Sがこの世界を去ってから、もう4年の月日が経ちました。
4年。
奇しくも今日は金環食の日で、
いつも以上に空を見ていました。
期待を阻むように流れる厚い雲に、半ば諦める方向に心のベクトルを定めながら。
それでも束の間、ほんの一瞬、その太陽の輪はハッキリと私をとらえました。
「あきらめないでよかったね」
「うん、来ようか迷いましたけど」
「そうそう、何事も『迷ったらGO!』だよ、MAD」
「そっすね!」
一緒に空を見上げた人とそんな話をしながら
私はこれからの自分と
彼女の幸せと
この世界
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