合いをつけて仕上がった事にしたのが元日の夜の八時半。も〜、年明けとるわっ!と自らにツッコミを入れつつスキャナーで取り込み作業に‥
年頭からスケジュール無茶苦茶の中、今年はモノクロにロゴだけ入れて〈大人の‥じゃなかった、今更グダグダ文句を言わない良い子の塗絵〉シリーズにして出しちまえ!と思ったのだが‥御覧の通りに、半ばは弾みの様にホンの少〜しだけ色が入って佳い塩梅の仕上がりでございましょうかね?
で、刷り倒して、一言コメント書き倒して実家への里帰り予定を一日延期しての今現在、これより投函に行って参りま〜す!さあ、着替えと伜の宿題を詰め込んで実家へGO!だ。(^^)
行ってきま〜す♪

後は野となれ!
ふう。



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